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2013年11月07日
ジオガイド御一行様、洞爺湖有珠山ジオパークで研修会!
こんにちは。最近、妙に出場機会が増えているジオローです。
今回は、某タク主幹とある取引きをしたため、ブログをアップすることになったわけです(汗)
さてさて、もう11月ですね~。2013年も残り2か月を切りました。今週末あたりには様似でも初雪が見られるかもしれませんね。
皆さんも早めにタイヤ交換など冬支度をしてください!(←余計なお世話ですね)
いつもの独り言もこのあたりにしまして…。
11月4日(月)~5日(火)、認定ガイドやスタッフなどを含め総勢13名で洞爺湖有珠山ジオパークへガイドの視察研修に行ってきました。初日は溶岩ドーム「昭和新山」登山。昭和新山近くの駐車場では、洞爺湖有珠山ジオパーク職員Ni-reさん、火山マイスターのA-beさん、Ma-tsu-monさん、Ii-daさんの4人が私たちをお出迎えしてくれました。
早速、危険防止のためヘルメットを着用し、Ni-reさんのガイドのもと、普段、入ることのできない特別天然記念物「昭和新山」に足を踏み入れました。
途中の第4火口で地熱を計測したところ、50℃を計測していました。
赤い壁状に見えるのは、溶岩ドームができる前、このあたりは麦畑で土壌が溶岩によって焼付いたもの、「天然レンガ」と呼んでいます。
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今日の天気は午後から晴れの予報でしたが、登っている最中、空の雲行きが怪しいと思っていたら、突然アラレ交じりの雨が降り出し、急いで雨具を着衣。きっと、アポイ岳メンバーの中に日ごろの行いがよろしくないかたがいらっしゃったのかな?!と思いつつ、テッペン目指し登り続けました。
中腹の溶岩ドームに差し掛かると、あちこちに蒸気が沸き起こっていました。また、山頂手前の噴気孔は亀の甲羅のように見えるので「亀岩」と名付けられ、その亀岩のそばを通るだけで熱がはっきりと伝ってきました。
洞爺湖をバックにうっすらと虹が掛かり、幻想的で私たち一行を歓迎しているようでした。

ようやく登頂し、皆で記念撮影!掛け声はもちろん「アポイ~!」(あれ?約1名が見当たりませんが…)
テッペンの石は温かみがあり不思議な感じでしたよ。先ほど雨に当たり体が冷えたせいか、女性陣は座って暖をとり、その場から動きたくない様子でしたよ。
テッペンから洞爺湖中島を一望。
下山後は麓の三松正夫記念館に来館し、明治新山・昭和新山・有珠新山の誕生を見つめ続けた三松正夫さんの貴重な観察記録、スケッチ、写真等などの展示物を三松三朗さんに紹介してもらいました。
外も真っ暗になり、体も冷え切ったところで、本日の宿「かわなみ」で温泉に浸かりながら疲れを癒し、夜は洞爺湖有珠ジオパークの火山マイスターのかたがたと親睦を深めました。
2日目は洞爺湖の真ん中にドーンとかまえた4つの島からなる「中島」をトレッキング。洞爺湖本土から中島まで遊覧船で移動です。
本日の遊覧船の船長はShi-n-ta、操縦士I-yo-kiです(笑)
本日のガイドは洞爺湖ガイドセンターのOh-gawaさんです。「自分も楽しむぞ!」オーラがにじみ出て、こちらも自然と楽しい気持ちになりました。約2時間のコースを歩きながら植生や生き物のことなど、わかりやすく説明してくれました。
非常に整備された道を森林浴しながら、気持ちよく歩きました。

この木を見渡すと何かの形が見えてきませんか?(答えは♥)
シカさんの爪痕を発見!

この中島には泳いで湖を渡ったシカさんが住み着き、昔は400頭近いシカさんが生息していましたが、食害などの被害が多かったため駆除され、現在では100頭ぐらいに減っているそうです。私たちが訪れた時には、シカさんを目撃することができませんでした。
今回、初めてガイドの視察研修ということで洞爺湖有珠ジオパークにお邪魔し、色んなかたとお話しをする機会を設けさせていただきました。どのかたもジオパークに対しての思いはもちろんのこと、自分たちが住んでいる町の自然や貴重な資源や遺産を大切にしたい、そして大好きな思いが、ひしひしと伝わってきました。今回研修したガイドさんたちもいい刺激を受けたことと思います。来年はよりパワーアップし、皆さんの心に伝わるガイドをしてくれることでしょう。 【ジオロー】


