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2012年09月08日

アポイに山のトイレを?(羅臼岳視察)

 アポイ岳にトイレは必要か? 

 アポイ岳ファンクラブが中心となって、長い間、調査・検討を重ね、昨年から先進地視察を実施していますが、今年は9月4日~、携帯トイレブースを設置して実績のある知床の「羅臼岳」に行ってきました。

 羅臼岳の登山者は、アポイ岳と同じくらい(約7,000人)で、平成20年から携帯トイレの普及に力を入れ、21年から山の中腹にテント式の簡易トイレブースを設置し、今年中には固定式のトイレブースを設置する予定です。(ここだけの話!なんと、1,500万くらいかかるとか?)

 麓の岩尾別登山口には、バイオトイレが設置されていました。

 

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  バイオトイレの横には携帯トイレの回収ボックスがありました。

 このバイオトイレは、キャンプ場や駐車場などでも見かけられ、掃除も行き届いて、電気があるところではとても快適に利用できました。

 

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  中腹の登山道沿いに設置された2基の簡易トイレブース

 

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  広さは十分だが、登山道やテントの間が近すぎかも? 落ち着かないな!

 中はパイプ椅子に便器がついたもの、消臭剤だけ・・・簡単です。

 

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  携帯トイレを広げて、便器にかぶせます。後はごゆっくり・・・!

 

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 使用後は、付属のビニール袋で密閉し、自分のザックに入れて下山、先ほどの回収ボックスに入れます。・・・そう邪魔でもなく、もちろん臭いません!

 私も購入して使用してみましたが、慣れれば簡単で、爽快でした。でも、隣のテントブースは生ション?したのか、臭ってました。登山者・利用者のトイレマナーの普及が大切ですね! 

 斜里で購入した携帯トイレの値段は、1つ470円・・・アポイで売れるだろうか?

 さて、アポイ岳ではどのようにするのか・・・? 携帯トイレ・マナーの普及となると、もう少し時間がかかりそうです。

 

以下は、おまけの写真

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 羅臼岳(1,661m)の頂上は、大きな石だらけ、雨模様の濃霧で景色ゼロ・・・いつかリベンジ!

 

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帰りの国道沿いでヒグマに遭遇! さすが知床!観光バス渋滞が発生!(Ho! Roman)

2012年09月03日

ウルトラ残暑ながらも、例大祭にアキアジ初水揚げで秋近し

昨日、一昨日と、住吉神社の例大祭が行われ、ワタクシは地元自治会の子ども神輿のお手伝い…。

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しかし、年々子どもが減少するなか、今年はお賽銭を集める子どもたちを散らばせたら、子どもがほとんどいなくなり、肝心の子ども神輿を担いだのは、ワレワレ大人…。なんとも、情けない気持ちです。

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それでも、残ってくれた会所町のKくんとTくんは、一生懸命笛を鳴らしてくれました。(リズム大分ずれてたケド…。)

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しかし、この日もあいかわらずのウルトラ残暑。秋の例大祭といいながら、汗だくで日本電工から本町までを練り歩き。疲れました。

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そして今日。実は、前日の神輿担ぎで一緒だったS水産の社長が、「明日、ウチの加工場にTV取材が入るんだぞ。」と言ってくれたので、ネタにちょうど良いと取材におじゃま…。

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今日、初水揚げとなったアキアジの取材とのことで、なにやらH○Bのイ○オシとかいう番組で、様似の定置網漁やアキアジを使った料理、様似の見どころなどを紹介してくれるらしい…。未確認情報ながら、放送日は9月15日の朝とのこと。

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この残暑で、水温も相当高く、水揚げが心配されましたが、はしりとしてはまずまずの漁だったようです。昆布に続き、ぜひとも適量適価の良い定置網漁になってほしい!

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日高で獲れる脂の乗ったアキアジは、「銀聖」のブランド名で全国に出荷されています。多少値は張りますが、都会の皆さん、スーパーや百貨店でお見かけの際は、ぜひともお買い上げの上、ご賞味を!

ところで、S社長。TV取材、専務任せじゃダメですよ。(タク)

2012年08月29日

暑すぎるアポイでごめんなチャイ!

いきなりですが、アポイ岳登山口でポーズをとる3人…。実は、十勝毎日新聞社が毎月発行する、十勝の生活応援マガジン「Chai(チャイ)」で、アポイ岳ジオパークと様似町を特集してくれるとのことで、昨日今日とその取材に同行させていただいたうちの一コマです。

Chaiアポイ登山口.jpg

初日の昨日は、アポイ登山というわけで、黄色いシャツもまぶしいウチのT学芸員が案内役です。

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もう9月ということで、5合目までは紹介する花もあまりなく、途中のクマよけ鐘をならすなどして和気あいあいと進みます。

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しかし、残暑厳しい北海道。アポイ岳もこの時期としては異常なほどの暑さで、取材陣一行も「暑い、暑い。」を連発。

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あまりの暑さに、花の紹介も端折り気味だったのですが、とりあえずファインダーに納めたいくつかをご紹介。6合目付近に咲いていたマツムシソウ(エゾマツムシソウでいいのかしら?)もあまりの暑さに萎れ気味…。

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また、この日の主役はこのキンロバイ。6合目からの登山道沿いは、ほぼこの花が主役独占といった感じでした。テカった写真でゴメンナサイ。

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馬の背付近の岩陰には、ダイモンジソウもひっそりと咲いていましたヨ。

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そして、馬の背の平坦道を過ぎると、待ち構えているのは最後の難関の急坂。もうひと頑張りです。

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ヒーコラ登っての途中の9合目岩場には、開花寸前のヒダカミセバヤが待ち構えていて、ちょっと一息。

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そして、ようやく頂上制覇。久しぶりの登山となったワタクシもかなりバテたのですが、みなさんさすが元気です。

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下山後は、やはりおいしいものも紹介したいということで、花蘂水産さんにおじゃまして真ツブの刺身をピックアップ。

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十勝の人にもぜひ堪能してもらいたい味です。

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2日目の今日は、アポイ以外の様似の見どころを取材。エンルムや観音山なども行ったのですが、案内に忙しくほとんど写真が撮れず、ご紹介できるのはこの幌満峡での一枚だけ。でも、なかなか清涼感ある絵でしょ。

今回の内容は、9月25日発刊のChai(チャイ)10月号でがっちり紹介されます。ご覧いただき、十勝のみなさん、ぜひ様似町とアポイ岳に遊びに来なチャイ。(タク)

2012年08月27日

一攫千金を夢見て...東金山金鉱山跡での砂金掘り

昨日、ふるさとジオ塾で、西様似の奥にある「東金山金鉱山跡」に行って、砂金掘りと唯一残っている坑口を見学に行ってきました。

砂金掘り1.jpg

約30人が参加した今回の塾。鉱山跡を見学する班と、近くの沢で砂金掘りを体験する班に分かれて行いました。ワタクシは砂金掘りを担当。様似山師会の方にご協力いただき、川底を掘る「カッチャ」と砂金を選別する「パン」と呼ばれる皿を使って砂金探しです。

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少しずつ、粗い石を取り除いて、小さな砂金を探すのですが、これがなかなか見つからない…。それでも、キラリと光るゴールドが見つかると歓声が上がっていました。

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また、入れ替わりに行った、東金山鉱山の坑内では、krmdさんがサーチライトを照らすと、奥の方でなにやらバタバタと…。

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そうコウモリが潜んでいたのです。明かりに驚いて飛び回るヤツもいたり、いかにも洞窟の雰囲気といった感じ。

東金山坑口記念撮影.jpg

東金山は、今から約380年前の1635年に松前藩によって開発されたと言われていて、様似に和人が住み着いたことを記録した最も古い事柄。下流の西町は当時、ゴールドラッシュで大賑わいだったそうです。現在は、この坑口と大正時代に営まれた鉱業所の精錬所跡がわずかに残るだけとなりましたが…。

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さて、一行は、東金山から浦河町の乳呑川へ…。ここでは、様似では見ることのできないアンモナイトの化石に出会えるということで、案内の島田先生にレクチャーいただきながら、化石探し。意外にも結構見つけることが出来て、参加者もハンマー持つ手に力が入ります。最後に、浦河町の郷土博物館に立ち寄り、アンモナイトの標本も観察して終了。お昼またぎで、かなり蒸し暑い野外体験となりましたが、中身の濃いジオ塾となりました。砂金採りでの金テコ振りで、今日は筋肉痛ですが…。(タク)

2012年08月24日

中学生の様似再発見、来年につなげていきます

残暑続く中、体調はいかがですか?昨日は9月間近というのに、今年一番の暑さでしたが、様似町役場前もプチ熱気がただよっていましたヨ。

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何かと言えば、赤い看板の二つのお店、ツルヤとツルハのうちのツルハさん。この日がオープンということで、たくさんの車が入っていました。なにか良いものが当たるのかしら?

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さて、この日は様似中学校におじゃまして、krmdさんが先生方にジオパークをレクチャー。これは、今年度の上半期、1年生の総合学習で「様似再発見」という調べ学習が行われたのですが、その関連でジオパークの取組みを紹介させていただいたもの。今年は、企画段階から当スタッフのkrmdさんとジオミもお手伝いさせていただき、ジオパーク風味の再発見になったのです。というか、まさにジオパークとしての様似再発見。宿泊研修も洞爺湖有珠山ジオパークに行って、火山との共生を体験してきたんですよ。

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ところで、この日は冒頭に述べたように今年一番の暑さ。会場の部屋も30度はあろうかというような温室状態。

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集中するのが難しいコンディションでしたが、約1時間ご辛抱いただきありがとうございました。ワタクシたちとしては、こうした先生方との意思疎通により、子どもたちの愛郷心を育てていければと考えています。

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そして、半年という短い期間でしたが、調べ学習の成果は、一人ひとりが作成した再発見新聞。それぞれの視点で書かれた新聞はとても読みごたえのある内容となりました。

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様似の自然に限らず、歴史や産業、暮らしにはそれぞれをつなぐストーリーが隠されています。それを子どもたちが自分たちの力で調べることは、きっと彼らや様似にとっての財産になるはず。ゆくゆくは、小中学校で一貫した「ジオパーク学(地域学)」ができればいいな~と、展望も膨らむのでした。(タク)

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