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2012年07月24日
港町・さまにの夏のもう一つの風物詩
今日の夕方、所用で日高中央漁協様似支所に行くと、ちょうど漁船が続々と港に帰ってくるのに遭遇…。
岸壁には水揚げのための若い衆や漁協職員も集まっていました。
近くで見ると、甲板の上にはたくさんの集魚灯。積荷は何かというと…。
そう、北太平洋で夏に繰り広げられる「スルメイカ」漁です。旬である今時期は、その名も「夏イカ」。この時期、イカを求めてやってくる外来船で日高沿岸の港はにぎわうのです。
様似漁港にも10数隻の外来船がやってきているそうです。つい最近までは、光に集まるというイカの習性を利用した、集魚灯での夜間漁が主流で、沖合いに灯る漁火が昆布干しとともに様似の夏の風物詩でしたネ。
しかし今は、高騰する燃料費から昼間での漁に切り替わっていて、集める漁からソナーなどを使った探す漁に完全移行。漁火ももう何年見ていないことでしょう。
でも、夜から昼へ時間が変われど、港での水揚げ風景には変わりなし。どーです?箱入りイカくんたちのこの黒光りは!
なかなか気づかないかもしれませんが、港にちょっと足を伸ばしてみると、港町ならではの風物詩を感じることができるのです。見物ついでに荷揚げをお手伝いしたら、「もってけ~。」なんてうれしいお声が、あなたにもかかるかもしれませんヨ。(タク)