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2012年08月20日

アポカンが特別町民になったよ~

いつもの二人が珍しくおすわり…。たしか一人では立ち上がれなかったような…?

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その二人、どこにいるのかと言えば、そう様似町役場の1階ロビー。

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なにやら、物々しい雰囲気が漂っていますが、これはいったい?

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実は、我が町の戸籍もようやく電算化されたのを記念して行われた今朝のセレモニーに助っ人として登場していたというワケ。

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晴れて電算化後第1・2号の交付受理者となった二人。これを機に、様似町の特別町民となりました。電算化によってこれからはよりスピーディな交付ができることでしょう。

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大役を終えた二人は、静かに着替え室に、イエイエ、アポイ岳に戻っていったのでした。(タク)

2012年08月15日

お盆のふれ愛ビーチはキャンプ客でいっぱい

お盆(13日)は、1日中雨で、お墓参りも大変だったのではないでしょうか?かくいう私も、一番ひどかった夕方に墓参して濡れ鼠となってしまいました。

でも、翌日は一転このとおり…。

ビーチテント群.jpg

風はあるものの快晴。親子岩ふれ愛ビーチのキャンプ場も、毎年のことながら立錐の余地がないほどのテント群。

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海水浴場の目の前がキャンプ場というのがウケているのか、夏休み期間中は全道からキャンプ客が訪れ、特にお盆前後は大盛況となるのです。

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この日は、かなり波が高かったのですが、遊泳OKとあって、たくさんのキャンプ客が楽しんでいました。

ビーチ海水浴客3.jpg

お盆が過ぎれば、北海道はもう秋風。様似の短い夏の最後を締めくくる賑わいです。(タク)

2012年08月11日

ジオミ初プロデュースのジオラボ学習会、まずまずです②

昨日からの続き…。

午前中に様似の石を集めた子どもたちは、ジオラボがある幌満コミュニティセンターへ移動。二つの班に分かれて、貝化石のクリーニングと岩石の切断研磨に挑戦です。

石探し_コミセン_化石取り.jpg

貝化石は、あらかじめピラエトの崖付近で採取しておいた岩塊を、子どもたちがハンマーとタガネを使って取り出します。貝を壊さないように慎重に作業するのがポイントなのですが、どうしても途中で割ってしまいます。それでも、大人が手助けして立派な化石をゲットすることができました。うっかりして写真に納めていないため、ご紹介はできませんが…。

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そして、もう一方の班は、ジオラボ内で岩石を切って、切った面を研磨剤で磨きます。今回は、年齢や時間を考慮して、ダイヤモンド砥石や研磨剤で6工程の磨きにチャレンジ。磨き終わった面は、ワックスを塗ったような輝きで、子どもたちも大喜びです。

石探し_ジオラボ_カッター.jpg

硬い石を切るのは、ダイヤモンドの刃を使った岩石カッター。オートメーションでいとも簡単に切断していきます。

石探し_コミセン_ラベル.jpg

そして、それぞれの作業が終わったあとは、用意しておいた標本箱に石を入れ、自分たちで標本ラベルをつくります。

石探し_コミセン_標本箱.jpg

完成品はこのとおり。立派な様似の宝石箱の完成です。

講演会_アポイと有珠.jpg

そして、夜はお出でいただいた岡田先生にお願いして町民向け講演会を実施。

講演会_アポイと有珠_スライ.jpg

予測によって住民が噴火災害の直撃を避けることができるようになったのは、ごく最近のこと。それまでは噴火のたびに無知から多くの人間が犠牲となってきました。だからこそ、災害に対する教育がいかに重要であるかを、先生は有珠山をはじめとする各地での取組みを紹介しつつ訴えておられました。噴火と津波。種類は違えど、様似にとっても考えさせられる講演でした。

講演会_アポイと有珠_岡田先.jpg

朝からのウィークエンドスクールに続く講演という強行スケジュールでしたが、快くお引き受け下さった岡田先生、ありがとうございました。

今回の標本箱づくりは、まずは子どもたちに石に触れ親しんでもらうことを目的に行いましたが、叩いたり切ったり磨いたりと、体験満載でけっこうウケは良かったです。ジオミの初プロデュース、まずは成功といったところでしょうか。(タク)

2012年08月10日

ジオミ初プロデュースのジオラボ学習会、まずまずです①

NI~DA先生から、北大時代の研究資料を譲り受けたのを機に整備を進めている、幌満コミュニティセンター内の「ジオラボ・アポイ岳(様似町アポイ岳地質研究所)」。開設はまだですが、ここでは、来春リニューアルオープン予定のビジターセンターの研究機能を補完し、ジオに関するさまざまな事業を行っていこうと考えています。

その準備中のラボ内で、NI~DA先生を囲んでなにやら相談中…。

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実は、昨日行ったジオラボを使った子ども向け体験学習の打合せをしていたというワケ。ラボにある岩石カッターで切った石を研磨剤を使って磨こうとということで、その工程を確認し合っているのです。

そして、事業当日の昨日。

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事業は、教育委員会主催のウィークエンドスクール。週末にお泊りしていろんな体験をしようというものですが、今回はアポイ岳調査研究支援センターに泊まって、様似の石の標本箱づくり。まずは、プロデュースしたジオミが子どもたちに段取りを説明します。

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「火成岩?堆積岩?」……。ちょっと難しいか?

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まっ、細かいことはさておき、まずは百聞は一見に如かずというワケで、石探しに出動!最初にゲットするのは、様似で火成岩なら一番身近なエンルム岬のひん岩。

石探し_エンルム裏_ポーズ.jpg

見た目は地味なひん岩ですが、それぞれ思い思いの形の石をゲットです。

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そして、次に向かったのは、日本電工東方の「ピラエトの崖」。ここは第4紀の地層で、様似では珍しい貝化石が多く出るところ。子どもたちなら、堆積岩はココしかないでしょ。

石探し_ピラエト崖_よじ登り.jpg

岩肌を見ても分かるように、小さな礫や貝化石がゴロゴロ。思わず子どもたちもよじ登って観察です。

石探し_ピラエト崖_岡田先生.jpg

実は、今回の事業には、飛び入りで北海道大学名誉教授の岡田弘先生も参加。NI~DA先生と1977年有珠山噴火以来のお付き合いの岡田先生が、アポイ岳ジオパークに遠路遊びに来てくれたのです。

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そして、石探しの最終ポイントは幌満川の河口。ここには、幌満峡や日高山脈の脊梁から流れ着いた、さまざまな変成岩や火成岩の転石があり、子どもたちに、いろんな色や模様の違う石をいくつか探してもらいました。

石探し_幌満河口_ジオミ.jpg

子どもたちは、すぐに「この石は?」とジオミを質問攻め。子どもたちに構われている彼女がちょっとウラヤマシ~。

以上、3か所で石を集めて午前は終了。河原でお弁当を広げたあとに、ジオラボでの標本箱づくりとなったわけですが、その様子はまた明日…。(タク)

2012年08月06日

晴れ男302さんの本領発揮!大盛況のメインイベント

「アポイちゃんカンランくん、似顔絵・ぬり絵コーナー」とは、何の催しの一コマでしょう?そう、様似町最大のイベント「第42回アポイの火まつり」での一コマです。

火まつりアポカンコーナー.jpg

今年はkrmdさんの発案で子どもたちにアポカンの二人の似顔絵書きとぬり絵をしてもらい、アポイ岳ジオパークの普及啓発をしようというワケ。

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実際には圧倒的にぬり絵を選ぶ子が多く、色鉛筆やクレヨンで一生懸命アポカンに色づけしてくれました。

火まつりぬり絵缶バッジ.jpg

似顔絵書きかぬり絵をしてくれた子は、おたのしみクジをひくことができ、写真のアポイ岳ジオパークオリジナル缶バッジやストラップなどが無料でもらえるという趣向もウケてなかなかの反応です。

ひまつり初日夜入込.jpg

さて、火まつり会場は、夜になって上々の入り込み。今年は様似町の開基210年町制施行60周年の記念の年であり、初日に花火が組み込まれていることから、例年にない客の入りとなりました。

火まつりステージ下夢灯り.jpg

夢灯りの会製作によるキャンドルもステージに花を添えます。

火まつりねぶた.jpg

そして盛り上がったところに、町内を練り歩いていた5基のねぶたが到着。


火まつり花火.jpg

それを合図に花火も打ちあがりました。ここでの花火は2年ぶりですが、打ち上げ場所が近いせいか、とても見ごたえのあるショー…。観客もビール片手に夏夜を満喫です。

火まつり二日目昼入込.jpg

そして翌日の天気はこのとおり…。実は前日の花火の後に雨が降るなど、今年の火まつりは天気予報とにらめっこ。2日目も予報では雨模様であったため、スタッフ一同気をもんでいたのですが、それをあざ笑うかのような日差しにうれしい誤算です。

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夏の日差しが苦手なアノ二人も、気を引き締めながら出動です。

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例年のこととはいえ、あいかわらず子どもたちには絶大な人気のアポカンなんです。ウルトラマンのカラータイマーじゃないけど、夏の日差しの下では15分が限界ですが…。

火まつりぬり絵パネル.jpg

ところで、冒頭の似顔絵・ぬり絵コーナーはというと、二日間で300人ほどの子どもたち(一部大人も)が参加してくれ大成功。この日は、ステージでもウチのジオミがパーソナリティーとなってジオパーク○×クイズを敢行。写真はありませんが、なんとかやりきりました。

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そうこうしているうちに、夜の帳もおり、ステージではSTVラジオ公開録画による歌謡ショーがスタート。今年は、The武田組、大石まどかと続き、大トリは前川清。心にしみる歌声と軽妙な語り口に観客も酔いしれるのです。

火まつり前川清ステージ下.jpg

しかも前川さん、ステージ下に降りて観客の目の前で熱唱。がぶり寄りの観客を制止するのに、われわれスタッフも必死です。花火と前川のダブル主役で大成功の今年の火まつり。でも、大成功の本当の立役者は、天気予報を覆した当スタッフ晴れ男の302さんの人智を超えた神通力かも…。(タク)

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