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2012年11月15日
白髪ピンネじいさんとアポイばあさん
今日は一気に冷え込みましたね。今朝、出勤途中でアポイを見ると…。
内陸側のピンネシリだけにうっすらと雪が…。左側のピンネシリと右側のアポイ岳は夫婦山。もともとは、アポイピンネシリ(男)・アポイマチネシリ(女)と言われていました。
爺さんのほうが一足早く、白髪頭に…。でもすぐに婆さんも続くことになるでしょう。
オフィスに着いて、北側の窓をのぞけば、日高山脈の脊梁(中央:十勝岳、右:楽古岳、左:オムシャヌプリ)はまぶしいばかりに真っ白に輝いていました。そろそろ、タイヤ交換か!(タク)
2012年11月12日
ジオラボでのジオ実験塾、3回シリーズの1回目で~す
このブログでもご紹介しましたが、幌満コミュニティセンター(旧幌満小学校)内の一室に開設した、アポイ岳地質研究所(通称:ジオラボ・アポイ岳)で最初の講座を開催しました。
当ジオパーク学術顧問で、研究所所長のNI~DA先生が講師となって、とりあえず今年度3回シリーズで行う、ジオに親しむ実験塾なのです。子どもも含めて定員いっぱいの15名が参加。けっして広くはない実習室は、スタッフや取材の新聞記者さんたちも含めると、ギューギュー詰め状態…。
初回のこの日は、岩石を形づくる「鉱物」を知ろうというわけで、その色や形、硬さ、重さなど、実験しながら学びました。
例えば、鉱物の結晶は、それぞれ規則正しく配列してできた独自の形をしているので、細かく砕いてもその形は変わりません。方解石のサンプルを使って、実際に金づちでたたいてみると、なるほどどの大きさでも斜めの特徴的な形に違いがないのです。
また、鉱物の硬さを比較するのに、カッターでかんらん岩の研磨面に傷をつけてみます。なんとなく、簡単に傷が付きそうですが、実際はいくら力を入れてもまったく傷はつきませんでした。カッターの硬さはモースの硬度計でいうところの硬度5.5~6.0。でも、かんらん岩はたしか7.0ぐらいだったので、絶対に傷つかないのです。なお、この世で一番硬い鉱物が何かは、皆さんもご存知ですよね。そう、女性ならだれでも憧れるアノ宝石です。(タク)
2012年11月10日
参加してきました!日本ジオパーク大会(in室戸)
第3回 日本ジオパーク大会(室戸大会)〜人と地球の心地よい関係のために〜
高知県室戸市で11/1(金)〜11/5(月)にかけて開催され、約500人が参加しました。
室戸は、海と陸が出会い、新しい大地が誕生する最前線。「ヒト、地域住民の取り組み」で世界ジオパークに認定された場所でもあります。
ヒト、食、ジオツアーなど報告していきたいと思います。
アポイ岳ジオパークからは、町長、krmd氏とジオ美が参加してきました。
開会式
①ストーリー作り・表現方法の分科会に参加してきました。
まずは、全国津々浦々から持ちよったお土産で各地の自慢大会。日本地図にお土産を並べるとこんな感じ。
皆さん、地域を表すお土産というと何を持って行きますか? 様似町からは、「日高昆布」持って行きました。
うちの班は、日本全体のジオパークの観光のストーリーについて考えました。
見るだけでなく、地球をを体感する「ジオトラ」はいかがでしょうか?
②雨でしたが、室戸岬遊歩道散策ジオツアー。
固い木「ウバメガシ」 左の木です。 ジオだけでは、ありません。
備長炭になります。 目線の先には、高知と言えば…
むかしむかし、お遍路さんが教えてくれたそうです。 中岡慎太郎像
右上の白と黒の地層のシマシマはどうやってできたの? 「アコウの木」
ペットボトルに砂(白色)と泥(黒色) 室戸の台風、強風にも耐える、
振ってしばらくすると白と黒のシマシマになります。 生命力あふれる根のはりだし方です。
バスに乗り降りしてジオサイトを回るだけでなく、遊歩道で散策できるジオサイトっていいねと話になりました。
ガイドさんの数々の工夫。ジオの話だけでなく、自然・歴史の物語も。
番外編①ー高知の食ー
〜皿鉢(さわち)料理〜 交流会にて
高知県では、大きな皿に豪快に刺身・寿司などを盛りつけます。
室戸の方々の手作りの料理 郷土料理押し寿司
カツオ、マグロ、クジラ、うつぼなど
番外編②ー高知県の子供たちー
室戸市への移動中の一コマ。奈半利駅にて。ポスターを入れる筒を見るや「バズーカ!」。
先生「どこ行くん?」
ジオ美「室戸市のジオパークの大会に行きます。」
子供たち「室戸ジオパークやろ!」
子供たちは、「ジオパーク」の単語を知っていました。近隣市町村まで、浸透している!
手作りで地域住民と作り上げた大会。よい面も、苦労している面も見えてきます。
地域住民のためのジオパークを考えた室戸大会でした。(ジオ美)
2012年11月07日
様似町にも隠れている!?キュンちゃんスタンプラリー
みなさんは「キュンちゃん」というキャラクターをご存知ですか?
北海道の観光PRキャラクターなのですが、実は先月19日より旅先でキュンちゃんを探そう!というキャンペーンが
行われています。
その名も「おでかけラリー北海道キュンちゃんを探せ!」
道内650ヶ所に設置しているキュンちゃんスタンプを3つ集めると抽選で北海道の特産品やホテル宿泊券が当たるという
キャンペーンです。
様似町ではアポイ山荘と観光案内所にスタンプ・パンフレットを設置しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
アポイ山荘フロント。写真右側に小さく写っています。(下が拡大写真です)
こちらは観光案内所です。
観光案内所は10月から金曜日~日曜日の営業となっておりますのでご注意ください。
月曜日~木曜日までの間はどうすればいいのかといいますと…
JR様似駅さんのご協力をいただきまして、様似駅窓口横に設置しています。
月曜日~木曜日はJR様似駅、金曜日~日曜日は観光案内所にてスタンプを押してください。
道内を旅行しながらスタンプを集めて素敵なプレゼントをゲットしよう!!
その他のスタンプ設置場所や応募方法についてはパンフレットまたは、ホームページをご覧ください。
ちなみにキュンちゃんはアポイ岳にも生息しているエゾナキウサギをモチーフにしているとのこと。
いつの日かアポイちゃん・カンランくんと共演してみたいですね(izm)
2012年11月05日
楽古岳が初冠雪。週末はジオワールドに来ませんか?
突然ですが、これな~んだ?
すぐピンとくる人は、かなりの様似通でしょうか?わかりません?では、これではどうですか?
もうお分かりでしょう。そう、親子岩です。でも、いつもの親子と違うのは、裏側から見ているため。実は今朝、漁師さんにお願いし、船で親子岩の裏側まで行ってきました。現在、ワレワレはアポイ岳ビジターセンターのリニューアルにとりかかっていますが、その中の展示では様似の特徴的な地形をジオラマで紹介する予定です。親子岩もその一つということで、普段見ることのない裏側を詳しく調査してきたというわけです。
左手前の三つの岩が親子岩、それに隠れているのが観音山、中央に小さく見えるのがソビラ岩、その右側がエンルム岬、中央奥が言わずと知れたアポイ岳です。海から見る様似もやっぱりいいですネ。
場面変わって、こちらは午後のエンルム岬。これもビジターセンターの展示に必要な写真をhoromanさんにお願いして撮っていただきました。
ところで、このエンルム岬の台場から遠く日高山脈を眺めてみると、楽古岳と十勝岳に白いものが…。
ついに楽古岳にも初雪が…。様似にも駆け足で冬がやって来ます。
さて、この週末、先月開設したアポイ岳地質研究所(ジオラボ・アポイ)で石や鉱物に触れる「ふるさとジオ実験塾」を行います。下は、案内チラシの裏面。
まだ、募集枠には余裕があります。くわしくは、下記をご覧の上、興味のある方はぜひご一報を!(タク)