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2012年03月19日

ひしくいときどきまがん

「珍しい鳥が1羽、様似川に来てるぞ、見て来い。」
ある町民の方がうちの事務所に来て、写真を見せてくれたのが1ヶ月半ほど前のこと。
それならばと、その鳥を良く見るというJR日高本線の様似川鉄橋付近に2度ほど行ってみたのですが、どちらも空振り。

 

今日も用足しに町内を回った帰り道に寄ってみましたが、やはりいません。今日はちょっと時間があるので、「ここにいないってことはどっかで採餌してるんだろう。それならあの辺かな」と見当をつけて車で向かうと…
ビンゴ! いました。それも1羽じゃなく少なくとも20羽はいます。

 

これは写真家でもあるうちのボスHoroman氏を呼ばなくちゃと、一度事務所に戻りボスを乗せて現場にUターン。警戒心のとても強い鳥なので、ボスにカメラを構えてもらったまま100m位手前から歩くくらいのスピードで車を近づけます。
そうして撮ってもらった写真がこれ。

120319ヒシクイ1.jpg

オオハクチョウに交じっている黒っぽいのが目当ての鳥、国の天然記念物でもある「ヒシクイ」と「マガン」です。左端のハクチョウに隠れてクチバシだけ出ている2羽がマガン、クチバシがピンク色で付け根だけ白く見えます。黒いクチバシの先端付近だけ黄色いのがヒシクイです。マガンは3~4羽で、ほとんどがヒシクイのようでした。

120319ヒシクイ2.jpg

ざっと数えて30羽ほど。近づく我々を警戒して、かなりそわそわしています。
「まだ飛ぶなよ、まだ飛ぶなよ」と言いながらボスはシャッターを切りまくりますが、50mほどまで近づいたとき…

120319ヒシクイ3.jpg

やっぱり飛んじゃいました。驚かせてしまってすまんすまんと謝りながら撤収。

120319ヒシクイ4.jpg

でも、1羽だけおっとりしたヒシクイがいて、結構近くで撮らせてくれました。

120319ヒシクイ5.jpg

1羽だけ飛ばずに残ったこのヒシクイが、ずっと様似川にいるやつなのかも。

 

この写真を撮った場所は、様似高校から北へ500mほどの畑です。いつもいるとは限りませんが、興味のある方は双眼鏡を持って行ってみてください。同じ場所で採餌しているでっかい白いハクチョウが目印になります。きっと渡りの途中に立ち寄っただけですので、いついなくなるかわかりませんよ。お早目に!

(krmd&Horoman)
 

2012年03月17日

猛威のインフルに負けず、様中生旅立ちです

一昨日のDくんブログでご紹介させていただいた「ふるさとジオ塾」。様似の自然、歴史文化を見つめなおす連続講座で、最終回となる今回のテーマは、漁師まち・様似の「水産業」。

知っているようで、意外と知らない地元漁業について、現役漁師さんを講師に行います。昆布や漁の道具なども登場するかもしれません。公開講座ですので、ぜひ足を運んでみてください。手前みそですが、けっこう楽しいと思いますヨ。

さて、一昨日、様似中学校の卒業式があったので、取材に行ってきました。3月に入ってから小中学校で大流行のインフルエンザ。その影響が心配されましたが、なんとか無事終えることができたようです。

様中卒業生見送り.jpg

あくまでもブログネタなので、式にはおじゃませず、終わったあとの卒業生の旅立ちシーンを収めようと、校門近くで待ち伏せ。余談ですが、数ある様似のかんらん岩モニュメントの中でワタクシがもっとも気に入っているのがここ様中のものなんです。

様中卒業生旅立ち.jpg

在校生から花を受け取った卒業生は、晴れやかな表情で思い出の学び舎を後にしていました。

様中卒業生野球部.jpg

地元の高校に行く者、遠くの学校に行く者、さまざまですが、ふるさと様似の思い出を胸にガンバッてほしいものです。

様中卒業生旅立ち2.jpg

様似中学校へと続く直線道路は、学生たちの勤労奉仕によって整備されたという話をどこかで聞いたことがあるのですが、卒業という特別の場面では普段見慣れた道もまた違って見えるようです。(タク)

2012年03月15日

今年度最後です!

ペンネームをどうしようか迷っている「D」です。

実は私の名前も「タク」なので、上司のタクさんにかぶってしまいます。ドウシヨー

 

ところで、イベント情報にもアップしましたが様似町にある「いいもの」や「おもしろいところ」を再発見する「あるもの探し」の取組み、アポイ岳ジオパーク推進協議会主催の連続講座「ふるさとジオ塾」。

今回が今年度最後の講座となります。

テーマはズバリ「様似の漁業」!

 

地元の特産品の真ツブはこう採るんだ!

真つぶweb.jpg

昆布の等級はこう決めて、

段昆布web.jpg

鮭の定置とはこういうものだ!

定置網漁のアキアジ.jpg

と、いう感じでえりも漁協冬島支所・青年漁業士の伊藤栄さんと漁師の仲間のみなさんが独特のなまり口調で熱く語ってくれます。

知っていそうで知らない地元のことを深く知るチャンスです。

開放講座となっておりますので、ジオ塾生以外の方も参加可能となっております。

たくさんの方のご来場をお待ちしております。

H23ジオ塾_11th_チラシweb2.jpg

 

⇒ (ペンネーム募集中)

2012年03月13日

ウチのアポカンをぜひ応援してくださいっ!

今日は特にネタがないので、お願いブログです。

北海道の転職・就職・適職サイト「ジョブキタ」では、現在、北海道のご当地キャラを集めた応援キャンペーンをインターネット上で行っています。

北海道ご当地キャラ応援団1.jpg

全道各地のキャラをマウスのクリックによる「ガンバレ数」で競おうという、単純明快なキャンペーンなのですが、トーゼン、我がカンランくん&アポイちゃんも掲載されています。

北海道ご当地キャラ応援団2.jpg

これまでの累積ガンバレ数トップは、稚内市の出汁之介(だしのすけ)くん。その数ナント、58,016,000回。我がアポカンは、第10位の170,901回(週間ガンバレ数は第6位)と、掲載してからあまり日数が経っていないにもかかわらず、当ブログ愛読者の皆様に支えられて大健闘しています。しかし、それでもトップの300分の1に過ぎません。

北海道ご当地キャラ応援団3.jpg

しかし、北海道にはいろんなキャラクターがいるんですね。ガンバレチャージをともかく、どんなキャラクターがいるのかを見てみるのもおもしろいかもしれません。

応援サイトは以下の通りです。皆さんのお力で目指せ、全道一!!(タク)

http://www.hokkaido-jin.jp/character/ 

2012年03月10日

春になれば冬のありがたさがわかります?

昨日のお昼休み。車で移動中に、おひがしさんの前の信号で止まると…「おっ!」

智教寺の福寿草.jpg

まだまだ茶色い前庭に、福寿草の黄色がポツポツと…。日当たりのよい南斜面ですからね。

智教寺.jpg

さて、町民以外の読者さんへ補足すると、「おひがしさん」は「真宗大谷派 東本願寺」という意味で、町内では等澍院に次ぐ歴史のある「智教寺」さんのこと。

等澍院に次ぐといっても、ある意味では逆かもしれません。というのも、智教寺の開基は明治22年。谷口智幢という人物が開祖ですが、この人は当時廃寺となってほったらかしになっていた等澍院の護摩堂に勤行しながら、真宗大谷派の説教場を開いたので、その時点では智教寺は様似最初の寺院ということになりますし、智幢は護摩堂や観音像などの頽廃を防いだという点では、等澍院再興の功労者の一人ということになるからです。

智教寺説教板.jpg

さて、昔話はさておき本題に戻ると、今日はこれ。車を降りて福寿草をパチリパチリと撮ったあと、寺門隣の説教板を見ると、「春になれば 冬のありがたさが わかります」とあり、???。「厳しい冬があるからこその春」という意味でしょうかね。どなたかお分かりの方は以下までお知らせください。ワタクシを「な~るほど」とさせてくれた方には、観光協会KANAさんデザインのアポイ岳ジオパークオリジナル缶バッジを一つ進呈します。

http://www.apoi-geopark.jp/contact/index.html 

列車に乗り込む車掌.jpg

最後は、まったく関係ない話ですが、今日JR日高本線の終着・様似駅でアポイをバックにしたディーゼル車の写真を撮ったのですが、うまい具合に乗り込もうとする運転手さんが入った構図になったのでご紹介。ポスターにするとすれば、どんなキャッチがいいでしょうかね。(タク)

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