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日高山脈襟裳十勝国立公園

日本最大の国立公園(令和6年6月25日指定)

 北海道の中央南部に位置する日高山脈一帯、アポイ岳、豊似湖、えりも岬やその周辺海域等で構成される国立公園です。
本国立公園は、南北140㎞に及ぶ脊梁山脈であり、氷河地形、高山植生及び国内最大の原生領域を擁する日高山脈から、裾野の森林地域を通じて、切り立った海食崖や海成段丘が特徴的な海岸地域までつながります。
総面積は24万5668haで、国立公園としては日本最大の面積を誇ります。
国立公園は、保護の必要性に応じて、「特別保護地区」「第1 ~ 3 種特別地域」「普通地域」の5つの規制区域が設定されています。なかでも、「特別保護地区」と「第1~3 種特別地域」においては、「工作物の新増改築」「広告物の設置」「岩石や高山植物の採取」などを行う場合に、環境省の許可が必要となります。普通地域においても届出が必要な場合がありますので、詳しくは環境省のHPをご覧下さい。

 区域については、「日高山脈襟裳十勝国立公園公園区域及び公園計画図」をご覧ください。

アポイ岳一帯での行為に関して

 アポイ岳周辺には、国立公園をはじめさまざまな規制があり、特に岩石や動植物の採取、登山道以外への立入りには、次の許可が必要となります(行為地が重複する規制区域にある場合には、それぞれの許可が必要です)。

 また、アポイ岳周辺の森林は大半が道有林で、林道や登山道からそれて山に立ち入る場合には入林届が必要です。さらに、保安林に指定されている森林では、行為の内容によって許可等が必要な場合もあります。くわしい手続きについては、各機関にお問い合わせください。

1. 国立公園【特別地域(特別保護地区)内行為許可】

 アポイ岳、ピンネシリ及び幌満岳周辺は、保護規制の度合いで、普通地域<第3 種特別地域<第2 種特別地域<第1 種特別地域<特別保護地区に区分けされています。規制が最も強いのは特別保護地区となります。岩石や植物を採取する場合は、第3 種以上の区域で許可が必要となります。

法 令 自然公園法
権限者 環境省
問合先 北海道地方環境事務所新ひだか自然保護官事務所
TEL 0146-49-2172
URL https://www.env.go.jp/park/apply/basic_01.html
2.ヒダカソウ生育地保護区【管理地区内行為許可、立入制限地区内立入り許可】

 固有種の高山植物・ヒダカソウを保護するために、北海道条例によりアポイ岳地区と幌満岳地区に保護区が指定されています。区域は国立公園特別保護地区と類似しています。

法 令 北海道生物の多様性の保全等に関する条例
権限者 北海道
問合先 1と同様
参考URL http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/yasei/tokutei/kishou/area/hidakasou.htm
3.天然記念物指定地域【現状変更許可】

 アポイ岳の高山植物群落は、国の文化財として特別天然記念物に、幌満岳のゴヨウマツ自生地は天然記念物に指定されています。その区域も国立公園特別保護地区と類似しています。

法 令 文化財保護法
権限者 文化庁
問合先 北海道教育庁日高教育局教育支援課
TEL 0146-22-9492(直通)
URL http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hdk/index.htm
4.道有林の手続きに関すること【入林届、保安林内行為許可など】
問合先 北海道日高振興局森林室管理課
TEL 0146-22-2451(代表)
URL http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/index.htm
5.天然記念物指定地域におけるドローン撮影
法 令 文化財保護法
権限者 北海道
問合先 様似町教育委員会社会教育係
TEL0146-36-2521(代表)