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2016年03月13日
様似の石の標本箱をつくろうー実験塾3回ー
ふるさとジオ塾3回目です。今日は、とっても楽しみにしていた標本箱つくりです。
17名の方に参加していただきました。
開始前に、参加された方から、持参した石を見せていただきました。見事な石コレクションです。
今日は様似を代表する石、6種類で標本箱を作ります。
様似を代表する石。石と標本箱は、NI~DA先生が用意してくださいました。
石灰岩、砂岩、黒雲母片麻岩、角閃岩、ひん岩、トーナル岩、かんらん岩、はんれい岩。あれ、石が8種類!?箱は6つですが、石は8種類から選ばせてもらいました。様似はいろいろな石がある場所なのです。そして大地の成り立ちも様々な話があるのです。この話は今後のジオ塾でまたの機会に。
石を標本箱に収めるサイズにします。ハンマーで割ったり、岩石カッターで切ります。
見事なハンマーさばきのIYKさんは、標本箱にぴったりサイズに石を割ってくださいました。
石を研磨機で磨きます。
ダイヤモンド砥石で磨きます。
完成、様似のふるさと自慢の石の標本箱。
楽しそうに参加者のみなさんが石を切ったり、磨いたりされていたことが印象的でした。大人から子供まで幅広い年代の多くの方に参加いただいた実験塾となりました。講師のNI〜DA先生の豊富な知識から、様々な興味深いことを教えていただきました。ふるさとジオ塾では、これからも様似の自然歴史を学びながら、多くの方に楽しんでいただけるような講座を実施していきたいと思いますのでよろしくお願いします。(ジオ美)
2016年03月02日
アポイ岳フォーラム(2/27)に600名が来場!
ご無沙汰しております。ジオローです。
前回ブログに登場したのが、いつだったのか忘れるぐらいの久々でございます…。
先週の今頃は、インフルエンザの流行に乗り遅れることなく、布団の上でもがき苦しんでおりました。
まだまだ、インフルエンザも流行っておりますので、体調管理に気をつけてください。
私の余談もこのへんにしまして…。
去る2月27日(土)札幌市内で開催された、ユネスコ世界ジオパーク認定記念「アポイ岳フォーラム」に600名のかたが会場を訪れました。
当初の事前申込では、700名募集のところ満員の申込があり、後から申し込まれたかたにはお断りをしたしだいです。
しかし、蓋を開けてみれば600名と人数が減少したものの、会場内は多くの方で埋め尽くされました。
また、ご来場された一人ひとりに、かんらん岩をイメージしたカフェマザーのかんらん岩ケーキが配られました。
基調講演は、「超塩基性岩のスミレと野菊」と題し、植物写真家のいがりまさし氏がご講演されました。アポイ岳に咲くスミレと、他の同じような地域のスミレとの比較や、花々の魅力や美しさを話されました。
講演の後半には、ご自身のライブ演奏の一端をリコーダーを使って披露し、会場のお客さまもその音色に聞き入っていました。
その後は、セッションミーティング「アポイ岳の保全再生の可能性を探る」をテーマに、これまでアポイ岳をフィールドに調査研究されている先生方や研究者に、絶滅の危機にある町の花「ヒダカソウ」についてや、現在行なっている再生活動など、それぞれの立場でアポイ岳の調査研究の成果や、今後の方向性などについて発表しました。
セッションミーティングの登壇者5名。
今フォーラムの当初の企画段階では、400名を目標としておりましたが、予想をはるかに超す600名が来場。改めて「アポイ岳」への関心の高さを再認識しました。
このフォーラムは、アポイ岳が保全再生に向けて本格的に始動することを皆さんに認識してもらう意味合いでもありました。アポイ岳の雪が解けた頃、本科的にアポイ岳の保全再生活動を進める者として、研究者・地元・行政が一枚岩となって取り組んでいかなければ、何事も上手くいかないなあと頭を悩ませているジオローでした。 【ジオロー】
2016年02月13日
石の世界を体験しよう!学ぼう!岩石いろいろ。ジオ実験塾2
ジオ実験塾の終了後、なんと雨。様似町もまだまだ寒いですが、少ーし温かくなってきました。
今日は、20名の方々にお集まりいただきジオ実験塾の2回目です。
講師は、NI~DA先生。今日のテーマは、岩石いろいろ。石はどうやって分類されるのでしょうか?地球にある石は、でき方の違いで3つに分かれるのです。「火成岩・堆積岩・変成岩」の必ずどれかになるのです。
有珠山の玄武岩、幌満川のかんらん石はんれい岩などたくさんの標本を見ながら、石の特徴と見分け方を学びました。
石の分類がわかったところで、クイズです。
この1から6の石を「火成岩・堆積岩・変成岩」に分けてみましょう。
解答
1と2は火成岩。1は細かな石基と自形の鉱物があり、2は大きな粒ぞろいの鉱物があります。
3と4は堆積岩。3は様似町にもなじみのある石灰岩で、4はつぶつぶの粒子があります。
5,6について、板状のわれめがあることから、変成岩。
次回の3月の講座は、様似の石で標本を作ります。石を切ったり、磨いたりします。楽しみですね。
私は、地球上で石ができる場所は、ほとんどが海嶺と海溝に限られているという話が面白かったです。日本は、沈み込みによる付加作用や、火山の活動などで石ができている場所です。改めて、日本は大地の変動を感じられる場所なのだなと思いました。(ジオ美)
2016年01月24日
無事故を願って...様似町交通安全住民大会
毎年1月下旬に開催している様似町交通安全住民大会が1月24日(日)、中央公民館で行われ、約200名の町民が交通安全への決意を新たにしました。
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大会では、最初に町内ブロック別住民運動の表彰式が行われ、金賞の様似町長表彰には、岡田・田代・新富ブロックが受賞しました(写真は、銀賞の平宇・東平宇・冬島ブロック)。
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表彰の後には、町内各世代ごとの交通安全宣言が行われ、幼児センターきりん組の山田隼人くんと川上海音ちゃんや、様似小児童会長の港志童くんらが、元気に交通ルールを守ることを宣言しました。
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また、大会後には浦河警察署の川端地域・交通課長による講演と、静内小学校の加渡先生率いる、新冠レ・コード館ジュニアジャズバンド(RJB)のコンサートも行われ、子どもたちが奏でる楽しいリズムに参加者は聞き入っていました。
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様似町では昨年、死亡1名を含む6件の人身事故がありました。一瞬にして人生を失ってしまうこともある交通事故。町民一人ひとりが高い意識をもって無事故のまちを目指していきましょう(タク)。
2016年01月16日
石の世界を体験しよう!学ぼう!ジオ実験塾第1回
おとといの地震は震度5弱を記録した様似町です。私はお昼休みだったのですが、緊張が走りました。東日本大震災の教訓を忘れてはならないと思った日でした。
さて本日、ジオ実験塾第1回目を開講しました。幌満コミュニティーセンターに25名、新冠からえりもの方まで多くの方に参加いただきました。NI~DA先生から実験をしながら、鉱物について教えてもらいました。鉱物の色や形を観察し「硬さ・重さ」を調べました。子供たちも多く、参加者間の交流もあり、とても楽しい実験塾になりました。
巨大な水晶にびっくり。1年かけて人工的に作られたものです。
「きれーい」との歓声が。美しい標本にうっとりです。標本をたくさん見せてもらいました。
鉱物を、無色鉱物と有色鉱物に分けます。
方解石をハンマーでたたいて、形を確かめます。
方解石を小さく割っても、形は同じなのです。
黒雲母は層状に積み重なっている構造をしている鉱物です。カッターではがしますが、どこまで薄くはがせるかなー?光がとおるくらい薄くはがれたものは、のりのようですね。黒雲母は層状にぺらぺらはがれる面白い構造をしていますね。
次回の実験塾は2月13日です。NI~DA先生ありがとうございました。(ジオ美)



