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2013年01月30日

ジオパーク再審査を受けて、新たなスタートです

ジオパークの4年に一度の再審査については、このブログでも現地審査の模様をお知らせしましたが、昨日、その結果が日本ジオパーク委員会から坂下ジオパーク推進協会長(様似町長)にもたらされました。

再審査結果_町長受理.jpg

結果はなんとか「再認定」!会長もワタクシたちもホッと胸をなでおろしました(応援大使の小谷野くんと今浪くんもうれしそう?)。でも、合格とはいえ一方で課題も示され、今後はその改善にがんばっていかなければと思っています。

平宇海岸からのアポイ.jpg

具体的な指摘事項はこれから示されますが、昨日言われたのは、ムズカシイ専門用語の使用。ジオパークは「お勉強」ではなく、「楽しむ」のが基本ということですが、ワタクシたちもかんらん岩の貴重さを説明しようとするあまり、少々難しくしていたかもしれません(反省)。しかし、これまで私たちがやってきたのは、様似を丸ごと「楽しむ」こと。連続講座「ふるさとジオ塾」では、様似やときにはお隣さんにも飛び出して、この地域の自然や文化を楽しんでいますし、その楽しさを観光ツアーとしてよその人たちにも感じてもらっています。

春になったら、新しいジオ塾もスタートします。あなたもぜひ参加して、山や海、港、畑、そして工場やお店など、意外と知らない様似のすばらしさを感じてみませんか?「ぶらタモリ」ならぬ「ぶらサマニ」ですよ~。(タク)

2013年01月26日

二番煎じですが、冬の幌満峡をドライブ...

1週間ぶりのご無沙汰で、失礼しました。仕事が詰まっているのと、なんとなく機会を失ってこんなにも間が空いてしまいました。反省…。さて、なにやら、凧の会美術部長と駅前民宿かあさんが相次いで、冬の幌満峡をブログで紹介したのを発見。(見ていない人は、トップページのリンク集からどうぞ)今日ネタがないワタクシとしては、二番煎じと思いながらも愛車を東へ向けるのでした…。

冬の幌満峡_公園前.jpg

幌満川河口から約2㎞。ここまではこんなに広くて除雪の行き届いた舗装道路があるのですが、この奥は除雪も不十分の砂利道。美術部長は、乗用車のためこのあたりに駐車して無謀にも徒歩で向かったそうですが、RV車(!)のワタクシはこの先もずんずん進んでいったのです。

冬の幌満峡_採石場.jpg

いつものかんらん岩採石場の岩肌も、パウダーがかかるとさらに迫力感が増したような…。

冬の幌満峡_不動上流1.jpg

さて、美術部長に負けじと、どこか雰囲気の良いところで河岸に降りてやろうと物色し、不動の沢が合流する少し上流でアタック。

冬の幌満峡_不動上流2.jpg

冬用長靴の口をしっかりと閉めて、股下まで雪に埋まりながら、なんとか河岸に降りてみました。立ってるところは氷の上。足下を確かめながら前進です。

冬の幌満峡_不動上流3.jpg

少し行くと、こんな岩肌も…。河岸はすべてかんらん岩。常に流れに洗われているため、この岩本来のオリーブグリーンが見えるのですが、冬はなおさら緑が引き立ちます。

冬の幌満峡_不動上流4.jpg

まるで、アイスクリームをスプーンですくったような形は、長い間急流に洗われてできた自然の造形です。近くには、ポットホール(おう穴)もたくさんありましたよ。

冬の幌満峡_不動上流5.jpg

こんな氷柱もいたるところに…。

冬の幌満峡_不動上流6.jpg

河岸にある大小の転石の上には、まるでマッシュルームのように雪が積もっていました。もう少し上流までチャレンジしたかったのですが、この先の氷の上で足がはまり、勇気ある撤退。左側の崖をヒーコラいって登り、道路に戻りました。

冬の幌満峡_第3発電所.jpg

よ~し、こうなったら、大ダムまで行ってやろうと、車でさらに上流を目指したのですが、ここ第3発電所から上はしばらく除雪をしていなく、轍もなし。それでも、1kmほどトライしたのですが、埋まる恐怖に負けて帰って来ました。

何の脈絡もない二番煎じのネタとなってしまいましたが、冬の幌満峡もなかなか。ツアーに使えるか?(タク)

2013年01月19日

連日のけあらし、アポイ岳ジオパークも凍っちゃう?

昨日の朝ですが、寒かったですね。粉雪が10㎝ほど積もったうえ、目の前の太平洋もよい湯加減?

2013.1日の出.jpg

家の周りの雪かきを終えて、けあらしが立ち上る厳寒の美しい朝陽をエンルムに行って収めてきました。

2013.1アポイとけあらし.jpg

とにかく寒かったのですが、風もなく空気が透き通っていて、あらためてアポイと様似の美しさを実感したひとときでした。

2013.1厳寒の様似市街.jpg

アポイ山塊上部や遠く日高山脈の脊梁(楽古岳・十勝岳)を覆っている雪の白さ、まるでパウダーをふりかけたような丘陵の林、そして澄み切った空と幻想的な海のけあらし。街もなんだか、寒さに縮こまっているような…。

鳧舞からの日高山脈.jpg

ところで、この日は急きょ所用で札幌に出かけてきたのですが、日高路のどこからも日高山脈がよく見えました(写真:新ひだか町三石鳧舞)。先日、ジオパークの再認定審査で審査員を千歳から様似まで送迎した際、アポイ岳ジオパーク(様似町)だけではなく、そこに至るまでのガイドも重要と指摘されました。日高全体のこともまだまだ勉強です。ということで、写真の脊梁、名前の分かる方はぜひ教えて~!(タク)

2013年01月15日

日本ジオパーク再審査ー最終日ーと今日の様似の景色

様似のジオパークがちゃんと活動しているかの審査3日目、最終日の様子をお伝えします。

ジオパークは「人」。審査では、人、活動が重要なポイント。様似町をまわって、お店、仕事をされている方にお話をお伺いする一日でした。

 

改修中のビジターセンター、NI〜DA先生案内のもとアポイ岳地質研究所(幌満コミュニティーセンター)を視察し、

その後、

0115円館さん.jpg

様似の産業の中心は水産業。ENDATEさんに昆布のお話をしていただきました。

0115オホナイの滝.jpg

ENDATEさんの昆布納屋の裏の「オホナイの滝」。なんと!凍り付いていました。

0115花蘂水産.jpg

花蘂水産にて、お店で見せるように水槽を構える意味、様似産ツブの魅力などお話いただきました。

0115様似郷土館.jpg

ガイドMIZUNOさんの案内で様似郷土館を視察。

0115エンルムからアポイ.jpg

今日も行きました。エンルム岬の中腹の展望所。風で手が凍えつつも天気に恵まれ、東にはアポイ岳。

0115エンルムから日高山脈.jpg

北には、日高山脈。

0115エンルムから奇岩.jpg

西には、奇岩の展望。エンルム岬からの展望、町を見渡せる場所があることのありがたさを再認識し、

その後、中村おやきささんへ。ちょっと珍しい形のおやきに話題が弾み、

西様似のアビヨンさんで昼食。「ツブとスケトウダラのトマトパスタ」トマトにツブとタラがよくあいます。

0113ツブスケトウダラパスタ.jpg

最後は、3日間の再審査のまとめをしつつ、ジオパークがどのように様似町に浸透するかなど話し、現地審査は終了しました。(ジオ美)

2013年01月14日

日本ジオパーク再審査ー2日目ー

昨日に引き続き、日本ジオパーク再審査の2日目でした。

審査もされつつ…、こうしたらもっと良くなるのではないか?という話し合いが中心です。

 

9:00、審査員さんの宿泊先、駅前民宿さんを出発。

0114駅前民宿にて.jpg

駅前民宿お父さんと女将さん、審査員さん、事務局

 

現地視察でエンルム岬へ。

アポイの見える場所で、かんらん岩の驚き・不思議をどうガイドするか?看板のあり方などを議論。

0114エンルムにて.jpg

 

午前〜夕方にかけて、関係者へのヒアリング。

協議会の方、アポイ岳ファンクラブの方、ガイドの方、ジオ塾講師の先生、様似中学校の先生、NI〜DA先生にお集りいただきました。ジオパークになって4年間、何が良かったか?今、困っていることなど時間めいいっぱいいお話いただきました。

0114ヒアリング.jpg

 

様似の漁師さんは、朝アポイを見て天気を判断する方もいらっしゃるそうです。日常の会話に見過ごしているものが、ヒトと自然、ヒトとヒトをつないで活性化するヒントなのかもしれません。

このような2日目でした。アポイジオパークとは?がわかりやすく見える化してきた?

一日長丁場でしたが、参加いただいた方々、駅前民宿さんありがとうございました。

 

 

余談、お恥ずかしい話ですが…

朝、駅前民宿さんにお伺いしたら、ミツウマの防寒長靴を紹介いただき、1日履かせてもらいました。すみません…。(北海道の冬の独自文化、防寒長靴。これもジオにつながるか?)

駅前民宿女将のブログ↓にも、日本ジオパーク委員さん宿泊の様子がつづられています。ご覧下さい。

http://blogs.yahoo.co.jp/ekimaeminsyuku_samaki

(ジオ美)

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