幌満峡入口の日本電工第2発電所前にかんらん岩の露頭があります。岩肌を見ると、全体的に赤茶けていますが、ところどころ砕けた面でオリーブグリーンを目にするはずです。これは、かんらん岩の主要な鉱物である「かんらん石(オリビン)」の色です。かんらん岩はかんらん石の他にアメ色の斜方輝石、エメラルドグリーン色の単斜輝石、真っ黒なスピネルなどの鉱物が入り混じってできています。ルーペがあれば、転石をぜひ手にとってその美しい色合いを観察してみてください。