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2015年07月22日
大盛況でした_火まつり花火資金造成ビアガーデン
実行委員会が主催する、アポイの火まつり花火資金造成ビアガーデンが、7月17日~18日の2日間、様似町スポーツセンター前の特設会場で行われました。
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初日はまずまずの気温で、花金ということもあってたくさんの人が…。いつものダンスサークル「BOSE」も会場を盛り上げてくれました。
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子どもたちもたくさん遊びに来てくれました。
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ビールとともに、焼き鳥もフル回転で提供です。
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2日間の売上げは、目標の昨年をクリア!売上金は、本町最大のイベント・アポイの火まつりの初日に舞い上がる花火の打ち上げ資金に活用されます。8月1日(土)~2日(日)の火まつりにぜひ皆さん来てください!(タク)
2015年07月17日
世界ジオパーク現地審査_最終日
4日間の現地審査の最終日。雨を心配していたワタクシでしたが、普段の行いがよっぽどいいのか、最終日の早朝に予定していた昆布採り体験もこのとおり、なんとかできました!
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採り昆布漁前の時期でしたが、特別に認めていただき、地元漁師さんの協力でアポイの前浜の昆布をゲット。
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そして、夏の風物詩でもある昆布干しも体験です。
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前日の円館さんの納屋での昆布談義に続く、昆布採り体験。ジオの恵みを享受している様似の暮らしを審査員さんに実感してもらうのが目的でした。
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そして、昆布干しの後は、船を出してくれた附田さんの納屋で、同じく船を出してくれた布施さんらと、お母さん手づくりの朝ごはんをいただきました。一仕事の後の食事は格別ですね。
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漁師さんらとの触れ合いを楽しんで、宿のアポイ山荘に戻り荷造り。3日間お世話になったアポイ山荘の三国支配人と伴係長ともお別れです。
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最終日のこの日は、審査員からの講評をいただくこととなっていましたが、その前に現在様似町で力を入れているイチゴ栽培の現場へご案内。町の逢山農務係長、農協の太田支所長、そして新規就農のため研修中のIターンの加藤さんからイチゴにかける思いを語ってもらいました。
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そして、いよいよ審査員の講評。コメントの要点は以下のとおりです。
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<優れた点>
①多くの町民がジオパークを推進しようとする強い意欲を感じることができた。②小学校での学習活動やジオラボでの子ども向け活動なども優れている。③避難階段や小学校屋上など、津波対策もすばらしい。④案内板や誘導板などの露出度はトップレベルであるし、解説板の内容もわかりやすい内容で日英併記されている。⑤ガイドの説明もわかりやすくとても良かった。⑥アイヌや寺院、茶道、華道、昆布漁など、日本の伝統と文化に触れることができ、とても印象に残った。
<改善すべき点>
①推進機構の運営の中心が不明確。②立入りを制限するジオサイトは外すべき。③郷土館のアンモナイトの有効活用を図るべき。④ほとんどを山林で占める様似町は地層の露頭が少ない。見えないなかでいかに体系づけて説明するかのさらなる工夫が必要。⑤地質専門の大学生を有効活用するシステムを構築してはどうか。⑥自己評価表の採点をすりあわせる時間を作ってほしかった。⑦マスタープランの早期策定が必要。
いただいたコメントは上記のとおりでしたが、ほめられたこと、注意されたこと、それぞれを真摯に受け止め、対処していきたいと思います。
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講評を終えて、これですべてのプログラムが完了。あとは昼食をとって様似を発つばかり。昼食の際には、お花の岡先生に庭の草木をもってきてもらい、華道体験もしてもらいました。
そして、いよいよ4日間の審査を終えた審査員を見送りです。今回審査にかかわった人を中心に、公民館前には約150人の町民(全町民の3%ですよ!)が駆けつけてくれました。
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坂下町長からは、Mt. Apoi Global Geopark; the dream, the future.「世界ジオパークは、私たちの夢であり未来なんです。」との言葉も。
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ようやくバスに乗り込んがサー先生は、「様似の人はすごいね!」と感嘆しきり。
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熱烈な見送りを受けて、審査員を載せたバスは一路、新千歳空港へ。と、その途中の町界にあるウエルカム看板で、「ストップ!」。サー先生は、しっかりと最後、看板を写真に納めて様似町を離れていきました。
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空港で、サー先生、グリゴレスク先生、高木先生、渡辺さんと最後のあいさつを交わして、丸4日間にわたる怒涛の現地審査が終了しました。それにしても後半の2日は間違いなく雨予報だったのですが、ふたを開けてみれば、一度も雨にあたることなく、全プログラムを予定通り消化することができました。晴れ男の面目躍如かな?(タク)
2015年07月16日
世界ジオパーク現地審査_3日目
現地審査3日目は、歴史をテーマに終日ジオサイトを巡りました。まず最初に審査員をお連れしたのは、エンルム岬の麓にあるシャマニ会所跡地の解説板。初日のエンルム岬に引き続いて、ミズノンガイドの解説です。
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1799年に江戸幕府によって設置されたシャマニ会所は、様似の歴史を語るうえでの一つの画期。陸繋島エンルム岬が今の発展のきっかけとなったのです。
そして、その会所跡地のすぐそばにある小さな郷土資料館・様似郷土館へ。ここでは、荒木教育長が出迎えてくれました。
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中では、今年から配属となった高橋学芸員が、様似町やその周辺で出土したアンモナイトや縄文土器について解説。ダン先生からは、「良いものが集まっているので、展示エリアを大きくして時代区分とうまく連動させるといいですね。」とのコメントをいただきました。キャパの問題もありますが、化石の有効活用を今後考えていく必要があります。
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次に向かったのは観音山。シャマニ会所と同様に、江戸幕府によって創建された等澍院に関連する標高101mの小山です。毎年、等澍院とその檀家が33体ある観音様一つひとつをお参りするとの話に、審査員は驚いていました。
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展望台からの眺めは雲がかって最高とはいえないものの、エンルム岬や親子岩も見られてまずまず。看板のイラストが生きています。
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観音山を下りて、その麓にある等澍院へ。
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等澍院は、シャマニ会所開設の7年後の1806年に創建されました。これまでに4度移転改築を繰り返しており、創建当時の建物はほとんど残っていませんが、様似の歴史を語る重要な寺院です。本堂では、大久保住職から国の重要文化財に指定されている百万遍念珠箱など貴重な仏具や仏像について説明してもらいました。
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また、檀家さんの池田さんのお手前で、本堂内で野点で抹茶をふるまってもらいました。日本が初めてという2人は、池田さんの手ほどきで自ら茶をたてる体験も楽しみました。
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等澍院で日本文化を楽しんだ後は、一転して地層の露頭へ。様小裏の旧石切り場では、認定ガイドでもある静内小の島田先生が解説。アポイ岳ジオパークの西半分は、約1億年前の白亜紀に海の底に溜まった堆積岩の地層でできており、ここはそれを紹介するジオサイトなのです。
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この地層は、蝦夷層群と呼ばれる北海道の真ん中を南北に細長く伸びている地層で、アンモナイトなどの化石が多く産出することで知られています。残念ながら様似町ではあまり産出されませんが、島田先生は郷土館に保管されている近傍産出のアンモナイトを見せながら、地層の特徴を説明していました。
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次に訪れたのは、岡田のチセ。数年前にアイヌ協会のみなさんが復元したアイヌの伝統家屋で、アイヌ生活相談員の大野さんがチセの特徴などを英語で説明しました。大野さんの圧巻の英語力に感服しました、ワタクシ。
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また、チセの中では、昨晩の交流会に引き続き、様似民族文化保存会のみなさんが古式舞踊を披露。審査員や我々も輪踊りに参加して気持ち良い汗も流したのです。
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そして、囲炉裏を囲んでのアイヌ料理で昼食。炭焼きの分厚いトキシラズは絶品でしたよ。昼食後は談笑しながらしばし休憩。囲炉裏を囲むとなぜかゆったりとした気分になるのです。
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最後はみなさんで記念撮影。保存会の皆さん、お世話になりました。
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午後からは、様似小学校へ。ジオパーク学習をしている4年生の発表授業を見学するためです。昨年完成した真新しい校舎に入ると、審査員用の靴入れの上には審査員さんたちの名札が。先生たちが母国語のあいさつ文も添えて用意してくださりました。
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校長先生に案内されて体育館に行くと、4年生がアイヌ古式舞踊で私たちを出迎えてくれました。
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そして自分たちが学んだアポイ岳ジオパークのことをグループごとに元気に発表。審査員も感心して聞いていました。
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それにしても子どもたちは元気。発表を終えると審査員といろいろコミュニケーションもとってくれます。
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やはりここでも想い出の1枚をパチリ。
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授業の後は、2人を屋上へ案内。ここの校舎は海に近く津波の心配があることから、改築の際には屋上を緊急避難場所として整備しており、ヘリも離着陸できるようになっているのです。こうした防災対策も審査員にアピールしました。
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また、2階の会議室をお借りしてのティータイム。カフェ・マザー特製のかんらん岩ケーキを召し上がってもらいました。
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小学校を後にした一行は、最後のエリア・日高耶馬渓へ。冬島漁港内にある穴岩では、Iyokiガイドが穴岩の由来や海岸段丘などについて解説しました。
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また、大正トンネルそばの円館さんの昆布小屋では、円館さんと同じ昆布漁師の泉さんが、昆布漁のことを紹介。北海道大学の四ッ倉先生も加わって、アポイ岳の恵みで生まれた良質の冬島昆布を知ってもらいました。
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昆布談義の後は、円館さんの家族も入って記念撮影です。
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雨天の予想がなんとか最後までもってくれて、3日目もこれで無事終了。しかし、明日は実際に昆布採りを体験させる予定が、この段階で雨と高波の予想で出航ピンチ!出たとこ勝負と開き直りながらも、しぶとく神様にお祈りするワタクシなのでした。うまくいったかどうかは明日のお楽しみです!(タク)
2015年07月15日
世界ジオパーク現地審査_2日目
世界ジオパークの現地審査2日目。この日は、まず中央公民館での活動概要説明会からスタートです。公民館前には、アポイ岳ジオパーク推進協議会のメンバーらが審査員をお出迎え。
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説明会では、まず推進協事務局からアポイ岳ジオパークのこれまでの活動概要を説明し、その後、審査員からの質疑を受けるという流れで行われました。審査員からは、事務局体制やマスタープランなど、ジオパークの推進体制について質問が出されました。また、坂下町長の任期についての質問も。これに町長は、「アポイ岳ジオパークは、様似町の総合計画に網羅されており、誰が町長になってもジオパークはまちづくりの柱としてきちっと位置づけられている。」と答えていました。
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午前中いっぱいの説明会の後は、公民館前にあるかんらん岩広場へ。かんらん岩をはじめとする日高山脈の岩石が研磨標本となっている広場は、大学巡検などの定番コースになっています。その意義をニ~ダ先生が力説していました。
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広場を見た後は、海産物直売所の花蘂水産へ。審査員の二人には、様似町の特産品である真ツブの殻むきを体験してもらいました。でも、殻を割らずに身をむくのはなかなか難しかったようです。
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体験後は、その真ツブを味わおうと、昼食はお隣の女郎花(おみなえし)さんへ。新鮮な海の幸メニューを満喫し、オーナーの下條夫妻と記念撮影。
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午後から向かったのは、アポイ岳。まず、麓のビジターセンターにお連れして、Yayoiガイドが普段どのように来館者にガイドしているかをくわしく紹介。
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ビジターの展示をじっくり見てもらった後は、アポイ岳登山!といいたいところですが、今回は審査員の体力と短い日程を考慮して登山はなし。その代り、ビジターセンターから登山道1合目までの約1㎞をご案内し、普段、登山ガイドがどのようにお客様をガイドしているか、また、アポイ岳で続けられている高山植物保全活動について、Tomioガイドが説明しました。なお、通訳にはMitsuguガイドが担当。凸凹ピンクブラザーズががんばってくれました。
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疑似登山の後は、アポイ岳の裏庭・幌満峡へ。地形を生かしたクリーンエネルギーである水力発電所について、新日本電工の高橋課長から説明をいただきました。
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そして、この日の最後は、ニ~ダ先生の研究所であるアポイ岳地質研究所とアポイ山荘の隣にあるアポイ岳調査研究支援センターへ。地質研究所は、町民向けの地学学習の場として、支援センターは大学巡検などの受入施設としての役割を紹介。審査員もその意義にうなずいていました。
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そしてこの日の夜は、推進協議会や今回の審査に協力をいただいている町民との交流会を開催。中央公民館の文化ホールで日高振興局の辺見局長はじめ約80名が出席しましたが、そのオープニングを飾ったのは、様似町文化協会の坪会長の民謡と坂下町長の尺八です。
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そして、辺見局長のご挨拶、小島推進協副会長の乾杯で宴がスタート。
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今回の料理は、地元飲食店の弁慶さんとアビヨンさんのほか、様似町食育協議会、日高中央漁協様似支所女性部、えりも漁協冬島支所女性部のお母さん方にもご協力いただき、昆布など地元食材を使ったアイディア料理も用意。
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また、今回は審査員の母国であるルーマニアとポルトガルの料理やワインも若干用意。食で国際交流を深めました。
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この交流会では、午前中の概要説明会ではお伝えできなかった、アポイ岳ジオパークのさまざまな取り組みも紹介。5人のパネラーから5つの取組みを発表してもらいました。
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高山植物保全:丹羽さん | 様中ドリームプロジェクト:神成校長先生 |
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ジオツアー:坂下さん | アイヌ伝統文化:菊地さん |
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北海道大学との包括連携協定:四ッ倉准教授 |
さらに、余興では様似民族文化保存会のみなさんがアイヌ古式舞踊や、楽しいアイヌの遊びで審査員をもてなしてくださいました。
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担当者の企画が悪く、予定を大幅にオーバーして9時過ぎまで続いた交流会。最後は、参加者全員の記念撮影で終宴。
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3日目は、交流会の勢いそのままに、歴史をテーマとした終日ジオサイト巡りになだれ込んだのでした。その模様はまた明日。(タク)
2015年07月14日
世界ジオパーク現地審査_初日
すでに1週間以上前の出来事となってしまいましたが、アポイ岳ジオパークの世界ジオパーク現地審査が6月29日~7月2日の4日間にわたって行われました。その様子を1日ずつみなさんにお伝えします。
さて、審査初日となる6月29日。我々事務局は、審査員の先生方をお迎えすべく、新千歳空港へ。到着口で今か今かと待ち構えます。
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我々と一緒に待っていたのは、北海道の荒川副知事さん。道議会中でお忙しいにもかかわらず、高橋はるみ知事にかわって審査員を歓迎すべく、わざわざお越しくださったのです。
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通訳のアリを介して、2人の審査員に「ようこそ北海道へ。アポイ岳ジオパークをよろしく!」と声をかけていただきました。
今回アポイ岳に派遣された審査員は、ポルトガルから来たアルトゥール・アブレウ・サー氏(トラスオスモンテス・アルトドウロ大学教授、アロウカ・ジオパーク、写真手前)と、ルーマニアから来たダン・グリゴレスク氏(ブカレスト大学名誉教授、ハテグカントリー恐竜ジオパーク)。二人とも広域自治体のトップが出迎えてくれたことに感謝していました。
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空港から、アポイ岳ジオパークの様似町まではバスで移動です。なお、今回は日本ジオパーク委員会(JGC)の元委員で、様似町をよく知る早稲田大学の高木秀雄教授にもアドバイザーとして同行いただきました。もちろん、アポイ岳の学術顧問のニ~ダ先生も一緒です。
通常は、バスでそのまま様似入りとなるのですが、今回は浦河港からサケ定置船を使って、海から様似入り。
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というのも、現在、アポイ岳ジオパークでは漁船を使った海のジオツアーを企画していて、その取組みを審査員にご紹介することと、海から拓けた様似の歴史を知ってもらおうとの演出なのです。約1時間の船旅の末、上陸場所の様似漁港では大勢の町民が出迎えてくれました。
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これには、審査員の先生もびっくり。
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様似側では、坂下町長はじめ100人以上の町民がポルトガル、ルーマニア両国の国旗を振ってお出迎えです。
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岸壁に上がった二人は、出迎えた町民一人ひとりと握手して出迎えに応えていました。
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熱烈歓迎を受けた二人は、再びバスに乗り込んでエンルム岬へ。ガイドのミズノンさんからアポイ岳のことや、海から拓けた様似の歴史などについてガイドを受けました。
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サー先生からは、「これだけ貴重なかんらん岩、高山植物が育つ環境を作り出したアポイ岳は、様似町の母のような存在ですね。」とコメントをいただき、また、解説看板もとてもわかりやすく、詳しい情報を知るためのQRコードが表記されているのも素晴らしいとの評価がありました。
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ずっと雲に隠れていた恥ずかしがり屋のアポイ岳も、ガイドの最後に顔を出してくれて、最高のシチュエーションとなりました。
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エンルム岬から降りると、麓にある消防署の署員さんたちが、並んで見送ってくれていたので、審査員の方から、「一緒に写真を撮ろう。」と持ちかけられ、パチリ。ファイヤーマンたちもいきなりのことで、少々緊張気味の様子です。
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また、今年国道沿いに様似建設協会の寄贈で建てられた、ジオパークのウェルカム看板のデザインを二人は気に入ってくれて、ここでも記念撮影。建設協会のみなさん、素敵な看板をありがとうございました!
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この日の様似入りは夕方であったため、視察場所はエンルム岬のみ。宿泊先のアポイ山荘前のアポイ岳看板前で、もう一人のアドバイザーで遅れて別途合流した、JGC元事務局でアジア太平洋ジオパークネットワーク(APGN)諮問委員の渡辺真人氏(産業技術総合研究所、写真右から二人目)も加わって、記念撮影。チェックイン後は、坂下町長はじめとするジオパーク推進協議会の役員による歓迎会が行われました。
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天候で船が出航できるか心配でしたが、なんとか予定通り初日を終了。アポイ岳も顔を出してくれたし。しかし、次の日以降の天気予報は雨天。なんとかもってくれ!と気をもみつつ、歓迎会を過ごすワタクシなのでした。(タク)