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2013年12月05日

様高生が町議会で、町長に質問をぶつけました!

昨日、今年度で閉校となる様似高校の3年生による「様高生まちづくり議会」が町議会議場で行われました。定数減で空席もある議員席ですが、今日ばかりはこのとおり満席です!

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議事進行は、通常の町議会とまったく同じ。しかも、傍聴席には本当の議員さんが傍聴している緊張感たっっぷりの雰囲気のなか、生徒は、一人ずつ質問台に立ってあらかじめ用意した町施策に対する質問を発表。

様高議会_一般質問.jpg

各質問については、担当課長が具体的に回答していましたが、再質問後にはすべて町長も補足説明を行っていました。

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生徒たちの質問は、よく練り上げられたものばかりで、内容も多岐にわたりましたが、やはり自分たちが課題研究として取り組んできたこともあってか、町のPRや観光、ジオパーク、特産品などの質問が多く、ウチの課長も汗かきながら懸命に答弁していました。

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無事、全員の質問が終わった後は、町長・副町長・教育長とともに記念撮影。

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終了後の議員控室では、極度の緊張から解放された生徒たちもホッ。。。新聞記者さんの取材にもきさく(?)に応えていました。

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質問では、参考となるアイディアがたくさん出された一方、とり上げた事柄の背景にある問題点も各課長から指摘されました。しかし、どの生徒も堂々として、なにより質問が本質を見事にとらえていたのが印象的でした。贅沢な要望を一つ言わせていただければ、答弁内容に対する再質問がもっとあるとすばらしかったかな?でも、そんなことを言うと、いつも議員さんと丁々発止のやりとりをしている町長や課長さんから、「余計なことを言うな!」とのお叱りがあるかしら?(タク)

2013年11月26日

ファイターズ様似町応援大使のアノ2人が様似に来てくれました

選手が10年かけて北海道の全市町村を応援する「日本ハムファイターズ応援大使」。記念すべき初年度の今年に、我が様似町が選ばれ、小谷野選手と今浪選手が様似町応援大使に任命となったわけですが、その2人が今日そろって様似町を訪ねてくれました。最初に訪問したのは、様似小学校。

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全校児童が出迎え、子どもたちからの質問コーナーや…

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キャッチボール。

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1~6年生まで、50人ほどが交代で行い、両選手とも学年に合わせてやさしく相手をしてくれました。

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そして、クラスごとの記念撮影。肩を抱いたりスキンシップしてくれる2人に、子どもたちは大感激でした。

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小学校を後にした2人は、役場を表敬訪問し、遅い昼食を済ませたあと、アポイ岳ジオパークビジターセンターにも足を運んでくれました。センターでは、2人にかんらん岩の小石が入った「オリ瓶(ビン)」と鹿角で作ったキーホルダーをプレゼント。また、同じくセンターのお土産グッズの一つ、かんらん石はんれい岩のサンプルに来館証明としてお二人のサインもいただきました。

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そして、次に2人が訪れたのが、様似野球少年団の練習場。これは当初予定していないサプライズで、子どもたちもビックリを通り越してかなりの緊張気味。

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ここでも小学校と同じように、キャッチボールの相手をしてもらったり…

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バッティングのワンポイントアドバイスなどもしてもらいました。ただし、今浪選手の「球が来たら、こうしてこうバットを出すんだよ。」という長嶋ばりのアドバイスが印象的でした。

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そして、メインは中央公民館での町民とのふれあい。人口の5%にあたる約250名の町民が集まりました。

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最初は、2人のトークショーで、ウチの302さんがコーディネーターとして2人に様々な質問をぶつける形式でスタート。302さんの巧みな(?)誘導に、小谷野・今浪両選手ともリラックスして本気トークしてくださいました。特に、今浪選手は、オフレコ満載の話題で会場の笑いを誘っていました。

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楽しいトークの後は、お二人が用意してくれたグッズの抽選会。サイン入りのボールやユニフォーム、小谷野選手は、自身オリジナルのタオルとバッグも特別に提供してくれました。

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また、抽選による記念撮影も行われ、周りにはカメラやスマホをかざす群衆が…。最後には開場全員とハイタッチを行い、楽しいひとときを終えました。

F大使_公民館撮影.jpg

トークショーで、小谷野選手は来年優勝してぜひプライベートで、小谷野選手は趣味の釣りで、それぞれ様似を再訪してくれるとのこと、また、帰り際には「自分たちの方が楽しませてもらった。ありがとうございます。」とのコメントもあり、気さくな2人に感謝感激!応援大使は今年一年限りの任期ですが、様似町民はこれからも2人のプレーを応援していきます!(タク)

2013年11月20日

今年もサケの飯寿司づくりに挑戦しました~

11月も下旬に入り、ギリギリとなってしまいましたが、先日、ようやく我が家で飯寿司の漬けこみを行うことができました。商工会のKさんにお骨折りいただき仕入れた立派なサケを、さばいて一晩水につけたものを切り分けます。

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大きなオスを2本半、1時間ほどかけて適当な大きさの切り身にし、大根やニンジン、ショウガ、鷹の爪、ご飯、焼酎、塩、味の素、ザラメなど一式も準備よし。これらは、一昨年、horomanさんのお母さんに教わったもの。しかし、材料・調味料は間違いなくとも問題はその塩梅???

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切り身はこんな塩梅。あまり大きいと食べずらいので、いつも食べる前にいちいちハサミで小さくしていることから、今回は小さめにしてみました。

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もちろん、氷頭(ひず・鮭の鼻先)も入れま~す。

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そして、満を持して樽に敷いていきます。まずは、野菜から「塩→大根→ショウガ→ニンジン→なんだったけ?」てな感じで野菜→調味料→鮭→調味料→野菜というように水平に積み重ねていきます。

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今年は、大きめのオス2本半を漬けこんだので、6段ぐらいで樽一杯となりました。調味料の塩梅が心配ですが、あとは出来を信じてきっちりと重石を積んでいきます。漬けこみ時期が遅くなったので、正月に間に合うかな~?

ところで、今年の鮭漁は漁・価格ともまずまずだったようです。というか、例年が悪すぎるので比較にはならないか。いずれにしても、海が元気でないと困るアポイ岳ジオパークの様似町。来年の昆布は倍返しじゃ!(タク)

2013年11月17日

ジオ美のジオ塾初ガイド!岩石標本から様似の大地の成りたちを学ぶ

お久しぶりです。間が空いてゴメンナサイ。

さて、今日はふるさとジオ塾の第8回講座で、岩石標本箱をつくりながら、様似の大地の成りたちを知ろうという企画。11月に入り寒さも厳しくなり、野外はどうかなと思ったのですが、予想外の暖かな日でした。まず、訪れたのは石灰を精製している小野工業さん。今は採っていないものの、プラント裏の崖にはド~ンと石灰岩の塊が出迎えてくれました。

ジオ塾_小野工業_メランジュ.jpg

様似は、西半分がかつての海の地層で、アポイ岳などの東側が陸の地層。地形も、海であった西側は丸みを帯びたり平らな丘が多いのに対して、陸側のアポイ岳は急峻な山容となっていて、その対照性がこの地域の特徴ともいえます。小野工業さんで、まずは海の底に溜まってできた堆積岩の一つ、石灰岩をゲットしようというワケ。石灰岩は、南の海のサンゴ礁の死骸が海底に積もり、それが約2億年のプレート運動でここまでやってきました。

ジオ塾_石灰岩採取.jpg

続いて訪れたのは、様似小学校裏の崖。ここは昔の石切り場だったところですが、ここの岩石はもう一つの堆積岩である砂岩。同じく海の底だったこの辺りの地層は、約1億年前の砂岩や泥岩でできています。

ジオ塾_様小裏砂岩.jpg

そして、おなじみのエンルム岬のひん岩。様似海岸にたくさんある岩山は、堆積岩がつくるなだらかな地形とは明らかに違う異質のもの。実は、このひん岩は、堆積岩の地層に部分的に下からマグマが上がってきて冷えて固まった火成岩なんです。風景の中で、明らかに違う地形はその成り立ちに由来しているのです。

ジオ塾_エンルム裏.jpg

そして続いては、海から陸の地層へ移動です。こちらでは、かつて地下深くにあって強い圧力と熱によって変化した片麻岩と角閃岩をゲット。これで変成岩が二つ。

ジオ塾_角閃岩の褶曲.jpg

最後は、一番地下深くの岩石・かんらん岩です。幌満の河原で転石を採取して、堆積岩・火成岩・変成岩をそれぞれ二つずつゲットしたのですが、最後の詰めでどの石にしようかと悩む塾生さんも。

ジオ塾_標本箱どれがいい?.jpg

ウチのジオ美が100円ショップで仕入れた特製標本箱にきれいに納まりました。あらかじめ、ラベルも作っておいたので、どの石がなんという石か一目瞭然でしょ!

ジオ塾_標本箱.jpg

仕上げは、ジオラボ(アポイ岳地質研究所)で、きれいな鉱物が見られるよう、かんらん岩だけを岩石カッターで切って、切断面を研磨剤で磨き完成です。

ジオ塾_ジオラボ.jpg
ジオ塾_岩石カッター.jpg
ジオ塾_岩石研磨1.jpg
ジオ塾_新井田.jpg

今日のガイドを無事務めたジオ美は、最後にお手製イラストで、もう一度様似の大地の成りたちを説明。採ってきた石のでき方と絡めることで、塾生にも大地がどうしてできたのかがかなりイメージできたようです。まずは成功と言っていいでしょう。

ジオ塾_ジオラボ加藤説明.jpg

気持ちよく終わった勢いで、ジオラボ前で記念撮影して終了です。これが今日の参加メンバー!顔だしも許可いただいています!

ジオ塾_ジオラボ前記念撮影.jpg

いろんな岩石を見つめることと、地域の大地の成りたちという2つのテーマがからまることで、かえってそれぞれが分かりやすく伝えられたのではないかと思います。初めてのガイドで多少固さのあったジオ美も、手ごたえを感じたはず?

女郎花_日替わり定食.jpg

塾を終えて、スタッフのジオ美とジオロー、ニ~ダ先生の4人で、今年オープンの女郎花(おみなえし)で昼食。今日の日替わり定食は鮭の山漬けかハラスの焼き魚定食ということで、私はハラスを選択。食べかけの写真で恐縮ですが、切り身の味・ボリュームとも大満足。スタッフ4人は今日の反省もなく、舌鼓と窓からのエンルムの眺めを満喫するのでした。(タク)

2013年11月07日

ジオガイド御一行様、洞爺湖有珠山ジオパークで研修会!

こんにちは。最近、妙に出場機会が増えているジオローです。

今回は、某タク主幹とある取引きをしたため、ブログをアップすることになったわけです(汗)

さてさて、もう11月ですね~。2013年も残り2か月を切りました。今週末あたりには様似でも初雪が見られるかもしれませんね。

皆さんも早めにタイヤ交換など冬支度をしてください!(←余計なお世話ですね)

いつもの独り言もこのあたりにしまして…。

 

11月4日(月)~5日(火)、認定ガイドやスタッフなどを含め総勢13名で洞爺湖有珠山ジオパークへガイドの視察研修に行ってきました。初日は溶岩ドーム「昭和新山」登山。昭和新山近くの駐車場では、洞爺湖有珠山ジオパーク職員Ni-reさん、火山マイスターのA-beさん、Ma-tsu-monさん、Ii-daさんの4人が私たちをお出迎えしてくれました。

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早速、危険防止のためヘルメットを着用し、Ni-reさんのガイドのもと、普段、入ることのできない特別天然記念物「昭和新山」に足を踏み入れました。

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途中の第4火口で地熱を計測したところ、50℃を計測していました。

地熱計測.jpg

赤い壁状に見えるのは、溶岩ドームができる前、このあたりは麦畑で土壌が溶岩によって焼付いたもの、「天然レンガ」と呼んでいます。

IMG_1458.JPGのサムネール画像

今日の天気は午後から晴れの予報でしたが、登っている最中、空の雲行きが怪しいと思っていたら、突然アラレ交じりの雨が降り出し、急いで雨具を着衣。きっと、アポイ岳メンバーの中に日ごろの行いがよろしくないかたがいらっしゃったのかな?!と思いつつ、テッペン目指し登り続けました。

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中腹の溶岩ドームに差し掛かると、あちこちに蒸気が沸き起こっていました。また、山頂手前の噴気孔は亀の甲羅のように見えるので「亀岩」と名付けられ、その亀岩のそばを通るだけで熱がはっきりと伝ってきました。

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洞爺湖をバックにうっすらと虹が掛かり、幻想的で私たち一行を歓迎しているようでした。

洞爺湖に虹.jpg

ようやく登頂し、皆で記念撮影!掛け声はもちろん「アポイ~!」(あれ?約1名が見当たりませんが…)

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テッペンの石は温かみがあり不思議な感じでしたよ。先ほど雨に当たり体が冷えたせいか、女性陣は座って暖をとり、その場から動きたくない様子でしたよ。

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テッペンから洞爺湖中島を一望。

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下山後は麓の三松正夫記念館に来館し、明治新山・昭和新山・有珠新山の誕生を見つめ続けた三松正夫さんの貴重な観察記録、スケッチ、写真等などの展示物を三松三朗さんに紹介してもらいました。

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外も真っ暗になり、体も冷え切ったところで、本日の宿「かわなみ」で温泉に浸かりながら疲れを癒し、夜は洞爺湖有珠ジオパークの火山マイスターのかたがたと親睦を深めました。

 

2日目は洞爺湖の真ん中にドーンとかまえた4つの島からなる「中島」をトレッキング。洞爺湖本土から中島まで遊覧船で移動です。

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本日の遊覧船の船長はShi-n-ta、操縦士I-yo-kiです(笑)

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本日のガイドは洞爺湖ガイドセンターのOh-gawaさんです。「自分も楽しむぞ!」オーラがにじみ出て、こちらも自然と楽しい気持ちになりました。約2時間のコースを歩きながら植生や生き物のことなど、わかりやすく説明してくれました。

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非常に整備された道を森林浴しながら、気持ちよく歩きました。

中島トレッキング.jpg

この木を見渡すと何かの形が見えてきませんか?(答えは♥)

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シカさんの爪痕を発見!

シカの爪跡.jpg

この中島には泳いで湖を渡ったシカさんが住み着き、昔は400頭近いシカさんが生息していましたが、食害などの被害が多かったため駆除され、現在では100頭ぐらいに減っているそうです。私たちが訪れた時には、シカさんを目撃することができませんでした。

 

今回、初めてガイドの視察研修ということで洞爺湖有珠ジオパークにお邪魔し、色んなかたとお話しをする機会を設けさせていただきました。どのかたもジオパークに対しての思いはもちろんのこと、自分たちが住んでいる町の自然や貴重な資源や遺産を大切にしたい、そして大好きな思いが、ひしひしと伝わってきました。今回研修したガイドさんたちもいい刺激を受けたことと思います。来年はよりパワーアップし、皆さんの心に伝わるガイドをしてくれることでしょう。     【ジオロー】

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