5月17日（金）、様似小学校のアポイ岳登山が行われました。

今年からこの登山は、ただ登るだけではなく各学年によって学ぶ目的を

持って登るようにしています。

3年生は花を教えてもらいながら馬の背まで、

４～５年生は頂上まで登る途中で石や日高山脈などを学び、

6年生は、中学校でも取り組んでいるアポイドリームプロジェクトに

ついて学びながら馬の背まで登ることとしています。

当日は天候に恵まれ、全員元気に出発。

サマニユキワリやアポイアズマギクなどが咲き

チングルマも咲き始めて小学生たちの目を楽しませていました。

アポイ岳ジオパーク認定ガイドや職員6名が案内役として同行し、

登山の知識やアポイ岳の地質や自然のことなどを話しました。

全員がケガもなく、元気な様子で無事下山できました。

5月22日、幌満川水力発電所のリニューアルに伴う竣工式に出席してきました。

幌満川は、アポイ山塊（ピンネシリ～アポイ岳）の東を山塊と並行する形で太平洋にそそいでいる川で、アポイ山塊をつくっているかんらん岩（地下深くのマントル由来）を削り取り、南北約10㎞にわたる深い渓谷をつくっています。幌満川水力発電所は、この急峻な流れを利用して、昭和10年ごろから地域に電力を供給しており、現在は、渓谷沿いに2組のダムと発電所が稼働しています。

この発電所を操業しているのは、日本を代表する鉄鋼メーカーの新日本電工株式会社さん。竣工式には、施主の新日本電工をはじめとする工事関係者、地元様似町の関係者が参列しました。

神事の後は、内覧会が行われ、最新の発電設備が披露されました。今回のリニューアルは従来の発電から固定価格買取制度を利用した発電事業に転換するために行われたもので、2015年から工事に着手。すでに11月からフル稼働していました。

本当であれば、内部の様子もご紹介したいのですが、撮影はダメということでご紹介はできません。しかし、様似町の地形を活用して80年以上にわたりクリーンエネルギーを供給してきた幌満川水力発電所が生まれ変わったのはとても意義ある事。

こちらがリニューアル前の幌満川第3発電所の外観。この発電所自体は昭和20年代後半に建てられたもので、産業遺産的雰囲気を醸し出していましたが、冒頭の建物は真っ白にお化粧もされました。ちょっと味気ない気もしますが、地元に住む者としてこの発電所が刻んできた歴史は忘れず、ジオパークで教育や観光で多くの人にその意義を伝えていければと思っています（久しぶり投稿のタク）。

こんにちは、サクです！！

本日は、5月16日（木）に行われたアポイ岳合同監視について書きます。

アポイ岳保全対策協議会では盗掘防止パトロールを行いました。

吉田岳まで登るグループと幌満旧お花畑まで登るグループに分けて登り、また、活動の一環として

監視カメラの設置も行いました。

パトロール中の登山道では、高山植物が数多く見られました。

ヒダカイワザクラや、

サマニユキワリ、

アポイアズマギク、

エゾキスミレが見られました。

数少ないヒダカソウをはじめとした高山植物群落を守り、多くの登山客に楽しんでもらうために、

これからもこのような活動を続けていきます。

しかし、登山客の皆様にマナーをまもってもらうことも高山植物の減少を防ぐことにもつながります。

次の世代へとアポイ岳の魅力を残し続けることができるよう、皆様のご協力をよろしくお願いします。

以上、サクでした！！

こんにちは、サクです！！

今回はビジターセンターの来館者が10万人を超えたことについて書きます。
5月11日（土）にビジターセンターの来館者がついに10万人を達成し、記念のセレモニーを開催しました！！

坂下町長はじめ、全員がドキドキしながらスタンバイをしていました。
そして午前11時頃、ついに10万人目のお客様が訪れました。

お客様は冬島出身であり、現在は札幌市在住の方でした。
「こんな経験は初めてで、一生の記念です！！」
と驚きながら感想を述べていました。
また、記念品を贈呈され、大変喜んでいらっしゃいました。
 

10万人を達成することができたのは、皆様のたくさんのご利用があったおかげです。
次は20万人を目指して様々な取り組みを行っていきますので、これからも皆様のたくさんの
ご利用をお待ちしております！！

以上、サクでした！！

大型連休も最終日、

様似ダムでは桜が見ごろを迎えています。

あいにくの天気ですが、写真を撮影している間も

入れ替わり見に来る方や、バーベキューをしている方もいらっしゃいました。

咲き始めの木もあり、しばらくは桜を楽しめそうです。（クド）