大正トンネルの花こう岩類

旧国道のトンネル(山中第2隧道)を過ぎると左側に民家がありますので、その近くに車を停めてください。この民家は昆布納屋として使われていて、前浜にはかんらん岩の砂利を敷き詰めた昆布干場もあります。

第2隧道の隣にある古いトンネルに気が付きましたか?これは大正時代に掘られたものです。さらにその海側の小屋のかげには明治時代に掘られたトンネルも残っています。昭和時代の第2隧道も含めて、ここには3代のトンネルが仲良く並んでいるのです。

この辺りは、地質としては日高山脈の一部(日高変成帯)になります。大正トンネルの向こう側に行ってみると、褐色の岩石の中に緑灰色の岩石が入り込んでいる様子が見て取れるはずです。褐色は泥岩などが熱や圧力で変成した片麻岩、緑灰色はマグマが冷えて固まってできた花こう岩類(花こう閃緑岩・トーナル岩)です。

民家裏の「オホナイの滝(通称:円館の滝)」を眺めつつ、旧国道をそのまま覆道に進みましょう。もう一つのジオサイトがその先にあります。