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2013年01月06日
初セリで今年の前浜漁スタートです
今日、自宅にいると、「ドン!」と窓に何かがぶつかる音が…。なんだろうと、窓の下をのぞいてみると、コイツがのびていました。
ずんむりむっくりの小鳥。野鳥のことはさっぱりなため、ネットで調べてみるとスズメ目アトリ科の「シメ」という鳥ではないかと…。しばし、家でおとなしくしていたのですが、そのうち部屋の中を飛び回り始めたので、早々にお引き取り願いました。
ところで今日は、日高中央漁協様似支所の初セリの日。どんな魚があがっているか、ちょっとのぞいてきました。
今日の主役は、カレイさんたち。写真のババガレイをはじめ、アカガレイ、ソウハチ、アサバガレイ、マツカワなどが揚がっていました。
その他にも、カジカくんに…
その名の通り、角張ったハッカクさん。
マダラやマツブ、トウダイツブもありましたヨ。
これらは、神主さんのお祓いのあと、さっそくに初セリとなり、S課長の掛け声のもと、仲買さんが次々と競り落としていきました。
朝からの吹雪模様も、お昼近くには日も差してきました。年々漁獲量が減るサケ、今年は不漁が噂されるコンブ、粒が小さくなり資源減が懸念されるマツブなど、懸案事項はいろいろありますが、ほどほどでいいので、高値豊漁のよい一年であってほしい…。(タク)
2013年01月05日
住民の生命と財産を守る...消防団出初め
年が明けてようやく新春にふさわしい晴天となった今日。アポイもこのとおり美しい白粉姿。
しかし、その分、寒さが身にしみます。様似川もあまり氷が張ることはないのですが、流れの溜る河口は、このとおりほぼ結氷状態。
そんななか、今日は、我が様似の消防団出初式を見に行ってきました。
午前9時半、スポーツセンター前に各分団ごとに整列し、議員さんら来賓を迎えての観閲式に臨みます。
肌を刺すような寒さの中、指揮者の号令に一糸乱れぬ動作で答える団員たち。
彼らの前を、日高東部消防組合の副管理者である坂下町長が来賓の方々とともに観閲します。
続いて、栄町から消防車両とともに国道を行進し、沿道の住民にその威勢を披露です。
役場前では、坂下町長と来賓の方々が行進を見守ります。
今年の行進では、応援する家族の姿が沿道にちらほら見受けられましたが、まだまださびしい…。行進の途中にも、救急出動があり、目の前を様似の救急車が走り去って行ったように、消防署と消防団の出動に待ったなし。今年も様似のまちを守る彼らの活動に皆様の熱いご支援を…。(タク)
2013年01月01日
2013新春おめでとうございます
明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、いかがお過ごしでしょうか?アポイ岳ジオパークのまち・様似町は朝から大雪。海もこのとおりどんよりと荒れ模様ですが、まずまずのお正月といったところでしょうか…。
そんな元旦に、ワタクシどこへ車を走らせているかというと…。
そう、いつものホテル・アポイ山荘。元旦の今日は、お客様にふるまうお餅つきがあるということで、痛い肝臓をおして訪ねてきました。
ロビーが、特設のもちつき会場。お客様が見守るなか、石臼で豪快にペッタンペッタン。
お昼前から5回ほどついているそうですが、私が行った時には、消防署のHさんが奮闘中。日頃の訓練の成果か、息もまったくあがりません。さすが!
集まって来た子どもたちにも、小杵で体験もしてもらっていました。
つきあがったお餅は、さっそくお母さん方の手によってより分けられ…
宿泊や入浴のお客様にふるまわれていました。
ところで、山荘のフロントでは、今年1年様似町の応援大使となってくれたファイターズの小谷野選手と今浪選手もお客様をお出迎え…。二人の協力をいただきながら、様似町とアポイ岳ジオパーク、今年もがんばりますので、今年もどうぞよろしくお願いします!!(タク)
2012年12月26日
北海道の冬の魚・真鱈(マダラ)の白子で...
昨日から今日にかけて、日本海側では大雪となりましたが、皆様のところは大丈夫でしたでしょうか?北海道とはいえ、太平洋に面した我が様似町は大雪知らずなのですが、今朝は10~20cmほどの積雪。様似にとっては大雪です(日本海側の皆様、すみません)。
さて、今年も残すところわずかです。昨年末もブログで紹介したのですが、今年も町内の事業所さんにジオパークカレンダー(北海道地図株式会社製作)を持参して、年末の挨拶回りに今日行ってきました。そして、これも昨年のブログと同様、挨拶に寄った内海水産さんでの加工場風景をご紹介。
昨年同様、行われていたのはツブ貝の一種・毛ツブのむき作業。「あ~、去年も来たもんネ~。」とお母さん方、覚えていてくれました。
加工場の中はけっこう冷えるのですが、みなさん慣れた手つきで次々とむいていきます。「毛ツブはさ~。えりものが一番毛深くて、西に行けばいくほど毛が薄くなるし、殻もうすくなるんだってさ~。」とは、あるお母さん。毛深いのが良いかどうかは分かりませんが、ツブの王様・真ツブもやはり様似やえりもで多く獲れ、しかも様似のものは特大とのこと。やっぱり、「アポイ」の恵みかしら…。
毛ツブは渋みがあるので、塩もみの下ごしらえが必要とのこと。おでんの具などに使われるのだそうです。ところで、加工場では昨年なかった別のモノの梱包作業も行われていました。
何だか分かります?そう、「タチ」です。つまり、真鱈(マダラ)の白子。今朝、揚がったそうで、新鮮なタチもこのようにして主に本州方面に出荷されるとのこと。もちろん、鮮度が命ですので、底には大量の氷も敷かれています。ビニールかけていないプリップリの写真もあるのですが、人によっては別のものを連想してしまうかもしれないので、この写真にしておきました。
この時期は、鱈ちり鍋がおいしいですよネ。でも、タチだけならやっぱり「タチポン(上写真中央)」?ポン酢に薬味を乗せていただけば、晩酌サイコー!天ぷらなんかもイイですよネ。(タク)
2012年12月22日
師走の加工屋さんはおおいそがし
今年もいよいよ1週間余りとなり、あわただしくなってきましたが、今日は突然これ!
タコで~す。年末の様似漁港ではミズダコ漁が盛ん。今日は、お歳暮にどうかなと漁港近くの丸富水産さんへおじゃましてきました。
ちょうど、煮ダコづくりをやっていて、取材を敢行。写真を撮りながら工程を眺めてみると、まずは部位ごとに切り分けたタコの汚れを落としてから、なにやら大きなドラムに投入。
ドラムの中には塩水があり、洗濯機のようにガラガラと…。塩もみということなのかしら。
その後はさらに海水で洗い、大釜で10分ほど茹で上げます。
茹で上げたタコは、豪快にウインチで水槽へ…。
たぶん真水だと思うんですが、さっとしめてすぐカゴへ…。
ここまで来ると、いつも見慣れた真っ赤っかのタコくんの姿に。いや~美しい!実に鮮やかな色だと思いませんか?
こうして塩水や海水で茹で上げられたタコは、水切りのために干して完成となります。
多くは札幌に出荷されるとのことですが、絶妙の塩加減と茹加減でつくられた丸富水産さんの煮ダコづくりも、様似の師走を語る風物詩の一つなんです。(タク)