ブログ
2019年09月06日
アポイちゃん、カンランくん、楽古岳に登る
ある日、登山が趣味のカンランくんがアポイちゃんを誘って
日高山脈の楽古岳に登山に行きました。
麓にある楽古山荘の前で記念撮影してからスタート!
楽古岳は川を何回か渡ってから登山が始まります。
アポイちゃんが、川である事に気が付きました。
「アポイの川と落ちてる石が違う雰囲気だね」
「そうだね~、あぽいの川の石はかんらん岩だけど、楽古岳にはあまりかんらん岩がないからね~」
と、カンランくんが答えました。
「すごいねー、その川がどの山から流れているかによって、雰囲気が違うんだねー」
アポイちゃんは感心しました。
「ここの石は大きいねー」とアポイちゃんがビックリしました。
「川の石は、水で流されているうちに削られて小さくなっていくんだよ。
だから海の近くの石はみんな小さいんだ」とカンランくんが教えてあげました。
「さーここからが本格的な登山だ!」
急な坂道もはりきって登る二人でした。
ついに頂上到着!
「疲れたけど楽しかったー」アポイちゃんは大喜びです。
二人で看板前で記念撮影。
お弁当を食べながら、二人は楽古岳頂上から見える十勝平野を見ました。
「すごい広い平野だねー、日高と十勝は景色が全然違うねー」とアポイちゃん。
「二つのプレートがぶつかって、日高側にプレートが載ったからこんな景色なんだね。
ここで見ると、それが実感できるよねー」とカンランくんもジーっと見つめました。
そのあと二人は、自分たちのふるさと、アポイ岳を見ました。
「やっぱり、アポイ岳は素敵な山だね!!」
最後に二人は、日高山脈の十勝岳をバックに記念写真を撮りました。
「また、来ようね!」
「今度は違う山も行きたいな」
とても楽しい時間を過ごして満足な二人でした。
2019年09月03日
かんらん岩を使って様似の風景を描きました!
8月26日(月)、様似小学校でかんらん岩を使った日本画で様似の風景を描くワークショップを行いました。
この事業は、札幌大谷大学の「オオタニアートキャラバン」の一環として
昨年度、日本ジオパーク全国大会に合わせて実施したものですが
非常に楽しく色々な事を学べるため、今年度も小学校5年生を対象に開催したものです。
最初に、札幌大谷大学の学生から日本画の説明やかんらん岩を使って絵の具を作っていることなどを説明いただきました。
その後、生徒たちは「塩釜とローソク岩」と「幌満峡」のグループに分かれて、
下書きイメージを見ながら作成を始めました。
生徒たちは、日本画を描くことも岩絵の具を見るのも初めてです。
札幌大谷大学の学生に色々教えてもらいながら、楽しく作業を進めました。
最初は「どんな絵になるのかな?」と恐るおそる描いていた生徒たちも
後半はノビノビと筆を進め、素晴らしい作品が完成しました。
この作品は、枠付けなどの仕上げが終了したのち、町内の方も見られるようにしていきたいと思います。
2019年09月02日
アポイの火まつり(2日目)!!!
こんにちは、339です!
引き続きアポイの火まつりについて書いていきます!
2日目は、高校生によるギター弾き語り「半人前」からスタート!
「弥勒」さんのパフォーマンスステージ
商工会青年部による「地場産品 いちご」を使った来場者参加型のステージ
「様似中学校吹奏楽部」による瑞々しい演奏
様似町伝統芸能の迫力のある「アポイ太鼓」の演奏
「日向ひょっとこ踊り様似愛好会」のユーモラスな踊りと躍動感のあるストリートダンス「BOSE」
様似町の有名人「湊康輝」くんのカラオケステージ
太陽の瞳でおなじみの新ひだか町三石出身「阿部卓馬」さんの歌謡ショー
火まつりのメインイベントである歌謡ステージ
SNS拡散希望のパワフルなものまねシンガー「SHINOBU」さん、歌唱力は圧巻でした。
今、テレビで大ブレーク中の「りんごちゃん」
「嫁に来ないか」等数々のヒット曲がある「新沼謙治」さん
(ふれあい広場到着後、会場内を見学し、付近をランニングしたそうです。)
2日間で延べ25,000人の入込となり、近年で最大級の来場者数となりました。
来年は大きな節目となる第50回を迎えますので、たくさんのご来場をお待ちしております。
最後に皆さんのいいアイディアがあれば、アポイの火まつり実行委員会までお知らせ下さい。
(あなたの企画が実現するかも^O^)
2019年09月02日
アポイの火まつり(1日目)!!!
みなさん、はじめまして‼339です!
まず私事ですが、H13に役場に勤め商工観光課に配属され、H18に商工観光課を異動になってから色々廻って、
え~と(干支)1周して12年振りの商工観光課に復帰となりました。
久しぶりに戻ると、新しい取組みがたくさん増えていて、さらにブログ等のSNSでの取組も...
時代に置いていかれないように頑張っていきますので、よろしくお願いします。
さて、8月3~4日(土~日)に様似町の夏の一大イベントである【第49回アポイの火まつり】がふれあい広場で
開催されました。
天候にも恵まれ、イベント日和となり事故もなく全プログラムを無事に終了することができました。
会場内では、恒例となっている「ふわふわ」「ミニ鉄道」
ステージイベントスタートとなる幼児センター園児による「キッズよさこいソーラン」、
そして「マカホウ」によるフラダンス
札幌を拠点に活動している「SAKI」さん・「吉澤吉澤」さんのエネルギッシュなステージ
今回で最後の出演となる「T-DANCE SCHOOL」の豪快で繊細なダンス(来年も出てくれないかな!!)
点火式の後、様似町長・ALTと会場の皆さんと乾杯~~~!
「様似アコースティッククラブ」・「深井敏博」さんの雰囲気のあるライブ
1日目の最後となる間近で見る大迫力の「花火大会」
アポイの火まつり1日目はこのようにして終了いたしました。
次回の投稿では2日目について書いていきます。
2019年08月23日
東京私学中学高等学校協会主催の理科教員夏期宿泊研修
2週間前の話になりますが、東京私学中学高等学校協会主催の理科教員夏期宿泊研修inアポイ岳ジオパークについてレポートします。
例年よりも暑い日が続いていた様似ですが、熱い熱い先生方が様似町に来てくださいました。Sガイドと学術顧問N先生がご案内しました。1日めは十勝側の日高変成帯露頭、2日めは幌満と様似海岸エリアを中心に研修が行われました。地殻浅部からマントルまでを訪ね、さらにアポイ岳ジオパークの付加体、前弧海盆堆積物(蝦夷層群)と貫入岩を訪ねるフルコースです。3日めは厚真町で研修されるそうです。2日めは、私も同行しましたのでレポートします。
幌満川不動の沢の少し上流。集合写真。参加者の中には学生の時に幌満かんらん岩体合同巡検に2~3回参加され、その後教員として仕事をされている方もおり、つながりに感謝を感じました。
とてもすがすがしい青空。付加体の石灰岩露頭です。
Sガイド考案の付加体形成実験は大好評でした。
霧のエンルム岬。
かんらん岩広場。ダナイトチャネルの断面を見ることのできるみごとな八角柱標本を観察しています。
幌満かんらん岩体を代表する斜長石レルゾライト、苦鉄質岩を観察しています。
ジオラボ見学後に、外の標本を観察しました。予定通り?この時点ですでに時間オーバー気味でした。幌満の下流は霧ですが、上流は晴れでした。
幌満かんらん岩は何%溶けているのか?かんらん岩から溶けたものは残らないのか?なぜ幌満かんらん岩体は西に張り出して分布しているのか?偽礫の形成について。日高変成作用とひん岩との関係は?など様々な質問をいただきました。疑問を持ち予想することは、研究者の研究を追体験することであり、知的好奇心が満たされることであり、面白いことだと思います。質問をいただいたり、ジオパーク看板についてご意見をいただいたり、大変勉強させていただきました。今後のアポイ岳ジオパーク活動に活かしていきたいと思います。(ジオ美)