ゴヨウマツ記念碑

林道脇にある「天然記念物ゴヨウマツ自生地」の記念碑です。記念碑裏の小道を、足元に気をつけて降りてみると、かんらん岩がつくる美しい渓谷が目の前に現れます。足元のかんらん岩は、「レルゾライト」という輝石を多く含むものです。中には、ざくろ石という鉱物が分解してできた赤紫の層が含まれるものがありますが、これは幌満のかんらん岩がかつては地下50~60km深部にあった証拠の一つです。

対岸の斜面一帯は、キタゴヨウの北限自生地として1943(昭和18)年に国の天然記念物に指定されています。また、記念碑の近くでは北海道で最も低標高にあるエゾナキウサギの生息地も確認されています。