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2014年05月09日

まちなかの花園、観音山でガイド勉強会やりました

先日、春花が満開の観音山で、この時期にしか見られない植物のことを学ぼうと、ジオパークガイドの現地勉強会を行いました。案内人は、草本のプロ・マットさんで~す。

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入口から、咲いている花だけでなく、葉っぱだけのものも一つひとつ説明していきます。「はい、この草分かる人~?」「は~い!」この日は天気も良く、みんなハイキング気分です。

ガイド勉強会_ご神木.jpg

今の観音山の主役は、このカタクリ。山頂では、ピンクのじゅうたんが広がっていました。横着して写真を撮っていませんが、その他にもエゾエンゴサク、キバナノアマナ、タチツボスミレ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、オオバナノエンレイソウなども咲き競っていましたよ。

ガイド勉強会_オオウバユリ.jpg

花以外で目立っていたのは、このオオウバユリ。アイヌの人たちは、この根からとったデンプンを団子にしたりして食していたそうです。

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次に目立っていたのが、シカも食わねえバイケイソウ。でも、この姿、けっこうワタクシ好きなんです。

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とにかく、山頂全体がこのカタクリいっぱいで、今が見ごろのピークです。そして、このあとは、オオバナノエンレイソウが主役にとって代ります。ぜひ、みなさんも見に来て下さい。

明日と明後日は、今年度のジオツアー第1弾「春爛漫、フットパスツアー」を行い、この観音山も歩く予定です。札幌方面を中心に40名ほどが参加していただける予定。天気もよさそうだし、明日が楽しみです。町中も歩きますので、集団を見かけたら声掛けて下さいね。(タク)

2014年05月06日

石石コンビ活躍 -GWビジターセンターのイベント-

アポイ山麓では、ちょっと寒いけれど晴れ、曇りの天気が続いています。アポイ山麓公園では、キャンプ・アポイ登山でにぎわっていました。ビジターセンター前の山桜もゴールデンウィーク中に咲きだしました。

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コブシは満開の白い花を咲かせています。

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ビジターセンター外のテラスでは、体験コーナーを設置しました。

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シカ角アクセサリーつくりでは、「シカ角の輪切りを見て、木の枝ではないんだ~」という驚きの声がありました。スパンコールとビーズの飾り付けが好評でした。ボランティアのTK石さんが穴あけで大活躍。

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石にお絵かきでは、石の形を活かした個性的な作品が多くつくられました。ボランティアのおもてなしスペシャリストの石BZWさんが大活躍。

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ビジターセンター内では、地域おこし協力隊のISKさんによるエゾシカ特別展が開催中です。じっくり読んでいかれる方もいました。シカ肉レシピと生まれたての小鹿の重さを体感するコーナーが人気でした。8月31日まで開催していますので、ご来館お待ちしています!

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5月3日~5月6日の4日間で、シカ角アクセサリーつくり46名、石にお絵かき12名の方に参加していただきました。

「満足のいくものができた」との声、子供たちの豊かな発想を感じたこと、忍耐強く1時間半かけて作った様子を見て、うれしくなりました。また多くの方のお手伝いがあって、ビジターセンターで初開催となるイベントを終えることができ感謝です。来年度も続けていきたいと思いますのでよろしくお願いします。(ジオ美)

2014年05月04日

世界再挑戦の第2関門、公開プレゼンに臨んできました

横浜のみなとみらい地区にある、パシフィコ横浜を会場に開催された、日本地球惑星科学連合大会。今年、世界ジオパークを目指して、2度目の推薦申請中のアポイ岳ジオパークは、4月30日、ここで行われた申請地域の公開プレゼンテーションに臨んできました。

公開プレゼン_町長.jpg

審査員である、日本ジオパーク委員会の委員さんをはじめ、全国のジオパーク関係者が見つめる中、15分間のプレゼンと15分間の質疑応答に臨みます。まずは、坂下町長がアポイ岳ジオパークの決意を表明し…。

公開プレゼン_チセ.jpg

その後、ワタクシが昨年、見送りとなった審査で指摘を受けた事項に対する対応方針を中心に、アポイ岳ジオパークの取組みを紹介しました。

公開プレゼン_委員質問.jpg

プレゼン後は、トーゼンに委員さんからの厳しい(?)質問が…。

公開プレゼン_委員質問2.jpg

15分の質疑時間で、6人の委員さんからいただいた厳しい指摘と励ましの質問を何とかこなし、とりあえずプレゼンを終えました。時間が足らず、早口になってしまったことが少々悔やまれます。

地球惑星_新井田発表.jpg

また、大会では、各地のジオパークの活動を紹介するセッションも用意され、ウチの学術顧問のNI~DA先生や…

地球惑星_ポスター.jpg

ビジターセンターのジオ美もポスター発表で、各地域の関係者と交流を図ってきました。

現地審査研修会.jpg

さらに、大会に先立つ28日・29日は、都内で、日本ジオパークネットワークの現地審査員による缶詰状態の審査基準・方法の検討や…

全国大会公開プレゼン.jpg

日本ジオパークネットワーク理事会での、来年の全国大会開催地域を決定するプレゼンテーションも行われました。とくかく、全国の関係者が一堂に会する機会はそうとれないので、どうしてもこんな感じでいくつもの事柄がまとめて処理されるのです。

全国大会霧島プレゼン.jpg

理事による投票の結果、来年のジオパーク全国大会は、九州の霧島ジオパークで開催されることが決定しました。

アポイ岳は、6~7月に日本ジオパーク委員の現地審査を受け、8月下旬に推薦可否が下されることになります。見事、推薦となるか、昨年同様、見送りとなるかはわかりませんが、審査での課題をアポイ岳の糧にしていくことで、まちづくりを前進できたらと考えています。(タク)

2014年05月02日

チームNに、新しいジオ解説板つけてもらいました

1週間前になりますが、アポイ岳ジオパークの主要ジオサイトに、新しい解説板を設置したので、ご紹介します。今回は、Kさん手作りの木製看板に、業者さん製作の解説パネルを貼り付けたもの。道路維持や公園管理をお願いしている、チームNが設置の労をとってくれました。

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大正トンネルでは、Eさん宅の鯉のぼりが元気に泳いでいました。

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また、穴岩では…

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ホッキ採りを終えた漁師さん達の視線を気にしつつ、黙々と穴を掘り看板を掘っ立てていきます。

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板状節理がみられる、エンルム岬の裏は、昆布干場となっていますが、昨年の大しけでこのとおり…。

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今年の昆布干しはどうなるんだろうと気を揉みつつ、節理下にも石を掘り進めて設置します。

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そして、最後は、観音山のチャシ跡。以前、アイヌ協会で設置した看板が古くなっていたので、支部長さんの了解をいただき、ジオパークの看板として立て替えました。

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今回の解説板は、新設・張替含めて10カ所。KさんとチームNのみなさんのご支援のおかげでかなり低廉な額でできました。これでGWを迎えられます。Kさん、チームNのみなさん、ありがとうございました。(タク)

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2014年04月24日

ジオパークで色んなことがリニューアル!

こんにちは。ジオローです。ホームページリニューアル後、お初の登場となります。今年度もジオパークに携わって参りますので、温かい目で応援してくださいね。

ここ最近は、良い天気が続いておりますが、まだまだ冷たい風が身に染みますね。おかげで、なかなか咳が止まりません…。このとおり、今朝は霜が降りてましたよ。

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一方では、様似で越冬した白鳥さんたちが、北方へ飛び立つ練習をしていましたよ!

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さて、約1か月ぶりにブログを書くことになりますが、今回は近キョーをお伝えします。

ホームページをリニューアルし、アポイ岳ジオパークのフェイスブックをご覧になっているかたはご存知かと思いますが、4月12日はアポイ岳5合目(山小屋)周辺に、簡易トイレブース(2基)設置のため、今シーズン初めて山に登りました。今回は山小屋までだったので、気軽に?!登ることができましたよ。皆さん、アポイ登山をする際は携帯トイレを携行し登山してくださいね!くれぐれも、便器に座って生はダメですよ!

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4月17日に今年度第1回目のふるさとジオ塾が中央公民館で開催され、塾生及び一般町民、約50名が会場を埋め尽くしました。

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今年度のふるさとジオ塾は今までと志向を変え、ガイド養成を目的としたジオ塾に衣替えしました。その第1回の講師は、糸魚川ジオパークの竹之内耕氏をお招きし、「ジオパークの楽しみ方」と題し、糸魚川ジオパークのご紹介をしながら、ガイドとしての心構えなど、わかりやすく伝えてくれました。竹之内さん、ありがとうございました。

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また、4月22日には様似八景フットパスコース標識看板の付け替えをしました。これから暖かくなり、本格的なレジャーシーズンを迎えますので、ぜひ様似でフットパスをしながらアポイ岳ジオパークを楽しんでもらいたいと思います。

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それから、町のマイクロバスやワゴン車もアポカンを乗せてジオパークをPR!

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こうしたジオパークの取り組み、もっと言えば町の活性化の一つのツールとして、これからも活動していきますので、今まで以上に皆さんのご理解ご協力をお願いします。

追伸

今回のブログは少し真面目すぎたので、次回からはゆる~くブログ更新していきま~す。 【ジオロー】

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