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2011年12月25日

様似山道の新しい看板、製作中です

えりも町の猿留山道とともに、北海道の官営道路第1号といわれる「様似山道」。30年ほど前の地元郷土史研究会の踏査によってその歴史が明らかにされ、現在はフットパスコースとして多くの人がトレッキングを楽しんでいます。

その看板は現在こんな感じ。

山道東口の古い看板.jpg

20年近く前に教育委員会で設置したものですが、文字がかなり不鮮明なため、アポイ岳ジオパークで新しく作り直すことにしました。製作をお願いしたのは、町内唯一の製材所・鬼頭木材さんです。

鬼頭・山道看板.jpg

地元産カラマツを使ったもので、着色した後、別注の説明板を貼りつける予定です。柱も防腐剤を注入してかなりの重さとなりました。

鬼頭・山道看板柱.jpg

ルート内に解説板と誘導標識を11基設置する予定で、場所は多くが車で近くまで行くことができるところなのですが、それでも何基かは背負って山道を歩かなければなりません。春暖かくなったらの作業で、それまで体力づくりに励まねば…。

鬼頭・魚箱(丸富).jpg

鬼頭木材さんの倉庫には、魚箱もたくさん積まれていました。今年の様似の秋サケ漁は量・価格ともまずまずだったようで、木材屋さんも大忙しだったそうです。

観音山展望台からのエンルム.jpg

今年も残すところあと1週間。ここ数日は荒れ模様ですが、こんな感じで穏やかな年末年始となればいいですネ。写真は、12/20に観音山展望台から撮影したもの。右の岩山がエンルム岬、左の山がアポイ岳、中央アポイの裾野が海に落ち込んだ向こうにえりも市街と襟裳岬が遠望できました。(タク)

2011年12月21日

子供と大人が、ふれあい広場

   12月のある晴れた日、何気に外を眺めていたら元気にそり遊びをする園児とパークゴ

ルフにいそしむ大人たちの姿が同時に目に入ってきました。

ふれあい広場は市街地にある唯一と言ってもいいくらいの遊びスペース。

春から秋にかけて愛犬とたわむれる人たち、キャッチボールをする子供たち、

サッカーボールを蹴る少年達が走り回ります。 

写真奥に写るパークゴルフを楽しむ大人たち
こどもとパークweb.jpg

  今日の絵は大人と園児が同じ場所を楽しんでるところがポイントでして、こういう光景

を見るにつけ「ああ、いいなあ」と単純に思うわけでした。ふれあい広場がその名のとおり、

町民がふれあう場でありますようにますますのご利用をお願いします。  (302)

 「今度は私の番!」勢いよく滑り降りる子どもたち

みんなでソリweb.jpgのサムネール画像

「ボブスレーなんていらないよ」ソリ滑りならぬシリ滑り

シリすべりweb.jpg

滑ってるのか、転がっているのか

滑ってるんだかweb.jpg

2011年12月20日

アポイ岳情報14:12/20

なんと2ヶ月ぶりのアポイ岳情報です。当ブログでもご紹介したアポイ岳のシカ侵入防止柵の設置から早1ヶ月。アポイ特有の強い風で倒壊していないか心配なので様子を見に登ってきました。

111220_tozanguti.jpg

先週末の雪で、登山道には3cmほどの積雪。場所によっては一度溶けた後に再凍結してツルツルでとっても危険。

111220_koyakara.jpg

5合目からみた山頂方面。山頂に積雪は見えますが、南斜面を見た限りはまるで冬っぽくない様子。

111220_umanosekara.jpg

でも、馬の背から見ると、やっぱりモノトーンのきりっとした冬景色。頂上まで行きたかったけど、今日はここまで。後ろ髪をひかれるように柵の確認へ。

111220_umanosesaku.jpg

この辺りは非常に強烈な西風が当たるのですが、ポールの接続部分が外れた個所があったものの、大きな問題はありませんでした。ちょちょっと補修して終了。ここ以外の柵も全て異常なしで、一安心。これからますます風が強くなる季節。このまま冬を越してくれるよう祈りながら下山しました。

 

さて、今日は登山道沿いでたくさんの足跡を見ることができました。一緒に写っている手帳の長さは16cmです。それぞれどの動物のものか、答えは一番下に書いておきます。

111220_sika.jpg

1.おなじみのチョキマーク:難易度★☆☆☆☆

 

111220_kitsune.jpg

2.これもよく見る足跡ですね:難易度★☆☆☆☆

 

111220_ezorisu.jpg

3.馬跳びをしたように、小さい前足の前に後ろ足が並んでいます:難易度★★☆☆☆

 

111220_tentate.jpg

4.2つ並んだ足跡が、70cmほどの間隔で点々と(ヒント)続いています:難易度★★★☆☆

 

111220_nezumi.jpg

5.15cmほどの間隔で続く小さな2つの足跡の間に、すっと引いた線が:難易度★★★★☆

 

111220_raityou1.jpg

6.まるで「こっち」と言っているかのように続く矢印。これはかなり難しいかも:難易度★★★★★

 

これらの足跡を残した動物たちはもちろん冬以外も生息していますが、なかなか姿を見ることができないものもいます。でも、こうして彼らの存在を生き生きと伝えてくれる足跡ウォッチングは、冬ならではの野山歩きの大きな楽しみです。

 

 

 

 

 


答え 1エゾシカ、2キタキツネ、3エゾリス、4イタチの仲間(多分エゾクロテン)、5アカネズミ(又はヒメネズミ。線は尻尾の跡です)、6.エゾライチョウ(進行方向は左)
みなさんは、いくつ判りましたか?
(krmd)

2011年12月17日

高校生の行動力と愛郷心にカンドーしました

12月14日(水)、ふるさとジオ塾の第9回講座「浦河町の歴史~明治・大正時代を中心に~」を中央公民館で行いました。

ジオ塾・浦河歴史.jpg

昨年の歴史講座では、会所や等澍院、様似山道など様似の歴史を学んだのですが、様似を理解するうえでももう少し視野を広げようと、お隣さんの浦河町の歴史を学ぶということに…。

ジオ塾・浦河歴史・吉田.jpg

講師に、浦河町立郷土博物館の吉田主任学芸員をお招きし、浦河会所のことや日高発展の礎を築いたとされる浦河支庁長・西忠義のこと、ピューリタン開拓団・赤心社のことなど、浦河開拓の歴史を教えていただきました。吉田さん、お忙しい中、対応していただきありがとうございました。

さて、所は同じですが時間変わって、今日の中央公民館…。

様高課題研究発表チラシ.jpg

様似高校の課題研究発表会が行われるということで、ワタクシどんな発表があるのか見に行ってきました。

様高課題研究発表・整列.jpg

平成6年(だったかな?)から続けられている恒例行事で、毎年3年生が地域課題を見つけてその解決に取り組むことで、自ら考える力や表現する力を養おうというもの(…と勝手に解釈しています)。今日は、6班に分かれてそれぞれの決めたテーマに取り組んできた3年生がその研究成果を発表する晴れの舞台なのです。

様高課題発表パワポ1.jpg

発表された研究内容は、地域の特産品を使った商品開発が3件。様似の魅力を伝える情報発信が3件。

商品開発では、アキアジを使った「サマキューバーガー」、ツブ貝の入ったカマボコ、イチゴたっぷりロールケーキ「はつ恋ロール」の三つのアイディアあふれる商品が登場。どれも開発までの苦労や完売の喜びなどが伝わるプレゼンでした。また、情報発信では、先輩が作り上げたクーポン付地域情報誌「さまっぷ」の改良や、ジオパークのメインサイトであるアポイ岳の魅力調査、様似町を宣伝するための観光Webページの作成が発表されました。研究を通じて様似の価値の再認識につながったのではないでしょうか。

様高課題研究発表・審査員.jpg

なお、この発表会、たんなる発表ではなくて、プレゼン能力も含めた審査により優秀者が決められます。慎重な審査の結果、最優秀賞は、販売でも大好評だった「はつ恋ロール」を開発した、1班の「様似のいちごを使った商品開発」。優秀賞は調査のため4回調査登山を行った、6班の「色んなアポイだけ」が選ばれました。ただし、他の班も甲乙つけがたい内容でしたヨ。

様高課題発表パワポ2.jpg

発表の中には、アポイ岳ジオパークをとりあげてくれたものもありましたが、アポイ岳や自然だけがジオパークではなく、六つの発表すべてがジオパークなんです。自然といわず文化といわず、地域の資源を結びつけてヨソにアピールする仕組み自体がまさにそれ。子どもたちがそれぞれの視点で地域課題を見つけ、その解決にトライした姿に、カンドーさせてもらった一日でした。(タク)

2011年12月14日

冬のひだか 毛ガニロードに来てみれや~

日高沿線の五つの宿泊施設で構成する「ひだか元気グルメ研究会」では、日高の特産品を使った「四季の旬グルメ」を創作しています。

これまでに春の「日高さくらウニ御膳」、秋の「銀聖とマツカワの紅白丼」と続きましたが、今日その第3弾・冬の旬グルメを決める試食会がアポイ山荘で行われると知り、ワタクシご相伴に、イエイエ取材に行ってきました。

冬の旬グルメ試食会1.jpg

新メニューのキャッチフレーズは、「いいひだから、ひだかへ。冬のひだか毛ガニロード」というわけで、日高の特産・毛ガニを使った冬の旬グルメです。

試食に先立ち、まず研究会会長でアポイ山荘支配人の三国さんから、今回のテーマと意気込みを含めてあいさつをいただきました。

冬の旬グルメ試食会・三国.jpg

その後、来賓の日高振興局長の北村健氏とメニューづくりのアドバイザーでもある、北ガスクッキングスクール統括主任講師の坂井美恵子氏からそれぞれ激励のあいさつをいただき、さっそく試食スタート。

冬の旬グルメ試食会2.jpg

せっかくですので、それぞれの施設提供のメニューをご紹介します。まずは、門別温泉とねっこの湯。

冬の旬グルメ試食会・とねっ.jpg

かにピラフをメインに、かに入りテリーヌやかにのキッシュなど、若い女性に人気が出そうな品揃えです。次は、新冠温泉レ・コードの湯ホテルヒルズ。

冬の旬グルメ試食会・新冠.jpg

こちらも毛ガニとタコのハンバーグ風パン粉焼きをメインにした洋食メニューで、なかなかおしゃれ。次は、みついし昆布温泉蔵三。

冬の旬グルメ試食会・三石.jpg

こちらは毛ガニの棒寿司をメインに上品な一品です。そして、うらかわ優駿ビレッジAERU。

冬の旬グルメ試食会・浦河.jpg

毛ガニのほかに、ホタテを使ったカニ飯を豪快に丼にした、その名も「浦河沖荒波カニ御膳」。最後に、わが日高のまほろばアポイ山荘は、カニと冬島昆布の釜飯をメインにした御膳です。

冬の旬グルメ試食会・様似.jpg

それぞれ工夫凝らした新メニューは、さらなる改良を加え、年明けの1月22日から約2カ月にわたって各レストランで提供されます。金額は、毛ガニを使うだけあって少々高め(現段階では1,?00円としか言えません。)ですが、ぜひとも食べ比べて日高の毛ガニを堪能してみてください。

昼を抜いて行っただけあって、十分堪能させていただきました。ごっつぁんです。(タク)

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