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2026年03月22日

3月22日に、アポイ岳ジオパークガイド勉強会を開催しました

毎年、様似町で地質巡検を行っている北海道大学の地球科学サークルGROUNDに所属する学生とOBから、その取り組みについて発表をいただき、交流をおこないました。

内容は次のとおりでした。

・参加者の紹介

・北海道大学地球科学サークルGROUNDの紹介

・サークルから一人づつ計9人から、様似町への提言

・発表内容(1)南極氷床

南極氷床は減っているのでしょうか?たとえ近くで見れなくても、何が起こっているのか考えることができる地球惑星科学の魅力について、丁寧に語っていただきました。

・発表内容(2)火星衛星探査前夜 私たちはなぜ火星の衛星へ向かうのか

博士論文として、火星の衛星はどうやってできたのかをテーマにされた。火星の惑星は一時捕獲経由捕獲説で説明がつき、高校物理でも出てくる角運動量ははじめとする数学・物理学のアプローチから、火星の衛星の軌道の傾きを説明できるという画期的なことがわかったというものでした。

やはりサンプルリターンで実際に火星の衛星の物質を使った議論が必要であり、2026年度中にJAXAの火星衛星探査計画(MMX)により探査機の打ち上げを計画しており、その成果もかんらん石とのつながりもありそうで、大変興味深い内容でした。

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会場の様子

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冠雪したアポイ岳がきれいだったと話になりました

2026年03月20日

日高管内社会教育職員研究協議会学芸員部会研修会&新ひだか町博物館「ミュージアム・トーク」

3月20日(金・祝)~21日(土)に、新ひだか町で行われた、

日高管内社会教育職員研究協議会学芸員部会研修会&新ひだか町博物館「ミュージアム・トーク」に行ってきました。

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静内川

奥に日高山脈が見え、右手にはシャクシャインで有名な真歌の丘(河岸段丘)

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会場は、新ひだか町博物館

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会場の様子

講話が2つ、日高の学芸員によるミュージアム・トークが2日間にわたり行われ、計10名の学芸員が発表しました。

私も、2007年からアポイ岳ジオパークが取り組んできたこと、今後の取組みについて口頭発表しました。

▼講話1 こんなともやってます 埋文センター(分析・鑑定・保存処理)

▼講話2 「津軽一統志」巻之十にみる寛文蝦夷蜂起

▼日高の学芸員によるミュージアム・トークその1・その2

ミュージアムトークは新ひだか町博物館で開催しており、学芸員活動を市民に理解して欲しいという目的ではじめた企画。

わかりやすく説き、市民に動いてもらえるような説明を試みている。今回で10回目とのことでした。

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21日(土)朝の様似町

低気圧の影響で積雪、夕方には解けました。

2026年03月07日

カン×カン講座「マット結びコースターつくり&東邦電化鉱石標本をみてみよう」開催しました

3月7日(土)に、カン×カン講座「マット結びコースターつくり&東邦電化鉱石標本をみてみよう」開催しました。

ビジターセンターからは、幌満の水力発電所の電気を使って、大通の工場の電気炉でマンガン鉱石などを溶かして、合金鉄をつくっていた話をしました。

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様似郷土館からは、様似町新富のマンガン鉱山の写真、新日本電工(株)100周年記念誌にまとめらた東邦電化のあゆみについて説明されました。

町立様似図書館からは、楽しく結んで素敵な作品ができる本の難易度別の紹介、新日本電工(株)100周年記念誌や手塚信吉氏の著作の幌満川を紹介し、ブックリストを配布されました。

コースター作りは、少し難易度高めでしたが、紐をくぐして作品を作りました。

2026年03月04日

カン×カン講座特別版「台湾原住民族との交流事業について」を開催しました

 202634日(水)に、カン×カン講座特別版「台湾原住民族との交流事業について」を開催しました。

 写真や動画を見ながら、台湾原住民族の概要・歴史・現状、様似のアイヌ民族との交流事業についてお話を聞きました。

 今回のカン×カン講座特別版の開催経緯としましては、20243月にアイヌ政策推進交付金事業として台湾を訪問しており、その様子について教育委員会の学芸員から伺いたいと考えたからでした。

 大変興味深い話ばかりだったのですが、2つの太陽のお話のアニメーションも現地の言葉で視聴しました。

 交流の経緯としては、次のような経緯があります。

・19981月 訪問

・200012月 イシガン村ブヌン族招聘

 (201710月 アイヌ古式舞踊公演/台北)

・20243月 訪問

・20243月 イシガン村ブヌン族招聘

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 様似郷土館からは台湾のチョウや昆虫の話、町立様似図書館からは台湾に関連する本を紹介いただきました。

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 アポイ岳ジオパークビジターセンターから「高校地理の台湾の話から」として、地理についてお話しました。20年前と今を地理学的に比較した資料をつくって、配布しました。

 台湾についてあまりにも無知だと反省したため、私の頭の中をアップデートしたかったという動機もありました。

<主要国データ>

 この20年間で、人口は100万人増加、国民総所得は2.7倍、1次産業が減って3次産業が6.5%増加。

 2004年には、台湾の原住民族と日本の高校地理の資料集では高山族と表記していましたた。現在の地理の資料集では、「原住民族」と表記が改められていると思われます。

 台湾語については、資料集を丸写ししただけで、私は意味がわかっていませんでしたが、台湾の諸言語の一つ「台湾語」は、17世紀以降、中国南部福建省から移住した人たちおよびその子孫が話している言語。広い意味での中国語の諸方言の一つで、福建省南部の言葉「ビンナン語」がベースではあるが、台湾で独自に発展したもの。日本は、中国語でリーベン、台湾語でジップン。全く違います。

<貿易>

 2004年には、台湾と言えばアジアNIEs、世界的なパソコンの生産拠点で、台湾・日本・アメリカの3国間関係が強いと習いました。JETROの資料を見ると、20年後の現在も電子部品に強く、輸出先として中国が増えたと感じました。

<気候>

 様似町は帯広よりも室蘭に気候が近いため、これらで比較しました。台北は室蘭よりも年間を通して雨量が多く、気温も高いです。台北は室蘭よりも、梅雨と台風期に雨が多い特徴があります。

<農業>

 2004年の地理資料によると、台湾は亜熱帯気候で、米の二期作、さとうきび・茶・バナナ・パイナップルの生産が盛ん。2021年の情報によると、パイナップルは台湾の果物輸出額の4割以上を占めます。

 台湾といえば、パイナップルケーキのお土産をいただくことが多いのですが、パイナップル・小麦粉・鶏卵・バター・牛乳などを原料に使った焼き菓子であり、台湾を代表する銘菓の一つ。

<台湾の地質と地震、アポイ岳との関係>

 台湾周辺はユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込むところと、衝突するところがあります。衝突するところで、2024年の花蓮地震(M7.7)が生じたとされています。

 日本周辺では、プレートが沈み込むところが大半なのですが、アポイ岳も日高山脈も、プレートがぶつかるところ。

<台湾の特徴的な地質と観光地>

 講演会でも話題にしていただきました、ジオパークが台湾にもあります。その一つが野柳(やりゅう)ジオパークで、女王顔と言われる奇岩が写真スポットとして有名です。かつて海の底に堆積した堆積岩が、のちの浸食によりこの形になったもの。付近には様似町にも産するカシパンウニの仲間である、台湾固有種のスカシカシパンのウニ化石が産します。

 台湾の地質について、大学の講義で学んだものと言えば、日本では建材としてはほとんど産しない大理石が産するということ。大理石は、石灰岩がマグマの熱を受けて接触変成作用で再結晶したもの。様似町でも石灰岩は産しますが、熱をほとんど受けていないので、建材の大理石になるほどには変成していません。

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15年前に同級生からいただいた台湾の地形が表現されたキーホルダー・仙台空港にあった台湾の観光パンフレット・昔の高校地理の資料集

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キーホルダーには、中央に南北にのびる山脈と日月潭が表現されています。

キーホルダーの台紙の下のほうに描かれている花の写真は、花の色を変えていくランタナではないかと思いました。

2026年02月25日

2025年度さまに防災塾第5弾「津波が来た時の車両避難を考える」に参加しました

2025年度さまに防災塾第5弾「津波が来た時の車両避難を考える」

2026225日(水)70名程が参加されました。

ワークショップ形式で、津波が来た時の車両避難について考えました。

<テーマ1:地図をつくる>

拡大した地形図に、次のとおりいろいろと記入しました。

まずは、海や山や川の場所、今いる場所、自宅を確認しました。

震度6弱と震度6強の境界を線で描き、強い揺れのある場所を確認しました。

その後に、津波想定浸水区域図も線で描き、津波が来ない安全な場所を確認しました。

<テーマ2:過去を振り返る>

昨年の128日に、様似町には津波警報が出ました。

地震が起きたときにいた場所、避難した場所、なぜ避難場所を選んだのか、避難した経路をその地形図に記入し、避難の方法をまとめました。

<テーマ3:自動車を使って津波から逃げる>

ひもを使って、歩いて避難できる距離・範囲を確認しました。

次に、自動車で避難するときに困ることとして、夏・冬のケースごとに、避難を始める前、避難中、避難場所に着いた後について、グループごとに心配なことを書きだしました。

障害になりそうな箇所、安全に避難する方法も考えて、最後にグループごとに発表して、意見が全体に共有されました。

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私個人の感想ですが、津波警報が出た128日から、2カ月半。自動車避難で困ること・さまざまな避難方法・障害になりそうな箇所について、お聞きできたことで振り返りとなり、いろいろと考えないといけないことがでてきたり、整理されたりした時間となりました。

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