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2019年01月07日

第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳(北海道様似町)大会 3日目!①

明けましておめでとうございます。今年もアポイ岳ジオパークを宜しくお願い致します!!

さて、今回は年前のジオパーク全国大会3日目に行われたポストジオツアーについての記事です。

7コースの模様をダイジェストで書いていこうと思います!ただ、一気に全部書いてしまうととても長くなってしまうので2回に分けて投稿します!!

①「かんらん岩と高山植物の共演!アポイ岳登山コース」

このコースは、アポイ岳の尾根上から太平洋のパノラマと日高山脈を眺望し、かんらん岩と植物のつながりや日高山脈の成り立ちなどを学ぶコースです。普段から行っている一般の方向けのジオツアーでも人気のコースです!参加者は朝6:30にアポイ山荘をスタートしました。この日の天候はあいにくの雨模様でしたが、参加者全員が無事に登頂。また、下山時には太陽が顔を出し、アポイ岳からの景色を望むことができ、参加者の方々は楽しんでいた様子でした!

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↑アポイ山荘の前に集合し、いよいよ出発です。

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↑5合目で小休止。全員で頂上を目指します。

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↑下山時には雲が晴れ、アポイ岳からのパノラマが見えました!

 

②「地球の内部を覗いてみよう!Ho!浪漫峡コース」

このコースは、日高山脈の成り立ちに由来する転石、またプレート衝突の影響を受けた地層も見ることができるコースです。また、秋になると木々が一斉に色づき、綺麗な紅葉を見ることができます。この日は、雨の影響で幌満ダムから見える日高山脈一帯や、サケの遡上などを見ることができませんでしたが、幌満川の河原での標本づくり体験では参加者の方々が自分の好きな石を拾い、標本にして持ち帰りました!また、幌満にあるジオラボでは、幌満自治会のみなさまが手作りのふのりの味噌汁やお土産品に根昆布を提供してくださり、交流を深めました。

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↑標本作りの様子。岩石ハンマーやルーペを使いつつ、自分達の好きな石を集めていました。

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↑幌満自治会からお土産の昆布を手渡し

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↑このころには、晴天になり、えりも岬まで望めました。

 

③「東蝦夷地を歴史探訪!ブラリまち歩きコース」

このコースは、天然の良港を生み出した陸繋島である “エンルム岬”を中心に、江戸幕府が建立し、11月に北海道遺産にも選定された等じゅ院、日高耶馬溪を巡るコースです。等じゅ院で出されたお抹茶のおもてなしには参加者の方も大満足の様子でした!また、このコースも第2コースと同様、ジオラボに行き、幌満自治会のみなさまからの歓迎を受けました!!

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↑幌満コース同様、幌満自治会から手作りの味噌汁が提供されました。

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↑こちらでもお土産昆布が手渡されました。

 

④「秋サケ三昧!漁師と浜のかあさん暮らし体験コース」

このコースは、早朝から定置網船に乗り、間近で秋鮭の網起こしの様子や秋鮭さばきやイクラの醤油漬けづくりを体験できるコースです。この日の出港時間は朝の5時20分。秋鮭漁の様子や海から見るアポイ岳ジオパークの景色を見て、とても楽しんでいました!乗船体験後は漁協女性部の手ほどきを受けながらで鮭さばきとイクラの醤油漬け体験を行いました。体験後は、漁協女性部の手料理に舌鼓みをうちながら交流を深めました。なかなかできない体験に全員大満足している様子でした!!

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↑船に乗り込んで秋鮭漁見学

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↑船から下りたら丸富水産加工場を見学。いくらを試食

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↑鮭さばき体験。苦戦しつつも漁協女性部の方と鮭をさばきました!

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↑最後は、エンルム岬見学が行われました。

以上①~④コースのダイジェストになります!明日は⑤~⑦コースについて書いていきたいと思います!!(Show)

2018年12月03日

第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳(北海道様似町)大会 2日目!!!

こんにちは!!Showです!!

前回ジオパーク全国大会の1日目に続き、今回は2日目についてのアップです!!!

2日目は9:30から分科会が行われ,参加者は1日目と同じ分科会会場へ参加者は移動します。各会場での分科会を並行して、主会場である中央公民館では10時から北海道150年記念講演会が行われました。2つの講演が行われ、分科会に参加していない人たちや、地域住民らが集まりました。

まず、最初の講演では北海道博物館学芸主幹の池田氏に「北海道の長い歴史~そのなかの『北海道150年』~」という演目で、今年で命名150年を迎える北海道がこれまでどんな歴史を歩んできたのかなどをお話しいただきました。

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次に、千葉大学教授の中川氏に「アイヌ語から見えるアイヌの世界観~ゴールデンカムイの世界より~」という演目で講演をしていただきました。中川氏は週刊ヤングジャンプに連載中の人気マンガ「ゴールデンカムイ」のアイヌ語を監修しており、マンガの内容とアイヌの世界観を絡めた内容でお話しされました。講演の途中では会場の方々に問いかけしたり、楽しめる講演となったようです。

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また、講演会が行われていた同時刻にスポーツセンターでは、道内各ジオパークが体験ワークショップを行いました。参加したジオパークは洞爺湖有珠山ジオパーク、三笠ジオパーク、白滝ジオパーク、十勝岳ジオパーク構想の5箇所でした。

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↑洞爺湖有珠山ジオパークでは、4つの火山から当たりを見つける火山くじが行われました。

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↑三笠ジオパークでは、ぬり絵体験と缶バッチづくりが行われました。

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↑白滝ジオパークでは黒曜石を使ったペンダントなどのアクセサリー作りが行われました。

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↑十勝岳ジオパークでは、上富良野高校の高校生によるラベンダーフローラルウォーターづくりが行われました。

各ブースとも多くの方が訪れ、体験を楽しんでいました。

2日目の大会プログラムと並行して、11時より地元物産展が行われていました。2日目は台風25号の接近もあったため、安全を考慮し、様似町役場1階ロビーにて行われました。2日目は1日目と違い、軽食販売がなく、特産品の販売のみでしたが多くの人が集まりました。2日目に出展していただいたのはとんがりロードのうち、浦河、様似、広尾の観光協会、新潟の味方商工会、日高昆布組合のみなさまです。次の日のポストツアーに参加しない方にとっては全国大会最終日ということもあり、多くの方がお土産として特産品を買っていました。

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分科会、150周年記念講演会、体験ワークショップなどのプログラムは午前中で終了し、13時からパネルディスカッションが中央公民館文化ホールで行われました。このパネルディスカッションのテーマは「これまでの10年から明日のジオパークを考える」です。このパネルディスカッションではあらかじめ受付の際に配った「ジオパーク見える化シート」(ジオパーク見える化シートとは:設問に対し、自分達のジオパークはどうなのかというを4段階評価で自己評価するもの)を集計し、その結果などを見ながら議論されていきました。

https://www.apoi-geopark.jp/9thjgnzenkoku/ ←こちらの各種資料等に見える化シートの様式やとりまとめ表が掲載されています。

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さて、パネルディスカッションが終わるといよいよ全国大会の最終プログラムである閉会セレモニーへ。

閉会セレモニーでは、実行委員会の坂下委員長が大会宣言として(2018アポイ岳宣言←こちらの大会報告のところに載せております)がなされました。大会宣言後は、次回の全国大会開催地挨拶ということで、九州ブロックの各ジオパークのみなさまが壇上にあがり、メイン開催地となるおおいた豊後大野ジオパーク推進協議会の川野会長が、来年の全国大会のPRをされました。閉会セレモニーの最後には様似中学生が閉会宣言を行いました。

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以上で第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳(北海道様似町)大会が終了しました。翌日のポストジオツアーの参加者と参加しないで帰られる方に分かれ、それぞれの目的地へ向かうバスに乗り込んでいきます。最後はスタッフ一同でお見送りをしました!!

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次はポストツアーについて書いていきたいと思います。

(Show)

2018年10月26日

第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳(北海道様似町)大会1日目!

こんにちは!Showです!!もうかなり時間が経ってしまいましたが、10月6日~8日まで開催された“第9回日本ジオパーク全国大会アポイ岳(北海道様似町)大会”について書いていこうと思います!!

一気に全部書こうと思うとすごい長さになってしまうのですこしずつ書いていこうと思います!!!

まずは10月6日の大会1日目!

多くのジオパーク関係者が5日の段階で新ひだか、浦河、様似、えりも、広尾に泊まり、この日に大会受付をします。

続々と各宿泊施設からバスが到着し、参加者のみなさまが降りてきました。

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多くの人が集まっているのを見てとても驚きました、、、それもそのはず大会最終参加受付はなんと674名!!すごい数の人がここ様似町に集まりました!

各々の人が受付を終えて、開会セレモニーが行われる中央公民館の文化ホールへ(ちなみに文化ホールには予めこの日のために道内ジオパークから送っていただいた幟を設置)。

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そしていよいよ開会セレモニーが開催される時間に、、、

オープニングとして様似民族文化保存会のみなさまが、アイヌ古式舞踊を披露。

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↑フン トリ フン チカプ(親子鶴の舞い)

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↑クリムセ(弓の舞い)

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↑バッタリ イウタ ウポポ(踏み臼の舞い)

オープニングも終わり、いよいよ開会式が開始。

まず、実行委員会の坂下委員長が挨拶。その後、日本ジオパークネットワークの米田理事長、日本ジオパーク委員会の中田委員長に挨拶をいただくとともに、来賓の方々からもご挨拶をいただきました。

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その後、JGN認定証授与式が行われ、新たに日本ジオパークに認定された萩ジオパークと島根半島・宍道湖中海ジオパークが認定証を受け取りました。

続いてJGN表彰があり、糸魚川ジオパークの久保雄様、そして北海道地図株式会社様が日本ジオパークネットワークから表彰を受けました。

開会セレモニーが終わると、基調講演へ。

基調講演では、世界ジオパークネットワーク協会会長であり、ギリシャ・エーゲ大学教授のニコラス・ゾウロス氏に「ジオパークの魂~世界ジオパークネットワークの活動~」という題名で講演いただきました。1時間という短い時間でしたが、普段聞くことができない世界ジオパークの活動などを聞くことができました。

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基調講演が終わると、昼食の時間。外にも休憩スペースを設けました!!そしてその周りには地元物産展と銘打った様似や日高東部4町とんがりロードの特産品などを販売するスペースが!!初日に限っては軽食も用意!!多くの方が買い求めていました。出展していただいたのは、とんがりロード(浦河、様似、広尾)の各観光協会、HIDAKAおもてなし部会、ひだか元気グルメ研究会、まんまの会、さまにエゾシカ肉を有効活用する会、味方商工会、日高昆布組合、郵便局のみなさまです。多くの人が用意された地元の料理に舌鼓を打っていました!

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↑HIDAKAおもてなし部会ではカツメシ、たこ天そばなどを提供されました。

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↑ひだか元気グルメ研究会では、ジオ焼そば、チンジャオ春巻きなどを提供されました。

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↑まんまの会からはズワイやサメガレイを使った海鮮汁が提供されました。

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↑エゾシカ肉を有効活用する会からはエゾシカから揚げ、エゾシカステーキなどが提供されました。

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↑味方商工会からは味方村と様似町の食材を使ったあじさまレンコン焼きや笹だんごなどが提供されました。

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↑日高昆布組合からは昆布醤油や日高昆布等が販売されました。

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↑各観光協会からは様似町、浦河町、広尾町の特産品が販売されました。

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そして、この会場内では様似小学校の生徒が札幌大谷大学の学生と一緒にかんらん岩を絵の具にして描いたアポイ岳と親子岩の日本画も展示!!多くの人が驚きながら見ていました!!

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昼食が終わり、多くの人が各分科会会場へ散っていきます。(分科会とは:分野ごとに専門的に研究・討議を行う小会議のこと)

分科会は全部で8つあり、防災・減災、ジオストーリー、教育、ガイドの安全管理、アイヌ、ユニバーサルデザイン、リーダーセッション、SDGsとそれぞれのテーマに沿って開催されました。

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第2体育館では10時から各ジオパークの関係者や各地域の中高生がそれぞれ自分達の地域の魅力をポスターにまとめて発表するポスターセッションが行われていました!

13:00~13:30と16:30~17:00にはセッションコアタイムとなり、ポスターを作成者が説明する時間帯も設けられました。アポイ岳からは様似中学校3組と浦河高校1組が参加し、堂々と各地のジオパーク関係者に説明をしていました。同会場ではポスターセッションのほかにも各地域や企業が活動などを紹介するブース展示が行われていました。

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各プログラムも終わり、全国大会1日目の最終プログラム“大交流会”の時間に!!

多くの人が会場であるスポーツセンターに集まります。テーブルにはたくさんの食べ物がずらっと並びました。このほかにも会場のサイドテーブルにも料理がたくさん!!!いくら丼などのサイドメニューは町内両漁協やサケ定置網漁のみなさまのご厚志により提供されたものです。

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さらには、事前に他の地域のジオパークに「地酒を送ってくれませんか?」とお願いしたところ、全国各地からの地酒がこのようにずらっっっっっっと並びました!!!!

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大交流会のはじめは本大会の名誉実行委員長である高橋はるみ北海道知事に挨拶をいただきました。

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高橋はるみ北海道知事に挨拶をいただいた後、様似町議会の坂本議長に乾杯のあいさつをしてもらい、大交流会がスタート!!!

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参加者のみなさまは振舞われた料理に大満足の様子でした!!

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時間も進み、ステージ上では今年起きた西日本豪雨により被害を受けた四国西予ジオパーク推進協議会のみなさまが登壇され、義援に対するお礼の挨拶をしていました。

その後、来年の全国大会の開催ブロックである九州ブロックのみなさまが登壇され、「食」を含め地元のPRをし、参加を呼び掛けていました!!!

ほかにも、開会セレモニーで古式舞踊を披露してくださった様似民族文化保存会のみなさま、この大交流会でメニュー提案、調理、給仕に渡って担当していただいた様似町食育協議会のみなさまと様似町両漁業協同組合女性部のみなさまにご挨拶をいただきました!!!

この大交流会では、様似町の商工会から、参加していただいたみなさまにぜひ!!ということでプレゼント企画が用意されました!!参加されているみなさまの受付番号を厳正に抽選し、当選した参加者には昆布醤油やエマウリなどがプレゼントされました!!

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大交流会も終わりに近づき、最後は会場全体で「イランカラプテ」(イランカラプテ:アイヌ語でこんにちはを意味し、それをテーマにした歌)を大合唱し、大交流会は終了!!

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全国大会の1日目はこのような形で終了しました!!!投稿が遅くなってしまい、本当にすいません、、、

次回の投稿では大会2日目について書いていきます!!!

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(Show)

2018年09月18日

全国大会の職員説明会が行われました!

こんにちは!Showです!!ひさしぶりに更新します!!なかなかブログを更新できずにいて申し訳ありませんorz

今回の話題はもうすぐそこに迫った第9回日本ジオパーク全国大会についてです!!

9月14日に職員等に全国大会で決まったプログラムやどういうことが行われるのか、それに対して職員はどう動いていくのかという全体説明会が行われました。全国大会の参加者はなんと約600名!様似町役場だけでは手が足りませんので日高振興局さんや日高信金さんなど各所からもお手伝いを要請しています!

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この大会は基本はジオパーク関係者向けの大会ですが、一般の方も楽しめるようなプログラムもいろいろ用意していますので、ぜひ足を運んでみてください!!(Show)

2018年09月14日

地震から1週間

北海道で初めて震度7を観測した胆振東部地震から1週間が経過しました。

 

名前のとおり震源となった胆振東部の厚真、安平、むかわ各町はじめ、

日高管内においても西部の日高町では断水が続いている地域があります。

 

アポイ岳ジオパークのある様似町では、

地震による直接的な被害は幸いありませんでしたが、

道内各地同様に停電に見舞われ、発災翌日7日の夕方から夜にかけて復旧しました。

(1日半くらい停電していました)

 

各ジオパーク関係者の方々からは、ご心配の声を頂き、

また、来月の全国大会開催のご不安の声も同時に多く頂いております。

 

皆様からの温かいお声に感謝申し上げますとともに、

来月の全国大会は予定どおり開催すべく準備を進めておりますので、

是非ともお越しくださいますようお願いします。

 

一般の方向けの講演等もありますので、多くの方に足を運んで頂き、

元気なアポイ岳、元気な北海道を見て頂ければと思います。

(クド)

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