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2023年03月07日
3年振りの「ジオツアー冬旅」を実施しました!
3月1日(水)
1日目、まずは、産業体験(冬島昆布)を行いました。
漁師さんからコンブ漁の仕方等や漁に使用するカギ・ネジリ棹など道具の説明を受けました。
コンブをカットしサイズを整えて、選葉作業を行いました。
最後に、選葉してあるコンブを油圧式プレスにかけ、結束し20キロ段コンブを作りました。
普段体験することのできない貴重な体験ができたことに満足しており、出荷する際段コンブの結束紐の色によって、コンブの等級が決められていることを知り驚いていました。
ホテルアポイ山荘で地場産品を使用した料理を堪能した後、星空学習会を行いました。
ガイドより、ここで見ることができる星座や冬の星座などについて、プロジェクターを使用し説明しました。
あいにくの天気で、外にでて天体観測はできませんでしたが天気のいい日にまた来たいと参加者の皆さんが話しておりました。
3月2日(木)、今回のメイン、アポイ岳の冬山登山です。
夜中から降った雪で、アポイ岳も白く神々しく輝いています。
冬のアポイ岳登山スタートです。
所々でアポイ岳の成り立ちや、アポイ岳の植生のことなどをガイドが説明しました。
五合目を超えて、雪が深くなってきますが、周りは雲の中で真っ白。
景色も見られないので、前だけ向いて進みます。
稜線に出ると雪も深くなり、その上暖気のせいで雪が柔らかくなり、足が埋まって体力を削がれながら進みます。
あきらめかけたその時、それまで滅多にない無風だった稜線に風が吹き始め、雲を流しはじめました。
アポイ山塊の稜線が姿を現しました。
雲の切れ間に吉田岳の山頂が浮かぶ様子は、3,000メートル以上の高山にいるようなダイナミックな光景でした。
晴れたのは、この一瞬だけでしたが素晴らしい光景も見られて、頂上で記念写真を撮る参加者のみなさん。
冬のアポイ岳、そしてアポイ岳ジオパークの素晴らしさを感じていただけたツアーになりました。