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様似海岸エリア

地形・地質Geological Site

C1

塩釜トンネルとローソク岩

塩釜トンネルとローソク岩

 様似の行政区域界はここのさらに西ですが、トンネルがあるこの岩山が昔の様似の関門でした。塩釜トンネルの名は、この近くに東蝦夷地(北海道の南半分)での最初の製塩所があったことに由来します。トンネル脇の磯に立つ岩がローソク岩です。その姿がローソクの炎に似ていることから付けられましたが、地震によって先端が崩落したため、すこし様相が違うかもしれません。アイヌの言い伝えでは、巨神・アイヌラックルが落としたクジラの焼串がローソク岩で、トンネル山側の窪地は彼が驚いて尻餅をついた跡だと言われています。意外と気の小さい神様だったのですね。