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2014年02月16日
これまでにない動きのキレを見せたアポカンの二人
東京も記録的な大雪ということですが、その低気圧が北海道にも上陸。2月も下旬にさしかかり、そろそろ暖かくなってくるかと思っていたところに、思わぬ積雪となりました。地元の皆さん、雪かきご苦労様です。
そんな天気の中、様似町中央公民館では、「第59回様似町女性大会」が開催されました。来年は60回かぁ~。すごい歴史を刻んできた大会ですが、そこでウチのアポカンやってくれました。
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なんと、コケコッコーウーマンとカウカウウーマンらとともに、芸能発表の先陣を切って、AKBの恋するフォーチュンクッキーを披露。
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私がこれまで見た中で最高のキレを見せてくれた二人。これだけの動きができるのなら、ゆるキャラグランプリにも出場できそうです!やっぱり、大事なのは外見じゃなく、な・か・みですね。(タク)
2014年02月12日
かんらん岩を切って磨くと、まるで昆布ようかん!?
ぎゅうぎゅうの幌満コミュニティーセンターの一室です。
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2月9日(日)は、ジオ実験塾2回目でした。参加者は前回の1回目の3倍の12名!
かんらん岩にトコトンこだわる講座2回目のテーマは、多彩!かんらん岩!
アポイ岳のかんらん岩は、実は4種類あるのですが、今回はこの4種類が入った標本を作ります。
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こちらは、様似町のかんらん岩の中でも特に量が少なく、めったにおめにかかれないという種類の「ダナイト」。
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選んだ石を切って磨きます。
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仕上げ磨きに、手動で磨きます。
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完成品!!TNKさん製作、かんらん岩4種類が収まった標本箱です。
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石はそれぞれ幅10cmほどです。
ちなみに、かんらん岩の名前は、粒々(鉱物)の量の違いで分けられます。上の写真の標本箱に名前をつけると、下のようになります。
ダナイト | レルゾライト |
ハルツバージャイト | 斜長石(しゃちょうせき)レルゾライト |
切って磨くと、違いがわかりやすくなりました。
講座の中の一コマですが、切って磨いた柱状のかんらん岩を見ていると、「まるで昆布ようかんみたいだね~」との声が。
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ここで私は、2002年レルゾライト会議が様似町で開催された時につくられたという、ある記念品を思い出しました。
それは、「かんらん岩ようかん」。
昆布ようかんは濃い緑色。かんらん岩にそっくりな色なのです。私は、当時の写真を見たことがないので、探してみます。このレポートは、また今度。
次回のジオ実験塾は、めざせ!かんらん岩鑑定士。開催日は、3月9日(日)です。(ジオ美)
2014年02月05日
今シーズン一番の冬将軍到来!そんな中で...
あまりの寒さで冬眠から目が覚めたジオローです。
今日は全国的に今年一番の冬将軍が訪れましたね。北海道幌加内町ではマイナス30℃を記録しました。同じ北海道とはいえ、その気温を体感したことがないので想像つきませんが、寒過ぎ?いや痛い?それ以上に感覚が麻痺するのかしら?寒さに弱いジオローは経験したいとは思いません…。
さてさて、何だかんだ言っても、この町も寒いのは変わりありません。何せ冬の北海道ですから。このとおり、国道から一本外れた道路は、なかなか日が当たらないがために、ツルツルの天然スケートリンクが出来上がっています。おかげさまで歩くときは転ばないように、いつも以上に足の先まで神経をとがらせて慎重に歩くのです。
そんな寒い中、平宇から冬島にかけての道路脇には軽トラがズラリと縦列駐車。軽トラの展示会ではないですよ(笑)
実は、今シーズンお初!冬の風物詩・ふのり採りがありました。寒風が身に染みる中、海女さん?たちが、上から下までカッパを着用し完全防備!気合が入っています。
干潮時の1時間一本勝負のため、ふのり採りの開始時間と同時に、転石に着生した天然ふのりを黙々とむしり取っていました。
ゴム手袋をはめての手作業で採取するため、寒さが厳しい時には手がかじかんだり、波打ち際では冷たい波をかぶることもあるそうです。
そんな大変な作業背景があって、初めて私たちの食卓に味噌汁の具などとして並べられるのです。
特に冬島地区で採れるフノリは天然の転石に生えるので、潮の香りが強く味噌汁として召し上がると美味ですよ。
漁組市場へ出荷されたふのり
早速、ジオローも実食?!ふのりを食べて髪が増えますようにと願いつつ(笑)何の根拠もありませんが、あくまでも巷の噂です…。信じるか信じないかは貴方しだい!!!
ここで宣伝です。前回のブログでも紹介しましたが、ついに様似町観光協会では様似の特産品のネット販売を開始しましたよ。魚介類や海藻類、またジオパークグッズなどがラインナップしておりますので、ぜひご購入してくださいね!(http://samani302.ocnk.net/)
追伸
今週末からソチ五輪が開催されます。日本選手の活躍を期待しつつ応援するつもりですが、その反面、寝不足が
続きそうで色んな葛藤が頭をよぎるジオローでした。 【ジオロー】
2014年02月03日
豊かな昆布の森を夢見て_第6回日高昆布フォーラム
日高昆布とコンブ漁が抱える問題をみんなで議論する日高昆布フォーラム。今年で6回目を数えるこの催しに、日曜の昨日、参加してきました。
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会場の様似町中央公民館には約150人の関係者や町民が集まりました。フォーラムでは、昆布の流通や効果的な雑海藻駆除による昆布増産などについての事例報告のあと、地元漁師さんや事例報告者によるパネルディスカッションが行われ、四ッ倉・北大准教授によるコーディネートで、昆布の資源管理や流通などについて、会場も巻き込んで熱い議論が交わされました。
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また、議論の合間には、漁協婦人部と食育協議会のお母さん方による、昆布を使ったお菓子(せんべい・クッキー・チップス)もふるまわれ、参加者は昆布出汁茶をすすりながら味わっていました。
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日高昆布に限らず、北海道の昆布は、環境の変化による資源の減少と後継者不足などにより、その生産量は減少の一途をたどっています。日高昆布も例外ではなく、特に昨年は歴史的な不漁にもみまわれました。地域の持続的発展のためにも、当事者の漁師さんはもちろん、流通・加工業者さん、行政、研究者が一体となって、豊かな日高昆布の森を守っていかなければなりません!(タク)
2014年01月28日
重い、硬い!かんらん岩をトコトン調べる
様似町は、土曜日にだいぶ雪がとけたのですが、夜に雪が積もりました。本日の講座の前に…まず雪かきです。様似にはめずらしい湿った、重い雪。幌満コミュニティーセンターの駐車場はこんな感じになっています。
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さて本日(1月26日(日))は、NI〜DA先生が講師となる「ジオ実験塾第1回目」。昨年の実験塾も石や鉱物にトコトンこだわりましたが、今年は「かんらん岩」にトコトンこだわる3回講座です。
NI〜DA先生の講義でスタートです。
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実際にやってみようとのことで、隣の部屋へ移動して、
NI〜DA先生お手製の、タテ・ヨコ・高さ、ぴったり直方体型(切り餅のような)に切りそろえたかんらん岩で実験開始です。
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実験①〜不定形のかんらん岩の密度はどうやって調べるのか?〜
切り餅型であれば、定規を使えば石の体積がわかりますが、不定形ではわかりません。さてどうしましょうということで、はかりでかんらん岩を重さを量ります。その後、水を入れた計量カップに沈めます。
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余談ですが、ノズルのついた水を噴出させるプラスチックボトルのことは「洗瓶」というのだそうです。ピンセット、ビーカーなどを使うとワクワクしてきます。
↓かんらん岩を沈めたことで、水かさがどれくらい増えたかを見ます。
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「重さ」と「体積」がわかったところで、割り算して、密度を計算します。私の選んだかんらん岩は、142グラム÷42ccで、密度は「3.38g/cm3」となりました。久しぶりに数学いえ、携帯の電卓です。切り餅型のかんらん岩とほぼ同じ密度になり、3.2〜3.4の間が正解ということで正解でした。できた〜!という達成感がとてもありました。
実験②〜かんらん岩の硬さはどのくらいか?〜
まずは、ガラスの硬さはいかに?こすり合ってどちらにキズがつくかという「硬さ」を実感します。
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カッターナイフでガラスを引っかきます。キズはつきません。ガラスの方がカッターナイフよりも硬いのです。
そういえば、ガラス窓のセロハンテープの跡をカッターの刃でとることがありますが、いくら引っかいてもキズがつかないことを利用しているのですね。
かんらん岩の硬度は「6.5~7.0」で、カッターナイフ(硬度5.5~6.0)よりも、ガラス(硬度6)よりも硬いのです。ちなみに世界で一番硬いものは、ダイヤモンド(硬度10)です。
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よく見られる石(火成岩という種類)の中で、かんらん岩が一番重く、一番硬いことを実感したジオ実験塾となりました。第2回目は、2月9日(日)となっています。かんらん岩をつくる鉱物にこだわります。かんらん岩4種類の標本が完成するようです。My標本箱完成が楽しみです。(ジオ美)