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2016年05月05日
ビジターセンターGWイベント開催しました
今日はこどもの日ですね。みなさまゴールデンウィークはいかが過ごされましたでしょうか?様似町の天気は3日は晴天、ビジターセンター前の桜もきれいに咲き、アポイは登山者で賑わいました。4日と5日は雨と曇りの天気でした。
さてアポイ岳ビジターセンターでは、5月3日~5月5日にイベントを開催しました。
石に好きな絵を描こう!砂利の中から宝石を探そう!
ネイチャークラフト、木の枝やクルミ、まつぼっくりで作品をつくろう!!
5月3日は、晴天。アポイ登山もにぎわいました。ビジターセンターの駐車場は満員でした。
ビジターセンター前の桜もきれいです。
のべ参加人数76名でした。4日と5日は天候が悪かったにも関わらず、多くの方に参加いただきました。またアポイ岳登山にも、ビジターセンターにも多くの方にお越しいただきました。多くのスタッフの方にもお手伝いいただきました。ありがとうございました。これからも楽しい企画を実施していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。(ジオ美)
2016年05月02日
観音山の花情報
みなさま大変ご無沙汰しておりました。久しぶりのブログ更新です。
本日の観音山の花情報です。カタクリ、エゾエンゴサク、キバナノアマナ満開です。観音山は車でも行けますし、親子岩も見えて景色もいいところです。ゴールデンウィーク期間に行ってみませんか?
カタクリ満開です。バイケイソウがニョキニョキとのびてきています。
木々の間から親子岩。そしてカタクリの群落。
カタクリ
エゾエンゴサク
キバナノアマナ
おやきを頬張りながら、展望台で景色を見ながらお茶でも。こんな素敵な時間いかがでしょうか?(ジオ美)
2016年03月13日
様似の石の標本箱をつくろうー実験塾3回ー
ふるさとジオ塾3回目です。今日は、とっても楽しみにしていた標本箱つくりです。
17名の方に参加していただきました。
開始前に、参加された方から、持参した石を見せていただきました。見事な石コレクションです。
今日は様似を代表する石、6種類で標本箱を作ります。
様似を代表する石。石と標本箱は、NI~DA先生が用意してくださいました。
石灰岩、砂岩、黒雲母片麻岩、角閃岩、ひん岩、トーナル岩、かんらん岩、はんれい岩。あれ、石が8種類!?箱は6つですが、石は8種類から選ばせてもらいました。様似はいろいろな石がある場所なのです。そして大地の成り立ちも様々な話があるのです。この話は今後のジオ塾でまたの機会に。
石を標本箱に収めるサイズにします。ハンマーで割ったり、岩石カッターで切ります。
見事なハンマーさばきのIYKさんは、標本箱にぴったりサイズに石を割ってくださいました。
石を研磨機で磨きます。
ダイヤモンド砥石で磨きます。
完成、様似のふるさと自慢の石の標本箱。
楽しそうに参加者のみなさんが石を切ったり、磨いたりされていたことが印象的でした。大人から子供まで幅広い年代の多くの方に参加いただいた実験塾となりました。講師のNI〜DA先生の豊富な知識から、様々な興味深いことを教えていただきました。ふるさとジオ塾では、これからも様似の自然歴史を学びながら、多くの方に楽しんでいただけるような講座を実施していきたいと思いますのでよろしくお願いします。(ジオ美)
2016年03月02日
アポイ岳フォーラム(2/27)に600名が来場!
ご無沙汰しております。ジオローです。
前回ブログに登場したのが、いつだったのか忘れるぐらいの久々でございます…。
先週の今頃は、インフルエンザの流行に乗り遅れることなく、布団の上でもがき苦しんでおりました。
まだまだ、インフルエンザも流行っておりますので、体調管理に気をつけてください。
私の余談もこのへんにしまして…。
去る2月27日(土)札幌市内で開催された、ユネスコ世界ジオパーク認定記念「アポイ岳フォーラム」に600名のかたが会場を訪れました。
当初の事前申込では、700名募集のところ満員の申込があり、後から申し込まれたかたにはお断りをしたしだいです。
しかし、蓋を開けてみれば600名と人数が減少したものの、会場内は多くの方で埋め尽くされました。
また、ご来場された一人ひとりに、かんらん岩をイメージしたカフェマザーのかんらん岩ケーキが配られました。
基調講演は、「超塩基性岩のスミレと野菊」と題し、植物写真家のいがりまさし氏がご講演されました。アポイ岳に咲くスミレと、他の同じような地域のスミレとの比較や、花々の魅力や美しさを話されました。
講演の後半には、ご自身のライブ演奏の一端をリコーダーを使って披露し、会場のお客さまもその音色に聞き入っていました。
その後は、セッションミーティング「アポイ岳の保全再生の可能性を探る」をテーマに、これまでアポイ岳をフィールドに調査研究されている先生方や研究者に、絶滅の危機にある町の花「ヒダカソウ」についてや、現在行なっている再生活動など、それぞれの立場でアポイ岳の調査研究の成果や、今後の方向性などについて発表しました。
セッションミーティングの登壇者5名。
今フォーラムの当初の企画段階では、400名を目標としておりましたが、予想をはるかに超す600名が来場。改めて「アポイ岳」への関心の高さを再認識しました。
このフォーラムは、アポイ岳が保全再生に向けて本格的に始動することを皆さんに認識してもらう意味合いでもありました。アポイ岳の雪が解けた頃、本科的にアポイ岳の保全再生活動を進める者として、研究者・地元・行政が一枚岩となって取り組んでいかなければ、何事も上手くいかないなあと頭を悩ませているジオローでした。 【ジオロー】
2016年02月13日
石の世界を体験しよう!学ぼう!岩石いろいろ。ジオ実験塾2
ジオ実験塾の終了後、なんと雨。様似町もまだまだ寒いですが、少ーし温かくなってきました。
今日は、20名の方々にお集まりいただきジオ実験塾の2回目です。
講師は、NI~DA先生。今日のテーマは、岩石いろいろ。石はどうやって分類されるのでしょうか?地球にある石は、でき方の違いで3つに分かれるのです。「火成岩・堆積岩・変成岩」の必ずどれかになるのです。
有珠山の玄武岩、幌満川のかんらん石はんれい岩などたくさんの標本を見ながら、石の特徴と見分け方を学びました。
石の分類がわかったところで、クイズです。
この1から6の石を「火成岩・堆積岩・変成岩」に分けてみましょう。
解答
1と2は火成岩。1は細かな石基と自形の鉱物があり、2は大きな粒ぞろいの鉱物があります。
3と4は堆積岩。3は様似町にもなじみのある石灰岩で、4はつぶつぶの粒子があります。
5,6について、板状のわれめがあることから、変成岩。
次回の3月の講座は、様似の石で標本を作ります。石を切ったり、磨いたりします。楽しみですね。
私は、地球上で石ができる場所は、ほとんどが海嶺と海溝に限られているという話が面白かったです。日本は、沈み込みによる付加作用や、火山の活動などで石ができている場所です。改めて、日本は大地の変動を感じられる場所なのだなと思いました。(ジオ美)