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2021年07月19日
砂の由来を学び、エンルム岬付近の海岸ゴミ拾い
例年よりも暑い日が続く様似町です。
さて、7月18日(日)きれいな海と海岸を次の世代につないでいくために「エンルム岬DEちょっと学びながらゴミ拾い」を行いました。
日高信用金庫職員、消防、アポイ岳ジオパークガイドや町民など約50人が参加しました。
この場所は湾上の地形で、多くのゴミや流木が漂着しています。2時間ほどの作業で、空き缶、ペットボトル、プラスチック容器など120L*50袋、45L*30袋集めました。大量です。それでも拾いきれませんでした。
「ちょっと学びながら」ということでしたので、磁石を使って砂浜に砂鉄があることを発見してもらう体験も行いました。様似町の砂浜は比較的黒色で、この色の理由の一つは砂鉄を含むためです。山陰海岸ユネスコ世界ジオパークエリアの砂浜の色と見比べてもらいました。
海外から流れてきた白樺の浮き、アナゴ漁の筒や餌篭、軽石などの漂着物も見られました。
最後に、海岸でみられた夏のお花を紹介します。
ハマヒルガオ
ハマニガナ
暑い1日でしたが、海岸はとてもきれいになりました。(カ)
2021年07月14日
様似小学校5年生アポイ登山
7月14日(水)様似小学校5年生アポイ登山に同行してきました。1カ月ほど延期になっていた行事ですが、お天気に恵まれた中で実施することができました。登山の様子をレポートします。
様似小学校の3年生~6年生は、ただ登るだけでなく、各学年異なるテーマをもって学びながらアポイ登山を行っています。5年生のテーマは「岩石」。かんらん岩、プレート境界、レキの大きさや形の違いを観察しました。
9時ごろは霧雨。蜘蛛の巣がとても印象的でした。
6合め~7合め間。いつもは太平洋と冬島漁港が見えるのですが「雲海」が一面に広がっていました。児童たちは歓声をあげていました。
8合め付近。下山時には、太平洋とエンルム岬、様似小学校も見えました。
アポイ岳は大部分が1本道ですが、今日は登り時と下山時それぞれ異なる景色を見ることができ贅沢な体験ができました。
アポイ岳山頂でお昼を食べているときに飛んでいたキアゲハ
サマニオトギリ
ホソバトウキ
ヒロハヘビノボラズ果実
初夏の景色・花・生物に出会えた一日でした。(カ)
2021年06月24日
7/3までNHKオンデマンド(有料)でブラタモリ「北海道の絶景スペシャル」ご覧いただけます
6月19日(土)放送のブラタモリ(NHK総合)に様似町も登場しました。
タモリさん、浅野さん、ぜひアポイ岳やプレート衝突の現場がみられる海岸へおこしください。スタジオで様似町をご説明いただいた木村学先生、twitterなどで情報発信いただいた全国のみなさま本当にありがとうございました。
~アポイの日没Apoi Sunset(様似町写真コンテスト2011年度)~
さて、番組には巨大なかんらん岩も登場していました。北海道の絶景がプレートテクトニクスによってつくられたという番組ストーリーや動画、火山に関する実験は、わかりやすく見ごたえがありました。
7月3日まで、NHKオンデマンド(有料)で
「北海道の絶景スペシャル~北海道の絶景はどうできた?~」ご覧いただけます。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021114226SA000/
サンスポ・ホームページにて、ブラタモリのかんらん岩の話が記事になっています。
https://www.sanspo.com/article/20210620-GFULK7XNR5JQ5HFW2YSYI24QLU/
テレビで見るだけではなく、ぜひ現地を訪ねていただき、見て・食べて・飲んで・学んで・楽しんでいただければ幸いです。プレート衝突の現場周辺の散策イベントも開催予定です。
最後に、関連するこちらの動画もぜひご覧ください。
(1)アポイ岳ジオパークPR動画
https://www.apoi-geopark.jp/geopark/movie.html
(2)北海道大学学生と行くアポイ岳
https://www.youtube.com/watch?v=v9BDoMEu-DY
(カ)
2021年06月12日
3回停電した日・6月4日(金)備忘録
北海道内は6月4日(金)、発達した低気圧の影響で、広い範囲で暴風雨に見舞われました。様似町でも1日に3回停電しました。備忘録を兼ねてブログに記録します。
北海道電力によると、電線に樹木が接触するなどして停電が広がり、様似町を含む日高、胆振、十勝の各管内などで約4万4千戸が停電。
*様似町の停電時間は、11:40-13:20に2回、18:30頃~21:00頃の1回、計3回。
気象台によると、4日23:00までの24時間降水量は、日高管内えりも町目黒(様似町の隣町)で257ミリと、6月としては観測史上1位を記録。気象庁観測データから、様似町幌満の4日23:00までの24時間降水量は、101.5ミリ。14:00からの1時間降水量20.5ミリ。ちなみに、雨の強さ20-30ミリは、強い雨で、どしゃ降りで傘をさしていても濡れる状況です。
*国道336号(様似町冬島ー旭)は、大雨による落石の恐れのため、6月4日(金)16:00から6月5(土)日6:30まで、通行止め。
6月5日の状況としては、アポイ岳周辺では倒木撤去も行われ、幌満川や様似川はいつもよりも水量が多く、川の濁りは1週間以上にわたり続いていました。
様似町では、これほど長時間にわたる停電は2018年の北海道胆振東部地震以来の出来事でした。6月に長時間停電ということも、これまであまりなかったと思われます。
*国土交通省河川情報センター川の水位情報危機管理水位計にて、様似川のライブカメラを見ることができます。
https://livecam.asia/hokkaido/samani/samanigawa-okada.html
*水位グラフは、様似町内2か所「海辺川西様似3号橋・幌満橋」を見ることができます。
(カ)
2021年06月11日
初開催・アポイ登山事前学習会inオンライン
様似小学校ではアポイ登山の前に学習会を行っています。例年は外部講師が学校に出向いてお話をしていますが、新型コロナウイルス感染拡大状況を受けて、初めてオンラインで開催しました。
教室の様子です。
教室でモニターを見ながらの学習です。
アポイ岳のお花、昆虫、岩石、登山の注意点などについてお話しました。
講師側のモニターからも、子どもたちの元気な声が聞こえたり、うなづいたりする様子、メモを取ったりしている様子を見ながら進めることができました。
6年生が5月13日、5年生が5月13日、4年生が5月19日、3年生が5月17日に開催しました。詳細は様似小学校ホームページもごらんください。
https://www10.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0110011&frame=weblog
相互交流をしながらのオンライン配信はアポイ岳ジオパークにとって初めての試みでした。担任の先生が子供たちの反応を仲介してくださり、スムーズにすすめることができました。対面よりもゆっくり進むため、内容をもう少し絞った方がよかったかなという点に気づきがありました。(カ)