2. アポイ岳の固有な植物

サブテーマB:
アポイ岳の高山植物から自然環境を学び楽しむ
固有種 ~アポイ山塊(アポイ岳・ピンネシリ・幌満岳)に限って分布している種(植物群)~
アポイアザミ エゾコウゾリナ アポイカンバ サマニオトギリ ヒダカソウ
準固有種 ~アポイ山塊の他、1~2の地域に限って分布している種~
エゾイヌノヒゲ(勇払原野)  ヒダカイワザクラ(日高山系) ミヤマハンモドキ(日高山系・夕張山系)
サマニカラマツ(日高・渡島・胆振) エゾタカネニガナ(日高山系・夕張山系・天塩山系・大平山)
アポイタヌキラン(日高山系・鷲別岳)
固有亜種 ~基本となる種とは中間系があって連続するが、アポイ山塊に限られる変種~
ヒダカトウヒレン
準固有亜種 ~アポイ山塊の他、1~2の地域に限って分布する亜種~
ホソバトウキ(日高山系・夕張山系・穂別)
固有変種 ~基本となる種がかんらん岩の影響で、形態的に2~3点の変化・変形をし、アポイ岳に限って分布している変種~
アポイアズマギク サマニユキワリ ヒメシラネニンジン アポイヤマブキショウマ アポイツメクサ アポイマンテマ アポイキンバイ アポイカラマツ
準固有変種 ~アポイ山塊の他、1~2の地域に限って分布する変種で、超塩基性岩地域や石灰岩地域に限って分布している植物~
チャボヤマハギ(えりも岬) ヒダカトリカブト(日高山系) ヒメエゾネギ(大平山) エゾサイコ(別名:ホソバノコガネサイコ、日高・夕張山系) エゾキスミレ(日高山系・夕張山系・天塩山系) ビロウドエゾシオガマ(日高山系・夕張山系・後志) アポイゼキショウ(別名:チャボゼキショウ、日高山系・余市山系・大平山・奥尻島 ※アポイという固有名詞を冠するので準固有変種とした。)
固有品種 ~基本となる植物(種・亜種・変種)がかんらん岩の影響で形態的に1~2点変化・変形したもので、アポイ山塊に限って分布している植物~
アポイクワガタ アポイハハコ アポイミセバヤ アポイジャニンジン(未確認)
準固有品種 ~アポイ山塊の他、1~2の地域に限って分布する品種~
エゾノハクサンボウフウ(狩場山系・鷲別岳)
北海道の固有種
エゾタカネニガナ(えりも岬とアポイ岳を含む日高山系・夕張山系・天塩山系・大平山)
エゾノジャニンジン(渡島・胆振・後志・十勝・網走)
北海道の固有変種
アポイタチツボスミレ(日高山系・夕張山系・天塩山系・穂別・上川)
その他の貴重な植物
ホソバノエゾノコギリソウ(幌満川の岩場に希産する超塩基性岩植物、幌延間寒別・神威古潭)
エゾルリムラサキ(樺太にも産するので、北海道の固有品種にもならない:日高山系・夕張山系・北見山系・礼文島・樺太)