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2011年02月06日

大魔神?それともスフィンクス?

ぶらっと、様似漁港に行ってきました。

日曜日は漁もお休み、風もなく穏やかな港内です。釣り人が2人ほどいるばかり…。

様似漁港(漁船とアポイ).jpg

もちろん、漁組の市場もお休みです。観音山がきれいに水面に映っていました。山の上に見える展望台は、様似を一望できるお勧めスポットです。

様似漁港(漁組と岸壁).jpg

港の真ん中にある中防波堤まで歩いてみると、何やら櫓跡のように丸太が何本も…。

様似漁港(中防波堤櫓跡).jpg

ここから眺めるアポイもなかなか。海抜0mからの撮影なので、雰囲気も少し違いますよね?

様似漁港(中防波堤からのア.jpg

「人もいないし、本当に今日は静かだなぁ」と思いつつ、着た道を戻って、ふとソビラ岩を眺めると…?

様似漁港(東側のソビラ岩).jpg

「ん?なにやら人の顔らしきお姿に…?」

様似漁港(東側のソビラ岩ア.jpg

いや、これは…。どう見ても、人の横顔ではありませんか。まるで、アノ「大魔神」?

念のため、西側に回って確認してみると…。

様似漁港(西側からのソビラ.jpg

おお~。これはもはや大魔神というより、天然のスフィンクスではありませんか?ソビラ岩は、その形から別名烏帽子岩とも呼ばれていたそうですが、もっと、スゴい名前をつけたほうがイイのでは?良いアイディアがありましたら、ぜひご一報を…。(タク)

2011年02月05日

様似生まれの偉人、チジュウさんを知る

様似図書館で行われた、ふるさと歴史再発見「岡野知十と、さまに」に行ってきました。

岡野知十は、明治俳壇の一翼を担った俳人で、安政7(1860)年に様似会所の浜御長屋で生まれました。当時、様似のエンルム岬には江戸幕府が設置した様似会所が置かれていましたが、そこに赴任した函館奉行支配調役下役の木川直右衛門の四男・正之助がのちの知十です。

講師は、浦河在住で様似小学校の校長先生であった新渡戸常晴さんです。新渡戸先生は、小さいころから俳句に親しまれ、新渡戸流木の名で「寒雷」の同人も務めておられるそうです。

岡野知十講演(会場風景).jpg

演壇には、先生が新聞チラシの裏に書きこんだ、本人曰く「カンニングペーパー」に丁寧な文字がびっしりと…。「すごいなぁ。やっぱり、学者先生ですね。」

岡野知十講演(カンニングペ.jpg

会場には、函館図書館から取り寄せた、岡野知十関連の書物も紹介されていました。

岡野知十講演(書物).jpg

知十が様似にいたのは3歳までで、彼はその後函館から江戸(東京)にのぼります。知十の父が勤めていた様似会所も今は跡地を示す石標があるだけで、かろうじて面影として残っているのは「エンルムの泉」と呼ばれる井戸ぐらいでしょうか。

観音山からのエンルム岬.jpg

13時30分からの講演で興味深く聞かせていただきましたが、昼イチの聴講はけっこうキツかったです。

「えっ、何がって?」

それは、「雪解けや 俳句の世界に 船を漕ぐ」です。失礼しました~。(タク)

coldsweats01

2011年02月04日

冬の朝の、「生産」の1コマ

2~3日前、朝起きてみると、様似漁港に1隻の黒い貨物船が…。

様似漁港に入る貨物船.jpg

「おっ、(東邦オリビン工業の)オリビン積出しかな?」と思って、出勤前に漁港内の日通埠頭に寄ってみると、「日安丸?」。

日安丸.jpg

オリビンじゃなくて、何やら土らしきものを船からクレーンで荷降ろししています。

スラグ荷揚げ.jpg

日通の人に聞くと、「スラグだよ。」との答え。「あっ、(日本)電工のね。」とピンときました。

様似町にある日本電工㈱日高工場は、かつては合金鉄を製造していましたが、今は他の工場で出る精錬の際のスラグ(鉱さい)を原料に、土壌改良剤(鉱さいケイ酸質肥料)をつくっているのです。

日本電工工場全景.jpg ケイカル肥料.jpg

スラグは日本電工の徳島工場から運ばれてきたもので、月に1回ほど輸送しているとのこと。

様似漁港内には、小さいながら貨物用埠頭があります。昭和35年に、東邦オリビン工業㈱のオリビンサンドを積出しするために整備されたもので、昭和37年に日本通運㈱に譲渡され、今は「日通埠頭」と呼ばれています。

そういえば、日通さんも昨年、様似駅前からこの埠頭に事務所を移しました。昆布の運搬や引っ越しなどを扱っているそうです。

日通倉庫.jpg

冬の朝に、大きな船が入ってくると、「生産しているなぁ~」と、なんかうれしい気分になりますよネ。(タク)

2011年02月03日

窓の外には日高山脈

私たちジオパークスタッフのオフィスは様似町役場の2階にあります。役場内の他の部署は日当たりの良い南に面しているのですが、昨年の3月まで会議室だった私たちのオフィスだけは北向き。その代わり、なんとも贅沢な風景が窓の外に広がっています。これがその風景。窓から日高_02.jpg

なんと、窓から雄大な日高山脈の一部を眺めることができるのです。右から、楽古岳、十勝岳、オムシャヌプリ、そして野塚岳。写真は昨日(2/2)撮影したものですが、このように晴れた日には青空に銀嶺が映え、神々しいまでの雰囲気です。気持ちがちょっと凹んだときなど、この眺めには何度も癒されてきました。
昨年、私はアポイ岳に10回以上登りましたが、他の山には一度も登りませんでした。今年はちょっと浮気して、右端の楽古岳(らっこだけ)にでも登ろうかと、他のスタッフと話しています。

なお、昨年は楽古岳の登山口へアプローチする林道が途中で通行止めになっていましたが、今年は全線開通する予定だということなので、みなさんもぜひ登ってみませんか? 楽古岳登山口への林道の開通状況については、日高振興局森林室(0146-22-2451)へお問い合わせください。(krmd)

2011年02月02日

みんなで灯そう! 家族の灯り・夢灯り。

町内小中高PTA連合会の研究大会が中央公民館で開催され、父母や先生など50名余りが参加しました。

家庭教育セミナー(親塾)では、小学校で始まる外国語の授業は中高での学習につなげるため 、外国語に慣れ親しむことが目的で、ゲームを取り入れたりしながら英語が嫌いにならないような学習をするようです。

また、全国学力テストの結果から、北海道は全国平均を大きく下回っていて、家庭での基本的対策として、①朝食を毎日食べる ②就寝時間や家庭学習時間を決め、生活リズムを整える ③小さな頑張りを褒め、家庭で話し合う時間をつくるーなどのアドバイスを受けました。

 

P連1-Web2.jpg P連2.JPG-jpg

 熱心に聞き入る親塾                  ロウの温度は65℃

 

そのあと、牛乳パックを使ったランタン作りに挑戦し、「さまに夢灯りの会」のみなさんのお手伝いをいただき、思っていたより簡単で見事なランタンが完成しました。

  

P連3-Web2.jpg P連4-Web2.jpg

 

牛乳パックをきれいに剥がし、ロウソクを立てたら出来上がり。色付けや削りなどオリジナルデザインも可能です。

様似最大のイベントは火のまつりです。

沢山の小さな灯りが街を灯し、お祭りを盛り上げるのもいいかも?(HOROMAN)              

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