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2013年09月27日

様小6年生の総合学習で、幌満峡に行ってきました。

突然ですが、この絵。急ピッチで進む様似小学校の改築工事の完成予想図です。早くできないかな~などど眺めつつ、様小で6年生と待ち合わせ。

様小改築完成予想図.jpg

今日は、6年生の総合的な学習のお手伝いということで、子どもたちを幌満峡にご案内。メインは水力発電なのですが、天気も良くアキアジシーズンなので、その遡上を見ようと、ちょっと寄り道。

様小6年幌満_泉橋1.jpg

ここは、東邦オリビン採石場につながる泉橋。幌満川をのぼるサケを見るには一番よい場所なんです。

様小6年幌満_泉橋2.jpg

そんなにいないかな~と思いつつ案内したのですが、「あ~っ、いるいる!」

様小6年幌満_泉橋3.jpg

かなり少ない水量でしたが、その分はっきりとサケの姿が見えて、子どもたちも大喜びでした。

様小6年幌満_発電所1.jpg

さて、本来の目的はこっち。幌満峡中流にある第3発電所。運営する日本電工㈱様似工場の高橋課長さんが首を長くして待っていました。

様小6年幌満_発電所2.jpg

日本電工では、この幌満峡に2組(ダムと発電所)の発電施設を持っていて、合わせて約10,000kwの電力を周辺に供給しています。

様小6年幌満_発電所3.jpg

そして、この発電所に水を供給している上流の幌満ダムへ。ほとんどの子どもはこのダム湖まで来たことがなかったようで、興味深く周囲を眺めていました。ダムの話よりも、高橋課長が毎年5000匹のニジマスを放流しているという話に食いついていましたが…。

様小6年幌満_幌満ダム.jpg

総合学習のテーマは、様似の観光ルートの開発。これから調べ学習を進めながら、子どもたちの考えるアポイ岳ジオパークお楽しみコースが、来春にはできあがるのかな?みんな、がんばってね。(タク)

2013年09月26日

明日明後日、様高3年生が札幌で開発商品を販売します!

今朝の道新にも紹介されましたが、明日・明後日の二日間、札幌のサンピアザで行われる北海道高校商業教育フェアと、大通公園で開催中のオータムフェスト2013に、我が様似高校3年生が参加し、自慢の独自開発商品を販売します。

様高最後の商品化_道新.jpg

記事にあるように、様似高校は来春閉校となりますが、3年生18人全員が札幌に乗り込み、自信作のツブの燻製「つぶ三郎」と様似産イチゴを使ったパイ「甘酸っパイおくりもの」を販売します。

2013商業教育フェアリーフ002-1.jpg
2013商業教育フェアリーフ002.pdf

商品開発は、様高伝統の課題研究で先輩たちから引き継がれている活動で、今年は様似産ツブを使った三代目商品の「ツブ三郎(1袋200円)」と、これまた様似特産のイチゴを使った一口パイの「甘酸っパイおくりもの(1個200円)」を開発。ウチのHOROMANさんも手伝ってま~す。

様高_つぶ三郎.jpg

どちらも絶品ですが、特に左党のワタクシはこの「ツブ三郎」がおすすめ。毛ツブの醤油味燻製なんですが、日高昆布のだし汁を使い、甘いなかにもピリッとした辛さが酒のつまみにもサイコーです。このブログもこれつまみながら書いているし…。

様似高校の集大成ともいえる販売活動。近くにお出での際は、ぜひ立ち寄って生徒たちのがんばりを応援してあげてください。また、札幌周辺にお住まいの方にもぜひ宣伝して~!(タク)

2013年09月24日

アポイ岳ジオパークの世界ジオパークへの推薦ならず...

今日、東京で開かれた第18回日本ジオパーク委員会において、アポイ岳を含む4つの日本ジオパークの世界ジオパークへの推薦可否が審議され、アポイ岳は残念ながら今回、同委員会の推薦をいただくことはできませんでした。

今回、世界ジオパークネットワーク(GGN)への加盟を目指して、推薦申請を行ったのは、昨年、同委員会から「保留」されていた「阿蘇」を含めて、「アポイ岳」「白山手取川」「霧島」の4つの日本ジオパークでしたが、阿蘇ジオパークのみが「推薦」となり、残る3つの地域は「見送り」となりました。また、あわせて日本ジオパーク認定を目指した10地域の審査も行われ、7地域が「認定」となったものの、1地域が「保留」、2地域が残念ながら「不認定」となっています。

これによって、日本のジオパークは、ナショナルジオパークである日本ジオパークが26地域、グローバルジオパークである世界ジオパークが6地域となっています。

アポイ岳は、地質地形と植生のつながりや、アイヌ文化などの歴史文化への理解や調査研究が不十分というコメントをいただきました。詳しい審査結果は後日示される予定ですが、気持ちを切り替えてさらなるレベルアップに取り組んでいきますので、皆さまの引き続きのご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

また、今回、推薦となった阿蘇ジオパークのみなさん、日本ジオパーク認定となった7つの地域の皆さん、本当におめでとうございます。特に、阿蘇はこれから世界への本申請が待ち構えていますが、ぜひともGGN加盟を勝ち取れるようがんばってください!

日本ジオパーク委員会のプレス発表文は下記をご覧ください。

https://www.gsj.jp/jgc/index.html

もしかすると、写真なしブログは初めてかも…。本当であれば、吉報に沸く関係者の写真がのるはずでしたが…くっ~、残念!でも、またがんばります!(タク)

2013年09月23日

行ってきました風土&FOODフェス!

みなさん、あけましておめでとうございます

と、いうくらいブログを書いていなかったDです。

 

さてさて、9月21日・22日、商工観光課の精鋭たちは札幌市にあるSTV本社前で開催されました

「風土&FOODフェスティバル」へ出店してきました。

 

オープニングセレモニーを皮切りに始まりました当イベント、この通り様似町長もやる気満々でした。

 

オープニング.jpg

 

今回、様似町から持って行ったのはこちらの品々。

 

商品①.jpg

 

商品②.jpg

 

見たことある!

これいしいよね!

ん?これ初めて見たな~なんていうものがたくさんあるのではないでしょうか。

 

お客様の中には工藤商店のつぶ飯やタコまんまのかまぼこのリピーターもいらっしゃいましたよ(^o^)/

 

アポイちゃん・カンランくんも忙しい合間をぬってアポイ岳から応援に駆け付けてくれました!

アポイちゃんが向かい合っているのは日高晤郎さんですよ~

 

アポカン.jpg

 

この2日間、様似町のブースに来てくれた方、買い物をしてくださった方々、本当にありがとうございました。

 

次回、様似町が札幌で出店するのは11月22日からアクセス札幌で開催される「北のアメ横2013」でしょうか。

日程が近づいたら改めてみなさまに宣伝しますので、ぜひぜひ足を運んでください。

2013年09月13日

第3回アジア太平洋ジオパークネットワークシンポに参加してきました

9月8日~12日、韓国の済州島で開催された、第3回アジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウムに参加してきました。シンポジウムの会場は、済州市内のKALホテル。

チェジュ_KAL外看板.jpg
チェジュ_KALタペストリー.jpg

シンポジウムは、ホテルの2階を借り切って行われ、講演や分科会、宣伝ブースなどで各ジオパークの取組みなどが発表されました。このシンポジウムは、アジア太平洋の世界ジオパークが一同に会するものですが、アポイ岳や霧島、白山手取川、阿蘇など、今年世界ジオパークを目指す日本ジオパークも参加しました。

チェジュ_ポスター会場.jpg

宣伝ブースの周りはこんな感じです。

チェジュ_ブースデスク.jpg

我がアポイ岳ジオパークもブースを設置したのですが、なにせ小さなスペース。ウチのジオ美が工夫して、アポイ岳のアピールポイントをまとめてくれました。英語のリーフレットに、かんらん岩の重さを体感する10㎝角のサンプル、無料配布の缶バッヂ、英語の字幕付きPR映像などなど。ここには写っていませんが、中村昆布製作のミニ昆布チップスも100個用意し、これはと思うお客様にプレゼントしました。

チェジュ_ブース様子.jpg

ブースでは、通訳として参加してもらったアリが大活躍。「ここはどこのジオパーク?」「日本です(From Japan)!」「本当???」といった感じでした。

チェジュ_ジオ美発表.jpg

また、各地域の取組みを発表する分科会では、ジオ美が英語でアポイ岳ジオパークを紹介。聴衆の反応も良く、質問もたくさん受けました(もちろん英語で)。アリの助けを借りながら何とか受け答えていたジオ美です。

チェジュ_GGNビューロー.jpg

さらに、このシンポジウムでは、4年に1回各地域に課せられる再審査の結果発表や、新たに認定されるジオパークの発表も行われ、日本は洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3つが再認定されたほか、新たに隠岐ジオパークがGGN加盟を果たしました。隠岐のみなさん、本当におめでとうございます!

チェジュ_豊岡高校生.jpg

そうそう、それから、会場にはポスター発表の場もあって、再来年、このシンポジウム会場となる山陰海岸ジオパークから高校生も参加し、英語で発表していました。子どもたちの頑張りに、ついつい親の気持ちで見てしまうワタクシでした。

チェジュ_万丈窟.jpg

シンポジウムは3日間にわたって行われましたが、中日にはチェジュジオパークのジオサイトを巡るジオツアーもあり、気温30度の中、汗だくになりながら参加しました。これは、万丈窟(マンジョングル)という7㎞にも及ぶ溶岩洞窟の入り口。中は寒くて暗いのですが、照明や歩道、緊急用の電話(携帯がつながらないので)なども整備されていました。

チェジュ_石垣.jpg

ところで、チェジュは火山の噴火によってできた島。そのため、土を掘り返すと、無数の岩が出てくるそうで、畑を掘り返した際の石はこうして石垣として活用するとのこと。この石垣が島のイメージそのものなんです。

チェジュ_枯川.jpg

また、溶岩が冷えて固まった地質なため、水はけも激しく、川も完全に枯れています。今年は記録的な少雨ということで、どの川もこんな状態でした。

チェジュ_城山日出峰.jpg

これは、城山日出峰(ソンサンイルチュンボン)というところ。様似のエンルム岬を巨大にした感じといえば想像つくかしら。でも、その成り立ちはエンルムとは全く異なり、これは水中火山爆発によってできた火砕丘(タフコーン)という地形だそうです。さきほどの万丈窟と同様、世界自然遺産にも指定されており、さすがにスケールが違います。

チェジュ_城山_階段.jpg

どのぐらいのスケールかというと、こんな急な階段を600段も登って着くぐらい。あ~大変だった。

チェジュ_城山_頂上.jpg

頂上には、皿のような火口の縁に展望デッキが設けられていました。がんばって登った割にはちょっと拍子抜けでした。むしろこの地形は下からや上空から見た方が良いのかもしれません。

チェジュ_城山からの眺め.jpg

城山日出峰の山頂から眺め。遠くの山々は全て火山噴火によってできた地形です。アジアのジオパークはもちろん、ヨーロッパやアフリカからも関係者が参加した今回のシンポジウム。アポイ岳の存在もかなりPRできたと思っています。今月24日には、日本ジオパーク委員会によるアポイ岳の世界ジオパークの推薦の可否が決定します。もし、推薦となれば、今回の訪問が必ず生きてくるはずです。(タク)

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