幌満ダム(第3発電所堰堤)

幌満峡の終点にたつ大ダムです。ここで堰き止められた水が地下の導水管を通って、A6下の第3発電所に送られています。1954(昭和29)年につくられたこのダムは、民間企業が所有するダムとしては日本一の貯水容量(15,379千m3)を誇っています。幌満峡では2つの水力発電所で約10,000kwの電力を生み出し、近隣に供給しています。

峡谷がここで終わるのは、ここが幌満かんらん岩体の北東部の端に当たり、ここから上流(北側)には変成岩(角閃岩など)や深成岩(はんれい岩やトーナル岩など)などの違う地質が広がっているためです。

この先は、アポイ山塊の縁を回って様似市街まで林道がつながっていますが、ここで引き返しましょう。