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2011年12月13日

テントとキャンドルと音楽の祭典 

 12月10日(土)大通地区活性化振興会主催・様似アコースティッククラブ共催による

「歳末チャリティクリスマス・キャンドルコンサート2011」が行われました。

これは振興会結成20周年を記念した事業で、町内アマチュアバンドの他に様似高校

吹奏楽局や童謡・唱歌野ばらの会、そしてアポイの火まつりでもお馴染みの「ちはら 

さき」さんらが出演する冬の音楽祭です。

 

 今回観光協会では商工会青年部と協力し、会場前に新兵器テントを設営し、数日前に

新聞で紹介された様似米をPRしたのでした。この新兵器、軽くて手軽で広げやすく、大変

便利。今回初見参で今後はアポイの火まつりにもデビューする予定です。

骨組みをサッと伸ばして、屋根をかけると‥
テント1web.jpg テント2web.jpg
テント3web.jpg テント4web.jpg

 人が集まるとなると、私たち観光協会もPRをせずにはいられません。今回は、先日このブログ

で食味会の様子を紹介した「様似米」とコンブ製品をPR。お客さんから「新聞に出てたわねえ」と

反応も上々。

 また会場の周囲と国道にはキャンドルが飾られ、会場は幻想的な雰囲気で包まれました。

お店2web.jpg 会場キャンドルweb.jpg

  コンサートはそれぞれの出演者がそれぞれの持ち味を発揮し、集まったお客さんを魅了していました。(302)

様高web.jpg 野ばらweb.jpg アコースティックweb.jpg

 (スイングガールズを彷彿!)     (年齢を感じさせない歌声)      (お馴染み、様似アコースティッククラブ)

  

2011年12月12日

冬の使者・オオワシくんたちを見に行ってきました

お隣の浦河町立郷土博物館で毎年行われている、野鳥(オオワシ・オジロワシ)観察会におじゃましてきました。まずは、博物館内で、講師のH田さんから双眼鏡の使い方や観察の心得について講義を受けます。

浦河博物館内1.jpg

つづいて、館内に展示されている、オオワシくんとオジロくんのはく製で特徴を確認です。部屋の中には浦河にいる動物たちが所狭しと飾られています。ちょっと、コワイ感じもしますが…。

浦河博物館内・剥製.jpg

さて、事前学習を済ませて、いよいよ出発!日高幌別川をバスで遡上し、国道から2kmほど内陸に入った第1観察ポイントで双眼鏡と望遠鏡を使って木の上にいる彼らを探します。

オオワシ観察1.jpg

しかし、この日はあいにくの吹雪模様。この観察会は実は、先週実施予定だったのですが、雨のため1週間延期して行われたもの。博物館のI学芸員さんはしきりに、「担当者の普段の行いが悪くて…」と恐縮しきりでした。

オオワシ観察2.jpg

そんなIさんの気持ちをお天道様が察してくれたのか、次の観察ポイントのピスカリ橋ではピタッと雪も止み絶好の観察環境になってくれました。

オオワシ観察3.jpg

橋の上からは、上流下流あわせて10羽以上のオオワシとオジロワシを見ることができました。カラスに追われたハイタカもいたりして…。ただ、コンパクトデジカメしか持ち合わせていないワタクシは、双眼鏡で見るだけで彼らの姿を写真に残すことは到底無理…。しかし!最後にH田さんが連れて行ってくれた観察ポイントは、最も近くで見ることができる場所。ついに、オオワシくんの姿を納めることができ感無量です。

オオワシ観察4.jpg

オオワシ・オジロワシの姿は様似でも見ることができますが、やはりこの日高幌別川流域が最も多く、H田さんのお話では今年も70羽ほどがお目当てのアキアジ狙いに日高山脈を越えてやってきていたそうです。また、幌別川では、圧倒的にオオワシの割合が多く、これは道内の他の地域では見られない珍しいこと(他の地域は、生息数が多いオジロワシの割合が高い)だそうで、そういう意味からもここは第一級のオオワシ観察地といえるかもしれません。なお、観察の際は防寒対策をしっかりと!お~さむっ。(タク)

2011年12月10日

犯罪にご注意を‥「歳末防犯特別警戒」

12月9日(金)

 なにかと慌ただしくなるこの季節は犯罪の発生率が高くなる時期でもあります。

人の隙を狙う輩に注意しましょう、と様似町防犯協会(布施和為会長)による

毎年恒例の「歳末防犯特別警戒」が行われました。

ジャンパーIMG_1203WEB.jpg

 先立っての結団式では浦河警察署中村署長から激励のあいさつを受けた後、

署長IMG_1204WEB.jpg

 

3グループに分かれ、町内各商店をまわり、防犯体制の強化を呼びかけました。

役場では町民課社会係が主管していますが、今回は取材を兼ねて私もご一緒さ

せていただくことに。

セイコマIMG_1208WEB.jpg
成田寝装IMG_1210WEB.jpg
笹嶋IMG_1211WEB.jpg

 私の腕が悪く、買い物をしているようにしか見えないのですが店員さんに啓発資材を渡

しながら「年末が近づくと、悪い事をする人が多いからね。気をつけてね」と声をかけながら、

巡回しました。

1時間後、再び役場に戻り、署長から総括の言葉をもらい解散。

あいさつIMG_1214WEB.jpg

駐在所を始めとする警察官や防犯協会の方々のおかげで様似町の治安が守られているです。

外の寒さと対照に、犯罪防止への熱い思いが伝わりました。 

(302)

2011年12月09日

観音山をぐるりと400m

アポイ岳ジオパークのジオサイトの1つに観音山があります。

http://www.apoi-geopark.jp/apoi_map/popup/area_c4.html

 

ここは様似の市街地から車で5分の位置にありながら、貴重な自然が残されている場所でもあります。
当ブログでも今年の春に何回かご紹介したとおり、早春の植物:スプリングエフェメラルの見事な群生地としても知られています。ただ、これも5月11日のブログでお伝えしましたとおり、ここ数年はエゾシカが恒常的に現れるようになり、植物への影響がとても心配されています。
(過去の該当記事へ直接ジャンプする機能がないので、興味のあるかたは右側にある「月刊アーカイブ」で2010年4月及び5月を指定して記事を探してみてください。)

 

という訳で、植物たちをシカから守るため、昨日、観音山ぐるっとネットで囲っちゃおう大作戦が実行されました。

 囲い込むのは、観音山の頂上にある台場のうち、西側1/3程度。特に貴重な植物が残るこの辺りを囲うだけでも、周囲の長さは400m近くになります。

 

立木に固定2.jpg

今回もアポイ岳ファンクラブのみなさんの全面協力を得て実施。高所部隊は、高さ3mの樹脂製ネットを立ち木を利用して張っていきます。


シカ柵で一番大事なのは、実は高さではなく、地面部分。農地などでもそうなのですが、シカが柵内の中に入り込む際、ジャンプして入ることはめったになく、ほとんどが地面と柵の隙間を見つけて入り込むからです。

 

 地面に固定2.jpg

という訳で、ネットの下を隙間なく張りつめてペグを打っていく低所部隊。「この作戦が成功するかどうかは、君たちにかかっている。全力で任務を遂行せよ!」

 

チェーンソウ.jpg

柵の邪魔になる倒木をやっつけるため、なんと「のこぎり部隊」まで投入。

 

111208_全体作業.jpg

作業日程は2日間を予定していたのですが、9時から開始し、みなさん昼ごはん抜きで頑張った結果、なんと13時には張り終えてしまいました。任務に当たった13名のみなさん、たいへん御苦労さまでした。
 

ネット.jpg

右側が柵の中。来春以降、この柵の左右でどんな違いがみられるか、とても楽しみです。

(krmd)

2011年12月08日

どんどん美味しくなるぞ!様似産米

12月8日(木)様似稲作振興会(松田豊和会長)の主催で

「様似産米 食味(しょくみ)会 ~地産地消 消費拡大に向けて~」

が行われ、会場には町長、議長を始め消費者協会会員など町内各女性団体の方々

たちが集まり、それぞれの視点で審査を行いました。

 会場内web.jpg

私も取材しつつ、審査席に座り  「いただきます」

 食味皿web.jpg 

 一番左を基準にして、1番、2番、3番のご飯の味比べをして

香、粘り気、固さを5段階で評価します。

 先入観を除くため、どれが様似米かは秘密になってます。

 まずは基準米を食し、味を覚えて1のご飯を試食。

 「うーん、違いがわからん。」

 もう一度基準米に戻り、味を確認して2のご飯を試食。

 「うーん、違いがわからん。」

 最後に、もう一度基準米を食べてから、3のご飯を試食。

 「うーん、違いがわからん。」

 それでなくても味に鈍感な私にとって、少量で違いを

評価することは困難でした。ただ、この中で強いて美味しいご飯をあげるなら1番目です。

(回答編)

 さてさて、アンケート用紙を回収したのち事務局から米の銘柄が

発表されました。

 基準米は「アキタコマチ」で、1番は様似産「ホシノユメ」

 2番が「コシヒカリ」3番が様似産「ナナツボシ」

 私が一番おいしいと感じたのは様似産「ホシノユメ」だった

ようですが、どのご飯も基準米のアキタコマチとの明確な差異が

見つけられず、様似産米も美味しくなったものだ、と改めて

感嘆したのでした。

 ちなみにエコファーム指定様似産米は農協や各稲作農家、

アポ山荘で5キロ2,250円で購入できます。

様似の産業活性化の近道は消費すること!地場の米を食べる

ことはそれだけで町づくり運動となるのです。 (302)

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