アポイ岳

見晴らしの良い尾根伝いから頂上を目指したものの、山頂からの眺めはダケカンバ林に覆われてあまり良くありません。下のほうで一度森林限界に達しているにもかかわらず、頂上付近になぜこんな樹林が発達しているのか、これもアポイ岳の謎の一つです。

ところでアポイの名は、アイヌ語の「アペ(火)・オイ(多い所)・ヌプリ(山)」が略されたもので、「大火を焚いた山」という意味です。昔、アイヌの人々がこの山で火を焚き、鹿の豊猟をカムイ(神)に祈ったという伝説に由来しています。